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東菜・禅房(静安寺店)【山東料理という選択肢】

基本、上海にいる時は毎晩中華料理を食べてるんだけど、最近は同じ中華料理でも中国の「何処の」地方の料理なのか…?ってところに注目してレストランを選ぶようにしているエヂです⎛´・ω・`⎞

中華料理…と一口に言えないくらい奥が深い中華料理の世界

 「山東料理」ってあまり日本だと馴染みが無いような気がするんだけど、最近は山東省の南の方が観光地としてプチバズっていたり、昔から特に水餃子なんかで有名な地方なのですが、実はこの山東料理は中国四台料理の1つだったりする

で、今回は例によって静安地区で山東レストランに行く機会があったので記事を置いておきます

アクセス

最寄駅は、アタシのブログではお馴染みの上海地下鉄2、7、14号線が乗り入れる「静安寺」駅

レストランは駅直結の久光百貨店の裏側(北側)にある商業施設「CRYSTAL GRALLERIA」の4階になります

お店入り口の様子…この文字が目印

この辺りもコロナ前と比べると、結構レストランも変わってしまってますねぇ…

その昔、上海に来出した頃は中華料理を食べるのがイヤで、この辺りにあった日本風焼き鳥屋さんにいりびたっていたあの日々が懐かしく思える今日この頃…

アサヒの生ビールもある

お店は高級中華チックな顔つきをしてますが、実際はそんな高級店では無いのでご安心を

奥に広い作りになっており、日本人や欧米人の顧客も多い感じです

必ずしも全てに当てはまる訳ではありませんが、外国人が多い=美味しいお店ってのは割と当てはまったりすると思っています

日本人が良く来るのでしょう、アサヒスーパードライの生があるのは凄く嬉しい…

こういう新しいやつは大体「メイヨー(無い)」

大事な事なので2回言っておきますね

このお店にはアサヒスーパードライの生があります

やっぱり生ビールだけは世界中どこで飲んでも美味しい( ˘ω˘

生ビールなんて、そんな珍しくも無い…と思うなかれ…中国では瓶ビールしか無い飲食店が普通であり、その瓶ビールもまるで水で割ったかのようなシャバシャバ感溢れる薄いビールだったりするのだ…

尚、写真にあるようにメニューには日本産の「NewStyle Beer」として朝日の黒生があったが、こういう「あったらいいな」的なやつは注文してみると大体「メイヨー(無い)」と言われるのは豆です

今回もしっかり無かったんだけど、普通の朝日スーパードライの生はありました

辛く無いあっさり中華

山東料理は野菜や海鮮を中心に、素材の味を活かした比較的あっさりとした味わいが特徴

ニンニクやネギやなんかの香味野菜を使う塩辛いベースが特徴で、日本でも知られる代表的な料理は水餃子や回鍋肉、諸説あるが北京ダックがある

四川料理や、アタシの大好きな湖南料理とは異なり、辛く無い中華料理であり(麻辣子鶏のような辛い料理もあります) 、広東料理に近い感覚だけど、個人的には山東料理の方が薄味に感じる

Roast Chicken, Fushan Style

先ずは「Roast Chicken, Fushan Style」広東省を始め、中国の多くの場所で冷菜としてあるやつじゃ無くて、温かい鶏料理

この鶏めちゃくちゃ美味しい‼︎ 日本では絶対食べらない

煮込んでから揚げてあるのか?外の皮はパリパリなんだけど中の肉は柔らかくて、骨が外しやすい

口の中に含んでから骨を出す感じ…

付属のニンニクタレも美味しい

風味茄子

品のあるフライドポテトのようなジューシーさが特徴

中華料理で出てくる茄子という野菜は、油通しがされており、茄子のジューシーな感じを余すところなく楽しめる…個人的には茄子の旨味を1番引き出せる調理法だと思う

この料理は衣を付けて揚げられており、外はカリカリ…まるで山芋の唐揚げでも食べているかのような食感であり、スナック感覚でパクパクいける

これはオススメ!

黒猪肉白菜三鮮水餃

山東料理と言えば、避けて通れない水餃子

山東料理と言えば「水餃子」

これは「黒猪肉白菜三鮮水餃」という黒豚と白菜の餃子

テレビで見る山東餃子は餃子を食べてから、もう片方の手で生ニンニクを齧っていたけど、アレは田舎の食べ方なのかな?

やや、オリエンタルな風味がある感じの味付けで、皮はモチモチした厚めのヤツ

美味しいけど、関西人はやっぱり王将の焼き餃子の味がDNAレベルで刻まれているのか、「餃子では無い」感がする

Five Flavor Seafood Dumplings Platter

違いが分かりやすい色と味は楽しい…

山東省名物水餃子のフレーバーの5種盛り

見た目もカラフルで楽しく、中身も肉、エビ、野菜…等々全然違う具材が使われていて、山東省に思いを馳せるにはピッタリな料理

しかしながら、山東省出身の同僚曰く「見たことない…」だったりするのは内緒…_(┐「ε:)_

Marinated Donkey Meat and Intestine Platter

全く何故、そんなものをわざわざ食べようと思うのか…というやつであり、日本では馴染みのないロバ肉の料理

最初にキノコを食べたものを尊敬する…ってやつだぜ…

ロバ肉…って言われるとちょっと想像し難いけど、要は馬肉なのかな…とか思いつつ、調理方法が日本の馬肉とまるで違うので想像を超える見た目…なんだけど、味は豚や牛の延長線上にあり、変な驚きは無い

しかしながら問題は「Intestine」の方で、これ…上に乗ってるシワシワのやつなんだけど、要はロバの腸であり、誰得な味がする…_(:3 」∠)_

って、言うか中国で豚や牛の内臓を食べて美味しいと思った事はただの一度も無いんだ…

Sweet&Sour Pork Fillet

最後は「Sweet&Sour Pork Fillet」

凄く上品な酢豚は街中華並の価格で高級中華テイスト

こいつは恐らく薄切りした豚ヘレ肉を2度あげして甘酢餡でコーティングした…という、まさに酢豚そのものの味わい

甘酢餡タップリでご飯が欲しくなる完全に「美味い酢豚」と言える一品

辛い辛い湖南料理や四川料理と一緒にビール!!とかも最高だけど、たまには素材の味を生かしたストレート中華ってのも悪くない( ˘ω˘

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