映画

Red【夏帆、妻夫木君がエロい!令和の不倫映画】

アタシは割と映画大好きっ子なんだけど、そんなアタシがおいそれと手を出さないカテゴリーが実は恋愛映画ってカテゴリー…そして、そのその心は「似たような経験でもないとハマれないから…」

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

…というのが信条だったんだけど、何となく観てたNetflixの予告編に触発されて恋愛映画だとは知らずに「Red」を観てる間に図らずも最後まで観てしまうという失態を犯してしまったッ!

撃ってしまった…大佐の戦場を…穢してしまった!

私に撃たせたなぁッ!?

アンジェロ、下がれと言った…

あらすじ

商社マンの夫と結婚し、可愛い娘にも恵まれ、大きな一軒家に暮らす一家…

側から見れば誰もが羨むような暮らしをする塔子(夏帆)だったが、その実、姑に気を遣いながら食事を作り、夫との夜の営みも心無いモノのような扱いで、「主婦は仕事」というレッテルを貼られながら自分を殺して生きる日々に些かの違和感を覚えていた

そんなある日、夫の連れ添いで参加したパーティーで塔子はかつての恋人、鞍田(妻夫木聡)と再会し、衝動的に激しくキスをする

塔子と鞍田はかつて不倫関係だった

塔子はかつて設計士だった鞍田の下で設計アシスタントとして仕事をしていており、当時既婚者だった鞍田とは不倫関係にあったのだ

パーティーをキッカケにして交際を再開させる二人…

やがて塔子は鞍田の勧めで鞍田の務める会社の中途採用に応募し、見事合格する

鞍田の務める会社で働くようになった塔子は徐々に昔の、何にも縛られていなかった頃の感覚を思い出し、更に鞍田との関係にも溺れるようになる

そしてその中で鞍田が4年前に血液のガンと呼ばれる悪性リンパ腫を患い入院し、離婚してから身辺を整理し、今は殆どモノの無い無機質な部屋で暮らしているという事実を知る

「今はもう治ったの?」という塔子の質問に笑顔を見せた鞍田は車を走らせ遠子を車で送っていく…

そんなある日、母の変化を察した娘の翠が学校で遊具から落ちて怪我をする事件が起こる…

そして、その事をキッカケに塔子は夫の真から「仕事より母親業の方が大事だから仕事を辞めるように」と諭され、一度は真に歯向かうものの、やはり家庭を壊す事は出来ないと、クリスマスの夜、鞍田に別れを告げる

やがて年が明け、いつものつまらなく小難しい話ばかりのお正月の祝いの席にいた塔子の母親は、あまりに住む世界が違う真の親戚一同や会話について行く事が出来ず、途中退席する

そして、その事を咎めた塔子に「あんた心底、男に惚れた事ないでしょ?」と言い放つ

仕事が始まり、事務所に行った塔子は鞍田が昨年末から身体を壊して休んでいる事を知り、クリスマスに別れを告げた事を思い出し胸が詰まる…

綺麗だけど、湿ったエロ

アタシ的には純粋にお話として面白かったんだけど、これ不倫の話なんですね

塔子役の夏帆さん、鞍田役の妻夫木聡さん初め、塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳役の柄本佑さんがことごとくエロくて何とも言えない

ナイン・ハーフのエロがアートなエロなのに対して、凄く湿ったエロさがあり、家族で見るともれなくお茶の間が凍りつくと思う

でも、映像はキレイであり、いやらしさ…みたいなのを感じるのは塔子の夫役の村主真(間宮祥太朗さん)との絡みくらいであり、後は凄くセクシーで息遣いを感じるエロになっているのは流石は女性監督といったところか…

特に鞍田役の妻夫木聡さんは剃った髭跡が青く、骨が浮き出た男性ホルモン香るいいオトコになっており、なかなかどうして…結構魅力的だったりする

夏帆さんも非常にエロく、あの化粧っ気の無い丸くてガチャピンのような目がトロンとしているときなんかは非常…に魅力的…

令和の失楽園みたいな感じかと思いきや、少し前に流行ったような恋愛映画のエッセンスも入っている

めちゃくちゃ自由な塔子

物語を途中まで観てみると、塔子が自分を殺しながらカゴの中の鳥のように暮らす自分を俯瞰で観て、鞍田を愛する道を行く事を決めるシーンがあるんだけど、なかなかどうして、塔子はかなり自由である

考えてみたらめちゃくちゃ自由な塔子

不倫なのに自由に好きな時間に出入りできて鞍田と逢瀬を重ねたりするシーンなんかはリアリティが無いし、会社の飲み会で職場の同僚・小鷹淳役の柄本佑さんからキスされそうになるシーンなんかも百戦錬磨の小悪魔の如くかわしているし、何より何かめっちゃめちゃ無邪気に楽しんでいるのだ

あのはっちゃけぶりでは翌日、暗い顔をして夫の前に居ても説得力が無い…というか、小鷹淳役の柄本佑さんのセリフが全てなんだけど、「お前さぁ…本当に何で結婚したの?」であり、前日譚が知りたい

時系列が入り乱れる展開

予備知識無しで見始めるとちょっと解りにくい

この映画はラストシーンから始まり、映画の要所要所で過去のシーンが挟まれたと思ったら急に基準時間に戻ったりする進め方で作られており、1回目はちょっとお話を全部掴むのが難しかったりする

「訳がわからない車のシーンは殆どラストシーンに続く時系列のものである…」という事を知っておけば理解しやすいかもしれない

恋愛映画は難しい

人を選ぶと言えば選ぶジャンルだと思う

この映画はたまたま見つけて、たまたま最後まで観たんだけど、言わば、令和の失楽園…のようなお話であり、ガチの不倫物である

そして、やっぱり恋愛映画というのは実生活とある程度シンクロする部分が無いと楽しめないんだろうな…と思った

今、20代で大好きな彼女が居て…みたいなシチュエーションに自分が身を置いていたとしたら、ベタな恋愛映画とかは共感出来る部分もあるだろうし、何より自分達に重ねて見る事で没頭感や親近感が得られて楽しいと思う

でも、もうそんな山場はとうに越してしまった人達にはもう1ミリも刺さらない…というのもまた恋愛映画…

観る事が出来る期間が限られてるんだな…( ˘ω˘

でも、個人的には中々面白かったと思えた

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