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RISTORANTE BUCA MARIO【フィレンツェ最後の夜を飾るに相応しい最高の場所】

2023年2月16日

RISTORANTE BUCA MARIOと言えば観光客向け…ながら地元の人もあそこは美味しいよ…高いけどな!と口を揃えて言う有名リストランテ…

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

アタシがオススメするリストランテやトラットリアの中ではちょっと高い部類に入り、その代わり接客も1段階高くなる感じ…

故にこのリストランテはハレの日利用がいいのかな…と

つまり旅人なら旅の最終日に相応しいリストランテだと思う( ˘ω˘

アクセス

サンタマリア・ノヴェラ広場から何と徒歩5分という高立地

店までの道は迷うことは無いと思うけど、ちょっと路地側にズレるようにお店に続く半地下の道があり、またお店は半地下なので大きな建造物があるワケでは無いので初めて行く場合は注意が必要…

入り口は意外と小さい

因みに「ブカ」とはイタリア後で「半地下」を意味し、ブカマリオ以外にも、ブカ・ラーピやブカ・デッロラフォなんかのブカ系有名トラットリアがありますが、そこの紹介はまた今度…

お店がオープンする午後7時前になるとお店の前に並びが出来始めます

予約はネットから可能

「BUCA MARIO フィレンツェ」とかでググると「Quandoo.it」なるシステムで席をネット予約する事が出来るようです

夏場なんかは早めに予約しておけば確実だと思われますし、夏場は予約無しだとまず入れません

今回は冬なので来店の3日くらい前に電話予約して訪問しました

電話予約が一番安心

基本的にフィレンツェの人気リストランテは昼夜問わず予約した方が確実だったりします

オーナーが歓迎してくれる

お店に入ると先ずは予約名の確認とオーナー自らがお出迎えして奥さんを紹介してくれる…というシステムw

偉い人A

ボナセラ!

よく来てくれたな!コイツはオレの女房だ!宜しくな!

中はウナギの寝所のような奥に広い作りになっていて、途中、給仕のカメリエーレ達が笑顔で出迎えてくれます

大きなレストランなんだけど家族経営の温かい部分をベースにしっかりと残そう!という気概を感じさせる…

とにかく雰囲気が良くって、食べる前から既にブカ・マリオの世界が始まっているんです

英語を話す外国人は同じエリアに通され、英語が堪能なカメリエーレが担当してくれます

今回は強面だけど話すと優しい柔道家のナイスガイが担当、ワインの選び方から何から色々相談に乗ってくれます

因みにブカ・マリオにはアタシの得意なハウスワインは無いのでワインリストと睨めっこ…

今回は、肉に合わせるなら…とトスカーナのキャンティ・クラッシコの中でも比較的重めでリーズナブルなヤツを勧めてくれたのでコイツをチョイス…

普通…に安いキャンティだったんだけど妙に美味しかった

余談ですが、このワインは美味しかったので空港でもお土産用に同じものを購入しました

アタシの大好物、ラザニアがある!

ブカマリオさんは昔から知っていて、何度も行ってますが嫌な思いはしたことがありません(余所のトラットリアだと注文から提供までとんでもなく遅い…とか割とありますし、酷いところでは夫婦喧嘩してたり…)

凄く統率が取れていて、皆さん誇りを持って働いているなぁ…っていうのは見てて思うんです

で、今回はメインを肉に決めていたので、取り敢えず前菜はすっ飛ばしてパスタと肉にポテト…って組み合わせで考えてみました

金曜日のフィレンツェって実は「魚の日」で魚メニューが充実するんだけど、フィレンツェ最後の夜に魚を食べるという選択肢はアタシには無かった…

そしてメニューにラザニアを発見…ラザニアって大好物なんです…

何かと手が掛かるし、家だと作れないし、外でもあんまり見ないのでこれを見つけたらついつい頼んじゃう

Grandma Isabella's Home-Made Lasagna

割とボリュームがありそうなラザニア登場…

因みにアタシとラザニアの出会いは幼き頃に見たアニメ「宇宙船サジタリウス」だったりします

関西弁の緑のカエル型人間、ラナの大好物が「ラザニア」だったんですけど、当時ラザニアなんて食べ物は知らないし、親に聞いても良く解らないし…でも、とにかくラナが「ラザニアやないか!!」みたいな感嘆の声を何度も聞いている間に刷り込まれてしまった…と思われます

当時、ハクション大魔王がハンバーグが好きだったり、黄レンジャーがカレーが好きだったり…と、ヒーローに大好物がある…という設定はザラだったんですけど、ラザニアなる謎の食べ物をぶっこんで来たあのアニメは1周回って、今見てみると面白いのかも知れない…と思うんですけど、これは余談です

ラザニアはやっぱり美味しく…でも、なんだろう…余所のお店との味の差…みたいなのが解り難いのもこのメニューなのかな…?

アメリカとかで食べるとパスタが分厚かったりして美味しく無いんですけど、イタリアだと皆平均点以上にもってくるのと、トマトソース、パスタ、ホワイトソース、パスタ…っていうごまかしが効き難い部分もあって平均的に美味しい…という表現になりがち…

ビステッカはスペシャル!

フィレンツェ最終日のミッションはいつも同じであり、それは即ち「最高のビステッカ(肉)を食べて帰る」事にある

因みに初日のミッションも良く似ていて、それは即ち「最高のビステッカ(肉)を最初に食べる」事にある…

つまり、フィレンツェに旅に来たら、最高のビステッカが食べられるお店を少なくとも2軒知っていなければならない…

そんなワケで最後の日のメインはビステッカであり、この事は給仕のカメリエーレに挨拶した後、伝えておく

ブカ・マリオのビステッカはFiorentina T-Bone Steak for One PersonとFiorentina T-Bone Steak for Two Peopleがあり、Two Peopleの方は「Cooked Only Rare」とある

つまり、2人用の方は焼き加減は聞かないからな!って事です

ラザニアの皿がアタシの前から消えてから程なくして、ステーキ用のナイフとフォークが給仕され…そしてアレが来た…

Florentina T-Bone Stake for Two People

しかし今回は全体的に写真が失敗傾向にあったり、旅の前半部分の動画を丸ごと失ってしまったり…と何か全然ダメダメだったのが悔やまれる…_(┐「ε:)_

サービス満点!最高かよ!

フィレンツェのレストランでは給仕のカメリエーレと沢山喋れるようにしておくと、色々とサービスが受けられる事があったりする

例えば今回でも「今日はフィレンツェ最後の日だから肉が食べたい!」とか「最終に最高だぜ!」とか言っているとグラッパのお代わりをタダでくれたりする…

偉い人A

フフ…最高の夜にこのグラッパはお店からのサービスだ!

最終日なんだろ?

何と言う男前な!忘れられないだろチクショウ!!

と、いうワケでデザートワイングラッパを2杯飲んでからしっかりとデザートも頂く…

昔は「あ…アタシは甘い物はちょっと…」とか野暮な事ばかり言っていたが、美味しいものは美味しいと素直に認められるようになってから、その点に置いては生き方が楽になった気がする

グラッパ2杯で喉がカッ…と熱くなり、ちょっと記憶がアレなんだけどデザートもしっかり美味しいのがブカ・マリオ…

そしてブカ・マリオはデザートはデザートでメニューだけじゃなくて現物を席まで持って来てくれて、そこから選ぶ…という間違いの無いシステム…

イタリアのデザートって時にヤバいヤツがあって、メニューだけを見て「どんなの来るか試してみよっとw」とかはやってはいけない!

過去に「アナナス」なるゾクゾク来る響きに惹かれてオーダーしてみたら、ただのパイナップルを切っただけのもの(アナナス=パイナップル)が来た事がある…

エヂ

なんなんコレ…

こんなのオーダーして無いんだけど…

デザートに「アナナス」頼んだだろ?

これが「アナナス」なんだよ!

偉い人A

気をつけなはれや!

参考までにお会計

2人でのお会計となります

  • COPERTO(席料x2) €10
  • ガス入りの水 €4
  • 赤ワインIL GRIGIO €35
  • ラザーニャ €16
  • パスタ €25
  • ビステッカ2人前 €100
  • フレンチフライ €7
  • デザートx2 €20
  • コーヒー €6
  • 合計 €223(¥31220)

アタシが普段行くトラットリアと比べると、ちょっと高いのがブカ・マリオなんだけど、間違い無く1段階ランクが上がる感じなのもブカ・マリオ…( ˘ω˘

旅の最後の日に行けば、最高の夜が過ごせるのは保障付きです(๑•̀ㅂ•́)و✧


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