子供の頃食べた美味しいラーメン屋さんに大人になってから食べに行ってガッカリした事は無いだろうか…？今日はその昔、血湧き肉躍る展開に胸を躍らせたあの名作を再び見る機会に恵まれたエヂです⎛´･ω･`⎞
リーサル・ウェポンでダニー・グローバーと組んで、イカれた熱血刑事として一躍人気者になったメル・ギブソンが自ら主演、監督までこなしたのが、この「ブレイブハート」
当時は所謂、勧善懲悪物の解りやすいストーリーと、乗りに乗っていたメル・ギブソンの雄叫びに、高揚したものです…( ˘ω˘
ストーリー
舞台は13世紀末のスコットランド…
残虐で冷酷なエドワード1世が独裁的に統治するイングランドの侵攻により家族を殺された幼きウィリアム・ウォレス（メル・ギブソン）は叔父と共にヨーロッパを修行して周り、成人と共にスコットランドに戻る
ウォレスは生まれ故郷で、幼なじみのミューロンと恋に落ちるが、結婚すると「初夜権」が行使され、花嫁を奪われる悪政があるため、領主達にバレないよう秘密裏に結婚する
しかし、彼女は酒に酔ったイングランド兵の手によって殺害されてしまう…
これに激昂したウォレスは復讐を決意、圧政に苦しむスコットランドの民衆の支持もあり、抵抗運動は熱を帯び、ウォレスの組織する軍隊は日増しに増え、力を付けて行く…
野人メル・ギブソン
主人公のメル・ギブソンはお世辞にもすらっとしているとは言えず、目はギラギラしているし、身体は大きくは無いけど、その体格はまるでゴリラか野人のようなゴツいオッさんであり、取り敢えずゴリラみたいなオッさんがスカートを履いた様は格好良くは無い…
お話としてはめちゃくちゃ解りやすく、最初は政治になんて興味を示さなかったウォレスが「嫁を殺した領主を許せん！ヽ(｀Д´)ﾉ」みたいな感じで、半ば突発的に領主を殺めてしまい、そこから流されるように戦いに身を投じて行くんだけど、何故かウォレスから「志」みたいなのが一切見えないんだ…
終始一貫しているようでいて、フラフラしているようにも見え、嫁を殺された怒りで隆起した癖に、敵方の姫とは簡単に恋に落ちて、下半身を隆起させてしまうウォレス…
そして、周りが罠だ罠だと言ってるのに丸腰で敵の陣地に乗り込んでしまい、やっぱり罠に捕まるウォレス…だから罠や言うたやないかい…みたいな…_(┐「ε:)_
最後の拷問のシーンは中々アレなんだけど、最後に感極まって「自由バンザーイ！」みたいなシーンで胸を熱く出来たあの頃が懐かしい…
もうあの頃のアタシは何処にも居ないんだ…という事を悟った…_(┐「ε:)_
初夜権てマジなん？
この映画に出てくる「初夜権」という法律は、簡単に言うと、結婚すると領主はその花嫁を抱く事が出来ますよ！という…、まるでエロ漫画のような展開なんだけど、まさかそんな嘘みたいな法律が中世のヨーロッパには存在したらしい…
羨まけしからん、こんな法律を制定してしまうエロ領主もこんな法律が成立してしまう国も、流石に邪過ぎるだろ…と思うんだけど、この法律を行使したくて国に人が集まるらしいのでエロの力の凄さを感じる…
VHSとベータの戦争が始まる675年前にエロの天才が定めた法律こそが「初夜権」ﾄﾞﾔｧ！（ﾊﾞｰﾝ‼︎）ぃゃ…どんな顔して皆んなに説明したのか見てみたいものである…情けない…父ちゃん情けなくって涙ァ出てくらいッ！
そんなワケで、この初夜権があるからウォレスは嫁のニューロンと秘密裏に結婚するワケです
でも、結局昼から酒を飲んでニューロンに欲情してしまった役人によってニューロンが殺されちゃうワケですが、これってウォレスにも責任の一旦があって…
割とイチャイチャしてるんですよねウォレス…
何、秘密の恋に酔ってんだよウォレス…
実は不用なヒロイン
このブレイブハートのパッケージ及びポスターには主演のメルギブソンのデカい顔と、美しいソフィー・マルソーの顔がアップで描かれているんだけど、実はソフィー・マルソーは物語に居ても居なくてもどっちでも良い感じであり、ウォレスとの少ないやりとりの中で勝手にウォレスに惚れてしまう、惚れやすい王女様の役なんだ
ニューロンの事好きやったんちゃうのん？みたいなウォレスのペラペラ感に華を添えるヒロイン役としては美し過ぎるのだ…
総合的に見て、凄く色々盛り込み過ぎな感じがあり、勧善懲悪物の気持ち良さもあるし、ウォレスの雄叫びに胸が熱くもなるし、何か釈然としない部分もありつつも、面白い事に変わりは無いんだけどお腹一杯である
更に、その「面白さ」というのは俳優出のメルギブソンが私設した「オレがつくったさいきょうのえいが」感が否めず、何故にこの作品がアカデミー作品賞、監督賞を獲ったのか…というのは個人的には凄く疑問だったりする…
解りやすいお話と、スッキリしたい夜にどうぞ…( ˘ω˘
