分かりやすく言えば、ガンダムMk-IIからZガンダムに乗り換えるくらいのテンションと言いましょうか…α7Cが使い慣れて手に馴染み、マニュアルモードでの撮影が当たり前になってきた時から考えていたのは「α7Cの後継機種が出た時が乗り換え時期だな…」って事だったんです…
どうもエヂです⎛´・ω・`⎞
この度、2年半ぶりに趣味のカメラ本体を買い替える…という滅多に無いイベントがあり…これも簡単なようでいて実はそんなに簡単では無いんだよなぁ…とか思いながら、新しいカメラの使い心地を確かめているワケです…( ˘ω˘
購入したのはα7CR
2023年10月23日、SONYからα7Cの後継機種として「α7CII」と「α7CR」の2機種が発売されました
それぞれの違いに関しては別記事で既に書いているので割愛します
で、悩んだ末にアタシが購入したのはSONY α7CRの方です
YouTubeとか見てると「これを買うならα7Vを買った方が良い」という意見が多いのは知っていますが、アタシ的にこれまでα7Cを愛機にしてきた立場から言うと、α7IVやα7Vは「デカ過ぎる」んです
α7Cの良いところは何と言っても「軽くて薄い筐体と相反する高性能」というアンビバレントさがコンセプトなんです
「お前その割に「SONY SEL50F12GM」とか重たいレンズ付けてるだろ!ヽ(`Д´)ノ」とか言われそうですが、メインはあくまでもマクロレンズなんです
ま…確かに最近は「SEL50F12GM」を持ち出す事が多くなってますが、それでもアレをα7IVに付けたらもっと重くなりますからね
α7Cの魅力はカバンに入るハンディさと、何処にでも持っていけるあのコンパクト感なんです
で、アンビバレンスを追求するのであれば、6100万画素とあの小さな筐体…ってのに惹かれたんです
AE86にフェラーリのエンジンを載せてみました!みたいな感じと言えば良いのでしょうか?そういうとこです
唯一の欠点、「シングルスロット」
α7CRを語る時、最終的に専門家の人達が言うのが「ダブルスロットだったら…」って言う点であり、これはつまり写真を撮影したら写真はカメラに刺さっているSDカードに保存されるワケですが、最新鋭の機種ではそのSDカードスロットに2枚入るように(つまりダブルスロット)ようになっていて…
何のためかと言うと、仮にSDカードに何らかのエラーが発生しても予備のスロットに入っているSDカードに同じデータがあるから大丈夫…って事です
これはアタシも経験ありますが、散々撮影して挙句SDカードエラーとか出るともう、その日1日何をしてたのか…みたいな気持ちになりますからね…_(┐「ε:)_
SDカードって実はめちゃくちゃ不安定な媒体なんです
次世代カメラはパソコンと同じくSSDとかが搭載されるのかも…ですが、抜き差しを伴う記憶媒体はどうしても破損の危険が大きいような気もしますね…
で、話を元に戻すと、この「シングルスロット」がα7CRの弱点…というか、価格と性能と釣り合っていない部分…という事になります
出来る事といえば、ちょっとでもおかしな事(SDカードが認識されなくなったが、差し直したら普通に動いた)があれば、SDカードを変える…くらいしかありません
実際に使ってみて
α7Cと比べると、メニューのインターフェースが一新され、見やすくなった印象…そして何と言っても背面モニターのタッチパネル化は何気に凄い…
画面をタッチする事でISOやシャッタースピード調整に移行出来るんだけど…これ、ダイヤル操作とどっちが便利なんだろう…とふと思う…
シャッタースピードや絞りに関しては手元のダイヤル…特に絞りに関してはα7Cでは無かったダイヤルがカメラフロント側に出来たのは本当に大きい
普段、AFは手動の「フレキシブルスポットS」を使っているんだけど、ISOの設定に中央ボタンを押すという一手間が発生するので、この液晶のタッチパネルはちょっと気になる…
F値が前のダイヤルで触れる…というのは便利かもしれない
α7IVとか使っている人ならF値を前のダイヤルで調整するのは当たり前かも…だけど、α7Cにはそれがこれまで無かったんだ
シャッター音がこれまでの電子シャッターの頼り無い感じから、メカシャッターも選べるようになり、確かに撮った感じで「ショコ…」みたいな音になっているのは凄く嬉しいし、何より、電源オフ時にメカシャッターを下ろして、レンズ交換の時に埃が入らなくなるオプションが付いているのは神かと思ったのと、地味だけどファインダーがめっちゃ広くなったので見やすくなったんだけど、同時にこれまで凄く見難いファインダーを覗いていたんだなぁ…ってのは痛感させられた
意外と嬉しい自動電源オフ機能!
後、これもまぁ地味と言えば地味なんだけど、自動電源オフの温度設定が出来るようになったのは実は凄く嬉しいかったりして…
α7Cではカバンに入れたカメラが何かの拍子で電源オンになったり、或いは電源オンのままカバンに入れてしまって、いざ撮影しようかという場所に着いたらもうバッテリーを使い果たして動かなくなってる…という嘘みたいな話が割と起こるのだ
アタシもこれ、2回くらい喰らった事があるんだけど、こうなっちゃうともうモバイルバッテリーでも持ってないとどうしようも無くなるので、この機能は割とありがたいと思うし、実際に使う側に寄り添った追加機能だと思う
まぁ、αIVとかVには付いてたんだろうけど7Cにもこれが付いたのは嬉しい
旧モデルは最初の一台にオススメ
でも、本当α7Cからカメラを始めて良かったなぁ…とつくづく思う( ˘ω˘
最初は絞りもISOもシャッタースピードも何も全く知らない状態で購入したα7C(ま、正確にはα77でオートでの撮影体験が最初)で、1から理論を紐解いてカメラの世界にハマれたのは写真も動画も最高の品質で撮影出来るこのカメラだったからだと思う
フルサイズであの大きさと性能は他メーカーの追従を未だに許さないし、他のフルサイズカメラと比べるとボタン数が少なく、余計な機能を省いて必要最低限の操作法を学ぶ上ではメリットに作用すると思う
何より本当にハンディで何処にでも持っていけるので、これからカメラを始めようと思っている人には今こそ旧世代のα7Cをオススメします
α7Cを使って「カメラ」と言うものに慣れたら、次の選択肢…ってのは、実際にα7Cを2年と少し使用して来て本当アリだと…そう思います