ラーメン藤さんと言えば京都では沢山の固定ファンを持つ名店の1つであり、京都ラーメンにとって非常に重要な「麺」を作る近藤製麺所の直営である事も有名な、京都ローカルの老舗の味であり、どちらかというと観光客よりも圧倒的地元客に支持されているお店だと思っているエヂです⎛´・ω・`⎞
本店は十条の任天堂本社近くにあり、平日のお昼時は駐車場に車を停められない大繁盛店ですが、従業員の方の高齢化もあり中々持ち帰りまで手が回り難い今日この頃…そこで最近持ち帰りを良くお願いしているのがこの五条店になります
ロケーション
最寄駅は京阪電車「清水五条駅」になります
駅を出て五条通りを山側(東)に歩いて行くと左手にお店が見えてきます
車で行く場合、お店に駐車場はありませんが五条通り沿いに多数100円パークがあるので停めるのには困らないと思いますが、この辺りに停めて清水寺等を巡る場合、駐車料金の天井設定の有無は確認しましょう
このラスボス感漂う、老舗の雰囲気に気後れしてはいけません…中には細長いカウンターのみのTHEラーメン屋さん然とした世界が広がります…( ˘ω˘
お持ち帰り内容
生ラーメンお持ち帰りはお店のオペレーションの事を考える際、第一選択はあくまで事前電話連絡が望ましい…という考え方は今も変わらない…( ˘ω˘
ラーメン藤 五条店さんは午前11時からの通し営業なので、お昼の忙しい時間帯を外して3時くらいに電話してから取りに行くようにしています
通し営業って凄く助かるんですけど、これって回転いいお店じゃないと出来ませんよね…
ここのラーメンはチャーシュー麺=「特製」と呼ばれており、普通にチャーシュー麺をオーダーしても「特製でいいんですか?」みたいな感じで聞き返されます
持ち帰り内容としては、スープは温かいものをそのままパウチに入れて貰えるやつ
薄味のメンマともやしに九条ネギ、後は麺とチャーシューがたっぷり!
スープが入ったパウチは耐熱では無いので、冷えてから直接鍋で煮立たせるのは避けましょう
別のラーメン屋さんですが、過去に破れた事があったりしますので…(´;ω;`)
麺茹では1分半でちょっと硬め…くらい
アタシはこれくらいが好きです
老舗の風格
このビジュアル…
圧倒的京都ラーメンの老舗のオーラみたいなのを感じます
ラーメン藤さんは所謂、「旭系」と呼ばれるヤツで、醤油ベースの豚骨ラーメンであり、たかばしの第一旭をルーツに持つ醤油味です
京都ラーメンのスタンダードであり、藤さん以外にも萬福さん、天さん、大栄さんなんかもそうです
もやしとメンマが合う、京都南部のTHEラーメンですね(๑•̀ㅂ•́)و✧
生ハムのようなチャーシューが美味い!
そんな強豪ひしめく旭系の中において、ラーメン藤さんの特徴と言えば「ちょっと味が濃い」です
全体的にちょっと塩テイストが強めで、ガツンとしたパンチがあるのが特徴と言えると思います
濃い塩味が好きな人は間違いなくハマれる味…
そして、その辛さを更に増幅させているのが、このチャーシューになります
久しぶりに食べるといつも感心させられるんですけど、ある意味このお店独特のチャーシューであり、何と言うか、凄く渇いていて薄いんですけど、歯応えはしっかりあって、塩味が強い…という燻製のような性格を持つチャーシューです
でも燻製ってワケでも無く、何となく形容すると生ハムみたいなチャーシューなんです
特にスジとか肉厚の脂が渇いた部分とか当たるともう凄く美味しい…良質の生ハムでも食べているかのような深い味わいが特徴
このチャーシューはラーメン藤でしか食べられない気がする…⎛´・ω・`⎞
流石、製麺所!安定感のある麺
麺は中太のストレート麺で、小麦香る白いやつですが、これまたこの味に良く合うんです…
この麺は必ずちょい硬で食べた方がいいと思うんです
やわやわにしちゃうと悪いところばかりでそうな気がする…
そしてある程度食べ進めたら味変にはホワイトペッパーがおススメ!
ブラックでもブラウンでも無く、ホワイトペッパーです
少量でもガツンと辛さが加わって、胡椒の香りが凄く合う…
後は麺を無心に啜れば、気付けばもうスープだけ…
いつもながら美味しいよなぁ…って思う
所謂、京都ラーメンのド真ん中なんです
新進気鋭のラーメンもいいけどやっぱり満足感とか、また食べたくなる後味のこの感じとかは老舗ですねぇ…( ˘ω˘