先日、何となくヨドバシカメラを散策してて、「どうせ何も無いだろうな…」と思いつつ、ゲームコーナーに行って「Stella Blade」のPVに足を止めて見惚れてしまい、気付いたらそのまま購入していたエヂです⎛´･ω･`⎞
第一印象は美少女キャラを使ったチャンバラゲーだと思ったんだけど、プレイしてみると割と骨太な内容にちょっとビックリしてしまう
大体、開発元の「SHIFT UP」って何処の会社なん？って思って調べてみると、何と韓国のゲーム会社らしい…
気付けばまた負けている日本…
最初は開発元の「SHIFT UP」って会社が韓国の会社とは知らないワケで、何か妙にグラが綺麗だし雰囲気あるなぁ…と思いつつ、感じたのは「往年のスクエニ」ってイメージなんだけど、「古き良き」って感じでは無く、未だ色あせる事の無い洗礼されたような感覚だったんだ…
この入りやすい世界観…ストーリーは謎のエイリアンによって侵略された地球を奪還する…って流れなんだけど、変に読み物なんか読まなくても、「美少女兵士の地球降下作戦」ってのが理解できるし、「バリアー展開！」とかいうアナウンスの後、宇宙船前方部分にバリアと思しき六角形が組み合わさった透明な膜が形成されるのを見て、直感的に「それ」だと感じる事が出来たり、敵対勢力ネイティブの放つビームによって予期せぬ強硬降下作戦になったりするのも、全部何処かで見たような話であり、説明の必要すら無くスルっと理解出来てしまうのは凄い…
それはまるで「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」でクスィーガンダムが脱出ポッドから脱出するように…実際、脱出ポッドなんて見た事も無いんだけど、それはもう当たり前のように理解出来てしまうオタク脳が哀しい…ｗ
ぁぁ…何て事だ…「SHIFT UP」って韓国の会社なんだ…
胸に去来する思いは、「完全に日本のお家芸やん…」であり、しかもそれを完全に昇華されちゃってる感が凄い…
説明の必要も無い背景設定に剣と美少女って…これを日本の会社では無く、韓国の会社にここまで作られてしまった事に、記録的な円安が合わさって「また日本が負けたのか」と感じてしまう…
正直、多分今のスクエニやカプンコではもうこのクォリティは作れないと思うし、なんだったら「SHIFT UP」に元カプンコやスクエニのエンジニアが居るかも…ぃゃ、居て欲しい…
そのくらい、この作品の骨格からは日本のゲームが積み上げて、作り上げてきたものを感じるんだ…
純然たる死にゲー
PVを見てて思ったのは、「ニーアオートマタ」とか、古くは「パラサイトイヴ」のような感じ…つまり、何となく撃っていれば、何となく斬っていれば、何となく先に進める…って感じだと思ったんだけど、実はこのゲームはゴリゴリの死にゲーであり、もっと言うとパリィゲーである…
正直、また死にゲーか…ちょっと疲れたんだけど…っていう感覚が自分の中に起こったのは否めない
でも、このゲームはチュートリアルが親切設計になっており、練習がしやすくなっていたりして、死にゲーにしては中々間口が広いのだ…
うちのラーメンの頼み方知ってるから来てるんでしょ？的な高圧的な雰囲気では無く、初心者歓迎で頼み方も色々ありますよね！みたいな感じなのは中々…特にアタシのように「死にゲーはやるけどパリィ苦手マン」（絶対、ある一定数居る筈）にはありがたい
システムに関しては「ほぼ」ダークソウルのそれで、セーブポイントを発見し、そこで休むとHPは前回復、回復薬の使用回数も元に戻るけど、倒した敵も復活する…ってやつ
アクションは非常にスタイリッシュであり、日本のゲームパブリッシャーが得意としてきた「斬ってる感」も健在
総じて動きはスムーズであり、不自然なジャンプとかも無いしヌルヌル動く
パリィのタイミングは比較的優しいんだけど、隻狼の体幹システムチックなやつも採用されていて、何度かパリィしないと致命が入れられないようになっているし、敵も妙なためを挟んでから攻撃してきたりして、イヤでもパリィを意識させてくれる
回避は普通にあって、更にジャスト回避なんかもあって、「ギア」と呼ばれる装備品での自己強化なんかも出来る…
後は何と言ってもスキルツリーの充実度である…
レベルの概念は無いけど、ここまでスキルが充実してると、腕は無くてもスキルで何とかカバーできるかも…みたいな夢を感じる壮大なスキルツリーが魅力的…
マップも広くて、ちょっと見難い部分はあるけどソナーもあるし、とにかく丁寧に作られていて、色々親切…って印象
これを日本のゲームパブリッシャーが作れない…ってのが残念ではあるけど、残念だけどこれ競争なのよね…
「Stellar Blade」は美少女が剣を持って戦うスタイリッシュアクション死にゲーです
