俺的イタリアンの頼み方

何を隠そう私は結構、イタリアンにはうるさく…

本場イタリアで結構食べ歩いた経験が、元々ややこしい拗らせた感に拍車をかけている事は自覚しているエヂです⎛´･ω･`⎞

私がこれまで食べ歩いたイタリアンはトスカーナ中心であり、トスカーナ料理にはちょっとうるさかったりしますが、一方でまだまだ他の地方の料理は全然知らないし、ワインの味に関してもテイスティングして「うん！グゥッ！！」くらいしか言えない…_(┐「ε:)_

トスカーナ以外で本場で食べたのはベネチアのボンゴレとイカスミ、それにローマのカルボナーラくらいかな…

ガチのイタリア料理店…ってなると日本でも「ちょっと入りにくいな…⎛´･ω･`⎞」とか、そんな風に思う人も居るかもしれませんが、実は全然そんな事は無く…

でも、やっぱり晴れの日利用が圧倒的な気がします

私自身、やっぱり嫁の誕生日とかに利用する事が多いかな…家族の集まりとか親戚の集まりなんかにもいいと思うんですよね

基本は皆んなで楽しく、家族でワイワイがイタリア料理のスタイルだと思います。でも、ちょっといいイタリアンなんかにデートで行く場合とかだと基本を抑えておくと色々とお得な食べ方が出来たりするのも事実…

そこでちょっと纏めてみました

気軽に皆んなでワイワイと

イタリア料理…ってどんなイメージでしょうか？

ドレスコードがあるようなイタリアン（ホテルの中にあるレストラン等）は別として、イタリアンというのはカジュアルなスタイルで仲間とワイワイ…実は中華料理にも思想として近い部分があって、ワインを飲みながら１皿を皆んなで分けて食事を楽しむものでは無かろうか…と、個人的にはそう思うんだ

私にとって映画「ゴッドファーザー」の頃からの憧れがイタリアンの食事方式なんです

テレビで見るイタリアンって本当、美味しそうじゃありませんか？ほら、ルパンIII世カリオストの城のミートボールパスタとか美味しそうでしょ？

イタリアンのカテゴリー

一口にイタリア料理と言っても実は種類があったりして、そのカテゴリーでお店の方向性とかやなんかもある程度解るようになっています

リストランテ○○

「基本的には」前菜で始まり、パスタ、肉または魚のメインを食べてドルチェ（デザート）までがコースになっているレストランの事を指す

「基本的には」と言うのは、リストランテを名乗りながらも気軽にアラカルト注文に応じてくれるところも多々あるからです

ただ、中には格式高い本物のリストランテもあったりして、そういうお店は一応ドレスコードなんかもあったりして、ビーサンは厳禁だったりする

肉のお皿は温めてから提供され、ワイングラスはとてもデカく薄く、眼光の鋭いソムリエが居たりするんだけど、味に比例するものでは無い

そういうお店はテーブルにも専属の担当が付いてくれたりするんだけど、個人的にはあまり好きじゃ無いので行かない

トラットリア○○

普通の大衆レストランという事であり、リストランテより気軽な雰囲気

メニューは前菜、パスタ、肉、魚…と分かれてるけど、「前菜なんかスッ飛ばして肉下さい！」でもOK

肉のお皿は温めてから提供されるお店もあり、ワイングラスは普通のグラス

日本人が俗に言う「イタリアンレストラン」と言うのはこのトラットリアの事を指すのだと思う

名店多し

オステリア○○

正直、トラットリアとの違いが微妙…よりカジュアルな…と捉えるべきか…

こちらもメニューは前菜、パスタ、肉、魚…と分かれてはいるが、何をどの順番で頼んでも良く、特別ルールは無い感じ

肉のお皿はそのまま提供され、ワイングラスは普通のグラス

フレスケッテリア○○

イメージ的には角打ちであり、居酒屋のような感じというか、トラットリアよりも更に地元寄り

テーブルにはペラペラの紙ナプキンがあり、ワイングラスは紙コップで飲んだ分だけ計り売り！私的には名物料理があったりするイメージで、皆んなそれ目当てでくるので相席してワインは皆んなで飲んだ分だけ払う！みたいなスタイル

他にもピザがメイン（肉もパスタもちゃんとある）のピッゼリアや、ジェラートを扱うジェラッテリア、ワインメインの角打ちエノテカや、変わったところでは牛の内臓メインのトリッペリア（フィレンツェの１軒のみですが）なんかもあったりします

日本だと、トラットリア◯◯とか、オステリア◯◯が多いと思っていて、どちらも気軽にアラカルトでどうぞ！ってお店のことを指すと理解しています

俺的イタリアンオーダー流儀

アタシの場合、大体そのレストランの何が美味しいのか…っていう事を必ず調べてから行くようにしていて、ただ有名店だから行くとかはあまり無くて、「このお店のこれが食べたい」というものをある程度決めてから行く事が多い気がする

とは言え、季節によって内容が変わる事が往々にしてあるのでお目当てにありつけない事も多いんですけどね

まず、色々食べたいので嫁とシェアしたいんです！って事を伝えてからオーダーする事が多い

イタリアンのオーダーはお店の人に手伝って貰いながらベストを組み立てる…ってのが一番だと思うのだ

今、何が美味しいのか、その店の売りとか全部知っているのはお店の人ですからね

定番の前菜は頼みたいので、生ハム盛り合わせとか、サラダとかをお願いして嫁とシェア

パスタはメインの種類と量によってシェアするかどうか決めます。メインの量がそれほどでも無い場合は嫁と私でパスタを１つずつお願いしますし、メインの量が多そうな場合は１つのパスタを嫁とシェアします

ここら辺の判断基準としてお店の方のアドバイスが活きます

ベストオーダーをするためにもお店の人は巻き込みましょう

後はメインですが、パスタまで出た時点で腹具合と相談してサイドを追加したりします

水は理由が無ければガス入りをお願いします

実はイタリアでは「水」というと、基本ガス入りが定番だったりします（ガス入りと言っても天然の微炭酸なのでお腹が膨れる心配はありません）

私は食前酒はビールくらいしかお願いしないようにしており、ワインは飲みたいのがあればカラフェで貰います

私はトスカーナの赤が好きなのでトスカーナ州のキャンティクラッシコとかあればカラフェで頼みます

デザートのタイミングになったらデザートワイン「グラッパ」を飲む事もあります

トラットリア◯◯かオステリア◯◯だったら大丈夫ですが、リストランテの出すグラッパは値段がやばいので注意です

最後はドルチェ（デザート）を食べて、コーヒーを飲んで帰る…って感じですね

イタリアンで迷うところその①ワイン

イタリアで普通にオススメあります？なんて聞くと割とマジで言われるのが一番高いヤツだ！ってヤツですが、日本ではこんな不親切な事は無いでしょう

正直ワインは難しいです

でも、料理に合うものなので、肉が好きな私はトスカーナの赤が好き

魚なら冷えた白…って事になるのでしょうが、アタシは白ワインに関してはからっきしだったりします

お土産で選んだりしている間に覚えたり、エノテカで飲んで覚えたりします

あくまで雰囲気と食事を楽しむための要素だと思っているので、私はそんなに深く考えません

イタリアだったらもうハウスワイン（お店の銘柄ワイン）一択だし、日本だったらお店の人に聞いてみるのがいいと思います

抽象的な事を言う必要は無く「しっかりめ」、「軽め」で分けてくれているお店が多いと思いますし、お店の人が一番自分のお店で注文された料理に合うワインを知ってる筈ですからね

イタリアンで迷うところその②バスタ

イタリアンで良く解らないヽ(｀Д´)ﾉってなるのはワインとパスタだと思うんです

でもワインはまぁ上の話として、パスタに関しても解らなければ店員さんに聞くのが一番簡単

海外だったらグーグル先生に聞いてみると良いでしょう

パスタってやっぱりイタリアで食べた方が美味しいの？

実は必ずしもそんな事は無く…パスタの事だけ言うと日本のお店の方が気合を入れた生パスタを作っていたりします

ただ具材がどうしても違いますし、どこまで行ってもオリジナルはあっちなので仮に「あの時イタリアで食べたやつと同じものを作って！」ってなった時にはちょっと違いが出てくると思うんです

だって、トマトの品種がもう既に違いますからね

でも、日本の生パスタは凄く美味しいと思います

日本で生のピーチ食べてから現地で乾麺のピーチ食べてびっくりした事とか良くあります

スパゲッティ

言わずとしれたヤツであり説明の必要も無し

リングイネ

スパゲッティが丸断面なのに対して、断面が楕円系のストレートバスタ

これもポピュラー

キタッラ（キターラ）

四角断面のストレートパスタで個人的には凄く好きなやつ

タリアテッレ

幅広のきしめんのようなパスタであり、これも定番

パッパルデッレ

更に幅広のきしめんのようなパスタでこれも定番

ピーチ（ピチ）

シエナ地方の郷土料理でうどんのようなパスタ

個人的に大好きなので、これがあると迷う事なくオーダーする

ペンネ

日本でも定番のショートパスタ

量が少なく見えても割とお腹は膨れたりする

マッケローニ

所謂、マカロニ

私はショートパスタの類を頼む人は上級者なのかも知れない…と思っており…私自身はやっぱりオーソドックスなストレートパスタを選ぶ傾向にあります

ラヴィオリ

餃子のような詰め物系パスタ

こういうの選ぶ人はグルメなんだなぁ…って思う

中々手が出ない系

まだまだありますが、これくらい知っておけば全然困らない筈…。後はトマトソースなのかホワイトソースなのか、それともオイルベースなのか…って感じですね。

基本イタリアンはドレスコード無し、ハレの日に皆でワイワイ又は家族と、恋人と楽しくシェアして色々な味を楽しむ料理だと思っています。

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