元祖ラーメン大栄さんと言えば京都に住んでいる人ならご存知の人気店なんだけど、持ち帰りは月曜日〜土曜日の夜…それも15時30分〜18時30分までしかされておらず、基本的にラーメンは土日しか食べない事にしている関係上、個人的に土曜日の夕方まで…という限られた時間にのみテイクアウト出来る…という中々ハードルの高い幻のラーメンテイクアウトなんです…
どうもエヂです⎛´・ω・`⎞
因みにこのラーメン大栄さんには本店があり、そっちは京都駅に近い東九条にあります
アクセス
最寄駅は京阪電車の神宮前丸太町になります
この丸太町〜出町柳というエリアは隠れた名店が多く、京都グルメを語る上で欠かせない場所になっていて、この元祖ラーメン大栄さんがあるエリアも歩いているだけで美味しそうなお店を多数見つける事が出来ます
駅を降りたら鴨川にかかる丸太町橋を渡り、丸太町通り沿いに歩いて河原町通りを右折…
少し歩くと道を挟んだ反対側に元祖ラーメン大栄さんが見つかる筈です
車で行く場合は、この河原町通り沿いに100円パークが多数あって…特に東側に沢山あるので出町柳側から南下してくると停めやすいと思います
持ち帰り内容
休みの日のお昼とかに行くと結構行列が出来ていたりする人気店で、最近は特に外人さんに人気があるようで、店内は西洋の人が多い感じですが、何かあっちのガイドブックとかに載ってるんでしょうね
お店は18時30分という早い時間に閉まってしまうので、持ち帰りの場合はそれ以前に取りに行く必要があります
持ち帰り内容としては常温のスープと麺、九条ネギともやしとたっぷりのチャーシュー…って感じ
元祖大栄さんの売りは「鉢一杯チャーシュー」であり、本店とかでも持ち帰りチャーシューは昔から人気があるというチャーシューに特徴のあるラーメン屋さんであると言えます
旭系の流れを汲む正統派京都ラーメン
たっぷりのお湯を沸かしたら、常温のスープバッグを鍋に沈めて脂を溶かしてから鍋に開け、今度はもやしを茹でてザルに上げる…
麺を茹でる前に鍋に入れたスープに火を入れて、沸騰した湯に麺を投入…
麺の茹で時間は1分半でやや硬め…
ここでさっ…と麺を取り出してスープを注いだ器に麺を投入…箸で麺を混ぜたらチャーシューもやし、ネギをトッピングして出来上がり
元祖ラーメン大栄さんは所謂、「旭系」という第一旭系の流れを汲む醤油ラーメンであり、京都では最もトラディショナルなやつ
澄んだ醤油色のスープはあっさりしつつも強い動物性の味があって、豚骨ラーメンとか白湯系とはまた違う特有の味があると思います
豚骨や白湯は何となく西洋のスープに通じるようなネットリ感とクリーミーさがありますが、この旭系醤油はある意味日本特有の色と味だと思う( ˘ω˘
鉢一杯チャーシューが売り
で、元祖ラーメン大栄さんと言えばやっぱり鉢一杯のチャーシューであり、普通のお店だとチャーシュー麺をお願いしたくらいの量が普通に載っているのが特徴
で、このチャーシューがしっとりとしてるんだけどしっかりと塩味が効いていて凄く美味しい…
塩味の効いたチャーシューで旭系…と言えば、個人的に思い浮かぶのがラーメン藤さんなんだけど、元祖ラーメン大栄さんのチャーシューまた違う特徴があります
ラーメン藤さんのチャーシューが乾いた生ハムのようなチャーシューなのに対して、元祖ラーメン大栄さんのチャーシューはしっとりとした生ハムのようなチャーシューだったりする
ねっとりとしっとりとしつつも脂っこさみたいなのは無く、薄いんだけど食べ応えがある完成されたチャーシュー
持ち帰りでもベタベタくっつき合わないのでお湯で溶かす必要も無く、こういう差は豚の産地の違いなのか、はたまたチャーシューの製法の違いなのか…っていうのが非常に興味深い…
危うく飲み干してしまうスープ
麺は恐らく近藤製麺所製だと思うんだけど確かなところは不明
場所的には近藤製麺所のお膝元である伏見エリアからは遠く離れているんだけど、如何にもそれっぽいテイストを感じるのだ…
ある程度年齢を重ねたイケおじの諸兄はご存知の通り、ラーメンのスープをあまり飲んでしまうと次の日にダメージとして残ったりするんだけど、この元祖大栄さんのスープは思わず飲み干してしまいそうになる…そんな誘惑を持つスープになっている
レンゲが止まらないんだが…
ある程度たべ進めたらホワイトペッパーを入れて味変…ヤンニョン(唐辛子味噌をベースにした合わせ調味料)なんかあると凄く楽しめるスープである…というのも豚骨や白湯スープとの違いの1つだと思う
食べた後の満足感と後味が最高…このラーメンは完成されている…( ˘ω˘