今年もいくつかの海外出張を控えていて、色々と準備する中で、おかしなくらい海外のホテルが高いんだが…ということに気付いてしまったエヂです⎛´・ω・`⎞
当たり前だけど、ホテルの価格は現地価格が円転されているので、その国の現地通貨に対する円の価値によって価格が変わるんだ…_(┐「ε:)_
ただ、弱い通貨「円」
昔は、「何か有事があれば円買い」という謎のアレがあり、戦争が起こったり、自然災害が起こったら円が買われた時代もあったんだけど、そんなものは最早myth(神話)になろうとしているのかもしれない…
2024年4月15日のドル円が、とうとう1ドル¥154円を突破…
1ユーロ¥163円、1人民元¥21.3円、1香港ドル¥19.69円…と、何処の通貨と比べても円が弱いという、まさに円1人負け状態なんだ
その昔は1香港ドル¥10円の時代があり、「計算しやすい!」とか言っていた時代もあったよなぁ…と、思わず目を細めてしまう…
インターネットによって世界が小さくなった今…日本は、国の強みの無い、弱い国になってしまった…_(┐「ε:)_
ホテル1泊3万円
今、ヨーロッパのホテルを予約すると、三ツ星ホテルですら1泊3万円台になっており、アタシが昔泊まっていたようなホテルは1泊4万円!とかする…
無論、昔のアタシがリッチだったワケでは無く、為替に引っ張られての価格高騰…ま、世界が動き出したから観光地のホテル代が高騰してる…って背景もあるけど、やっぱり為替要因が大きいと思うんだ…
そんなワケで、このゴールデンウィークに家族で海外に行く方々には中々辛い状況…
現地通貨への両替に関しても、替え時が解らない…というか、もう何時替えても同じ気がする
逆に海外通貨を持っている人は何も考えずに円転出来ちゃうワケで、かくいうアタシも人民元に関しては現地の銀行から引き下ろしていて、余剰分を出張後に円転してるんだけど、まさかこんな時代が来ると思って人民元を持っていたワケでは無いのでビックリではある
コストコに行けない
美しい国から大量のモノを持って来て、安く売る…そんなコストコFormula(方式)で、かつて一世を風靡したコストコ…
そういえばコストコに行かなくなって久しい…
当たり前だけど、この為替ではアメリカ様からモノを持ってきたのでは高くてしょうがない
そんな事はコストコ側も分かっているから、国産牛を増やしたりして工夫はしてるんだろうけど、そうなってくると今度はロピアでええやん…ってなってしまうのだ
過度な円安で得するのは外国人だけ
円安だと海外から入ってくるものの値段が上がるし、海外に行って支払うものの値段も上がる
逆に輸出企業には恩恵があって、海外に安い見積もりを出す事が出来るし、差益の恩恵だって受ける事が出来るかもしれない
だから輸出企業にとっては追い風…と言えなくは無いんだけど、結局日本の材料で日本だけで物を作っている構造を持つ産業だけがその恩恵を受ける事が出来るワケで、生産の大きな部分を既に海外に移管してます…みたいな体質だったり、海外から材料を取り寄せて、日本国内で組み立て輸出してます…みたいな体質の場合はそこまで大きな恩恵にはならず…
寧ろ、海外からくるモノの値段が上がる中でお給料は上がらず…という状態ではマイナス収支になってしまいかねない…
一方で、完全に得をする人達も居て…それが、日本に旅行に来る外国人だと思うのだ
彼らは完全に円安の恩恵を受ける事が出来るし、元々コンビニエンスストアで¥150円でビックリする程美味しいおにぎりが買えるこの国のものが更に安くなるんだから本当に驚くと思える
今や、京都市内の外資系ホテルのレストランなんて外国人ばかりだし、ホテルじゃ無くても京都市内のレストランは海外の人ばかりである
そういう意味では京都市内のレストランや観光地はインバウンド需要によって円安の恩恵を受けていると言えるんだけど、今のような度を越した円安は産業構造によって両極端な結果をもたらすのは明らか…
かと言って、これと言った解決法が無いのが今の日本なのかもしれないなぁ…_(┐「ε:)_