映画

翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜【バカバカしくもおかしい脱力系映画‼︎関西在住ならハマれる】

前作もちゃんと観たんだけど、今回は関西が舞台という事で番宣にチカラを入れられているのも手伝って興味が出てきたので、公開初日の「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」を映画館まで観に行って来たエヂです⎛´・ω・`⎞

見終わって胸に去来する思いは、単純に「面白かった!」であり、映画を観てこの感想が出ればもうそれで充分楽しめたんだろうな…って思うんだ

引用:翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜公式サイト:https://www.tondesaitama.com

関西人が楽しめる映画

前作はどちらかというと東京周辺…埼玉の話だったので、関西在住者はちょっとついていけないネタが多かったのが、今作は和歌山、奈良、滋賀、京都、大阪…と関西が舞台になっており、特に滋賀県はかなりディスられてるんだけど、関西に住んでいたら幼少の頃から身体に染み付く系のお馴染みのネタばかりであり、中々しっかりと関西の取材を…って、製作陣に関西出身者が居れば分かる話かw

奈良県がアメリカの西部のような広大な大地に鹿しか居ない絵で描かれていたり、滋賀県は定番の「琵琶湖しかない」ネタをはじめ、土地のスーパー平和堂のテーマ曲や会員カードが出てきたりして虐げられっぷりが中々気持ちが良い

京都は本音と建前ネタや、洛中ネタ等が盛り込まれており、中でも「山科」という具体的な地名が出てきて、舞妓さんが心の中で「山科は滋賀県みたいなもんや」と蔑むシーンなんかは陰湿な京都人の気質を良く捉えたな…と思わざるを得ない

作中、大阪、京都、兵庫が関西の悪人キャラの里として描かれており、ラスボスは大阪…

都構想が失敗したから世界大阪化計画を進める…ってのも面白い

豪華な共演陣

GACKTさんと二階堂ふみさんは前作から続投

引用:翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜公式サイト:https://www.tondesaitama.com/about/

前作で千葉解放連盟のリーダーを演じていた伊勢谷友介氏は色々あって出られなかったワケなんだけど、中々扱いが面白く、これまたちょっとディスられているような感じで面白かったので是非、観て頂きたい

滋賀解放連合のリーダーに杏さん、悪の権化、大阪市長を片岡愛之助さんが熱演してるんだけど、嘘が無い関西弁なので引っかかるものが無くて良い(杏氏は東京出身だけど、パリ帰りという設定で関西弁をあまり話さなかったので良し)

京都市長の川崎麻世氏はちょっと、誇張し過ぎた京都弁がまぁアレだったんだけど…これは関西を舞台にした作品全般に良くあるやつなので仕方ない…これはもう「関西映画あるある」である

神戸市長を演じる藤原紀香氏は関西出身なので生粋の関西弁なんだけど、実は…という展開

他にも堀田真由さんがゲジゲジ眉で「何で滋賀がゲジゲジって言われなアカンの…」と言っていたり、野生爆弾のくっきー!氏、高橋メアリージュンさん、ハイヒールモモコさん等、中々濃いメンツが出ており、更にちょっと気付き難いんだけどよく見たらアキラ100%さんやゴルゴ松本氏、デビット伊藤さんやはなわさんなんかも出ていたり…と実に豪華

オマージュも盛りだくさん

パロディ映画ならではのパクリ…オマージュも盛り沢山であり、特に大阪の甲子園地下にある大阪粉もん製作所みたいな場所は「チャーリーとチョコレート工場」を盛大にパロってあって面白い

同作は過去にジョニー・デップ主演で大ヒットしたんだけど、近年また「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」が公開されるとあって非常にタイミングが良いのもポイントであり、ゆりやんレトリィバァさんがウンパ・ルンパを彷彿とさせるダンスで熱演していたんだけど、下品で大阪っぽさ前回なのが楽しい

また、これは気付き難いかもだけど、映画後半の全てがまるっと収まっていくシーンのBGMにはあの「The Godfatger PART III」の音楽が使われており、あの壮大なサーガ(歴史的大作)から佐賀から滋賀になって使ったのかな…とか(考え過ぎ)観ててちょっとまた「The Godfather PART III」を観てやろうかしら…という気分にさせて貰った

エンドロールは前作と同じくはなわさんが埼玉の歌を歌うんだけど、前作が埼玉を盛大にディスる内容だったのに対して今作「ニュー咲きほこれ埼玉」は埼玉愛に溢れたものになっており、ちょっと期待していた感じとは違ったけど、あれはあれで良し…

それよりも「ニュー咲きほこれ埼玉」の後に流れるミルクボーイの滋賀県をディスる漫才ネタが非常に楽しく、最後までお祭り感溢れる感じがある意味新しくて誰もエンドロールが終わるまで席を立たなかったのも印象的

総じて非常に娯楽性の高い作品になっているし、特に関西の人は楽しめると思うんだけど…ちょっと前作と比べると色々と説明が多い感じで特に物語前半部分で映画に入り難い感じがしたのも事実

でも、単純に楽しく、映画の原点に立ち返って「娯楽」として捉えると、非常に魅力的な作品だったな…というのがアタシの感想です

人気ブログランキング
人気ブログランキング

-映画
-