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TRATTORIA SOSTANZA【名物オムレツとチキンのバター焼きは必食!】

2023年2月7日

フィレンツェに行くと、気付くといつも生ハムとパスタと牛肉のローリングに入っており、旅の中盤になるとちょっと牛肉に飽きが出てくるのですが、そんな時にこのソスタンツァに行くとリセット出来るかもしれない…

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

地元では知らない人は居ない大人気店で、世界各国のガイドブックにも載っているのでいつも満席

予約無しではまず入れないんだけど、夏場は1週間前の予約でも厳しい…という大人気店がこのTRATTORIA SOSTANZAです

夏場は3週間前から予約します

アクセス

TRATTORIA SOSTANZAは1869年創業のトラットリアで、地元住民からは「トロイアソスタンツァ」と呼ばれている人気店です

因みに店名の意味は「本質、栄養物」という意味で、基本的に過度な味付けをしない、飾らない庶民のための食堂…という経営哲学なのだそうです

場所的にはサンタマリアノヴェッラの駅前からなら徒歩で10分も掛からない場所

駅前からだと、サンタマリアノヴェッラ薬局のあるスカーラ通りからポルチェッラーナ通りという車1台しか通れない道路に入って、アルノ川方面に歩いていくと右手にお店が見えてきます

まさに路地裏の名店

ソスタンツァの予約の仕方

TRATTORIA SOSTANZAは基本的に電話予約のみ

OpenTableにも無いし、公式インスタからも予約出来ないし、ホームページもインスタが兼用されており予約フォームは無し…

と、言うわけで電話するしかありません

アタシは大体いつも現地時間の午後4時とか5時とかに掛ける事が多いかも…です

女子A

英語で電話予約とか…

ムリッ!!

ってなる人も多いかと思いますが、喋る単語は限られてますし、予約さえ取れてしまえば後はメニューで悩む必要が無いお店なので是非トライしてみて下さい

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因みにお店は2部制で午後7時半か午後9時のスロットがありますが、午後7時半はアジア人観光客、午後9時は地元民+西洋人観光客多し…ってイメージです

お店の方は非常…に気さくで、日本人だと解るとカタコトの日本語で給仕をしてくれたりもして、ソスタンツァの魅力の1つがこの接客でもあると思うのですが、これは昔から給仕のカメリエーレが変わらない…つまり人が辞めない、ベテラン店員さんばかりの精鋭だから…っていうのがあると思います

見てて思うのは皆さん、シェフのマリオさんとの関係が良いように見えるんです

厨房では年季の入った炭火で只管オムレツと肉が焼かれる

オーダーは迷う必要無し

無事、TRATTORIA SOSTANZAさんの予約を取ることが出来たら時間通りにお店に入り、名前を言えば席に案内して貰えます

開店して直ぐに超満員になる店内

店内は広くは無く、また人気店なのもあって、基本的には半相席みたいな感じで1つのテーブルの角を対角線にして2パーティーが着座するような感じ

知らない外人さんのバースデーパーティーに突然参加するハプニングなんかもあるのが楽しい

で、オーダーですが、ここは有名なお皿があり過ぎるので2人ならもう迷う必要はありません

以下、「TRATTORIA SOSTANZA」に2人で訪れた場合のアタシのオススメオーダー内容です

  • Tortino di carciofi アーティチョークのオムレツ
  • Petti di pollo al burro 鶏胸肉のバター焼き
  • Trippa alla Fiorentina 牛の胃袋のトマト煮込み
  • Bistecca alla Fiorentina ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ
  • house wine Red 肉にはハウスワインの赤が良い…
  • Dolce con fragoline ワイルドベリーのメレンゲケーキ(食後別に頼む)

女性2人の場合、上記から「Trippa alla Fiorentina」を抜いて、アーティチョークのオムレツと鶏胸肉のバター焼きまでを食べてみましょう

2皿を食べた上で、十分余裕があると思ったら「Trippa alla Fiorentina」をオーダーするのが良いかと思います

この料理は作り置きの煮込み料理なのでオーダーしてからそれ程時間が掛から無いので追加向きです

一度食べたらもう忘れられない…

お店に来る人、10人中8人はオーダーすると思われるアーティチョークのオムレツ

この、「ふわふわとぐろ状態」はオリジナルならでは

このアスパラガスの先っぽのデカイ版みたいな野菜はイタリアでは非常にポピュラーであり、アーティチョーク又はカルチョーフィと呼ばれており、日本ではチョウセンアザミという名前になりますが、アタシはこれを日本のスーパーで見た事はありません

この卵がとぐろを巻いたような独特の見た目は、フライパンを回しながら作る独特の方法で形作られます

日本のイタリアンでもたまーに見かけますが、この形にはならないんですよねぇ…

アーティチョークの旬は冬〜春にかけてなので、1月はスーパーとかにも出回っている良い季節なのですが、このオムレツは材料を冷凍しているのか通年通してメニューにあります

レモンを絞って頂くのがソスタンツァ流…

思っている以上に薄く、口に簡単に入って溶けるようになくなるこのオムレツが絶品…

続いて、鶏胸肉のバター焼き

しっかりと味がして、凄くジューシー

これもシンプルなんだけどとにかく美味い…

日本のイタリアンでもこの鶏胸肉のバター焼きをリスペクトしてメニューに加えているレストランもあったりします

絶妙な塩加減とバター、油でカリッ…とした鶏の表面…と、どこを切り取っても美味しい…

これもレモンを絞って頂くのがソスタンツァ流…

続いて牛の胃袋のトマト煮込み

作り置きなので追加しやすく、腹具合の調整に便利

これは郷土料理ですが、ここのは内蔵の臭みが全く無く、柔らかく煮込まれているんだけど、キチンと歯応えも少し残っているのと、大き目のモツがゴロゴロ入っているのが嬉しい

一見、量が多そうに見えますがペロリといけてしまう…

粉チーズを振って頂くのがソスタンツァ流…

そして最後の真打、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ登場!

500グラムというミニマムが凄く嬉しい!

と、言ってもここのはヒレを外したロース側だけですが、ミニマム500グラムから食べられるのはありがたい

ソスタンツァのビステッカは他と比べると厚みが比較的薄いので、火の通り具合が丁度いい…

これもビックリするくらいパクパクいけてしまいます

肉を食べて赤ワインで流し込めばもう…大満足…( ˘ω˘

因みにトイレは厨房を通って、奥の方にあるのでトイレに立つと厨房をつぶさに眺める事も出来ますし、タイミングによっては厨房に居るシェフのマリオさんと記念写真とかも撮れることも…

ワイルドベリーのメレンゲケーキは必食!

ソスタンツァの売りはオムレツと鶏胸肉のバター焼きやビステッカのみにあらず!

デザートのメレンゲケーキが超絶に美味いので、このレストランに入る事が出来たら、絶対に食べて帰るべし…( ˘ω˘

これがもう絶品!!

しかし改めて整理すると、とにかく見せ場が多いレストランだよなぁ…って思ったりして、人気があるのも頷ける…

このケーキは特有のメレンゲの溶けるような食感と、甘さがワイルドベリーの自然な甘さと相まってもう絶妙…

実はそれ程甘く無いんだけど、絶妙…な感じが「本質・栄養物」というソスタンツァの店名を感じさせる…

参考までにお会計

今回はアタシ1人旅では無く、同僚と一緒なので2人分になります

  • COPERTO(席料x2) €7
  • ハウスワイン(ハーフリットルx2) €20
  • ガス入りの水x1 €3
  • Tortino di carciofi アーティチョークのオムレツx1 €17
  • Petti di pollo al burro 鶏胸肉のバター焼きx1 €21
  • Trippa alla Fiorentina 牛の胃袋のトマト煮込みx1 €13
  • Bistecca alla Fiorentina ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナx1 €27
  • Dolce con fragoline ワイルドベリーのメレンゲケーキx2 €20
  • 合計 €128(¥17920円)

ここも内容の割には安いと思うし、飲んで食べて、デザートまで食べて1人1万も払わないなんて、日本で考えても安い…

更に2023年の円安にも関わらず!ってのが凄い…

また行けたらいいなぁ…⎛´・ω・`⎞


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