京都には沢山の自社仏閣がありますが、京都市内…それも四条烏丸なんかのオフィス街であっても、実は歴史ある建物が所狭しと点在しており…その中には歴史的建造物を活かしてレストランを営業されているところなんかも多数あったりする…
どうもエヂです⎛´・ω・`⎞
京都は四条烏丸は六角通りにある純和風建築、麗寿庵さんは100年もの歴史を持つ有形文化財住宅であり、その昔明治から大正にかけて四条派の日本画家として活動し、南禅寺の「雲龍図」を手掛けた今尾影年氏の邸宅だった建物…
そんな歴史ある建物で朝食から「華わらび」と呼ばれるフォトジェニックなわらび餅と、鴨粥を頂く事が出来る…と聞いてお腹を空かせて朝から出かけてみました
アクセス
普段からお店の前は何度も歩いているのですが、全く見えてませんでしたね
最寄駅は京都市営地下鉄「四条」駅で、22番出口から地上に出て、そのまま烏丸通りを北へ…
3本目の六角通りを左に曲がり、そのまま西方向に直進して、2個目の十字路を越えて少し歩くと右手に白く大きな暖簾が見えてきます
麗寿庵さんは2023年3月にオープンされたばかりで、土日祝日の朝営業も2023年6月から始められたばかりのようです
お店の前に鴨粥と華わらびの看板が置いてあります
予約は公式ウェブサイトから
土日祝日のみ朝8時から営業されており、鴨粥を朝食として頂く事が出来ます(平日は11時〜20時まで)
公式ウェブサイトから土日祝日のモーニングとディナーのみ予約する事が可能で、11時〜17時半は来店順に席に着く事が出来るみたい
今回はしっかりと予約して行ってみたんだけど、同じ予約するのであれば営業開始の朝8時ぴったりに予約して、少し前からお店でスタンバって庭が眺められる特等席を取りに行った方がいいと思う
予約客で溢れかえるような種類のお店では無いんだけど、特に盆暮れのシーズンは旅行客需要もあって意外と朝から席が埋まっていた印象
お店は確かに貴重な歴史的建造物であり、内部はKYOTO GRAPHIEでも馴染みがあるような感じであり、凄くフォトジェニック…( ˘ω˘
尚、今回の朝食ではお店の人が旧邸宅内を紹介しながら席まで案内してくださり、ちょっと旅行にでも来たかのような錯覚を覚えた
有形文化財住宅で食べる朝食
鴨粥はお値段¥2350円と、まぁまぁ贅沢な朝食となってますが、例えば京都旅行に来ているのであればアリかな…って思える
部位をロースかモモから選ぶ事が出来るようになっており、ロースはあっさりしつつもやや歯応えがある感じで、モモはやわらかめも少し脂もあって味わい深い感じだと思うので、アタシはモモを選択
因みにどちらを選んでもお値段は変わらずです
飲み物はデフォルトで水が付いてきますが、今回はアイスのほうじ茶をお願いしました
着座して程なくすると思っていたよりかなり早く鴨粥がサーブされる
エアコンが効いた大広間のような部屋で食べるんだけど、何というか…BGMが無く凄く静かで、旅先の旅館の朝食会場みたいな雰囲気…
でも、確かにこの場所は四条烏丸のど真ん中…つまり京都で一番栄えている繁華街から徒歩圏内であり、こういう体験が出来るのもここの売りの一つなんだと思う
何とも上品な鴨粥は鴨のモモ肉やせせり、肩肉と煮卵、香の物と塩3種…という内容
これをお粥に乗っけて食べるんだけど、割とそれぞれの素材にしっかりと味が付いており、優しいお粥の食感と反する濃い味わいが合わさって、程良い味わいが楽しめる
鴨は低温調理されており、噛み締める事に味が溢れる
お粥はお代わり自由なんだけど元々、お釜に入れられている分もあって、そこに入っている分だけでも1人2杯は食べられるのでお代わりなしでも充分な量がある
凄くフォトジェニックなわらび餅
元々、華わらびのビジュアルを雑誌で見てから来ていたので、華わらびは見たことあったんだけど本物は2割増しくらい見た目が綺麗
透明感の高いわらび餅の中に食用のエディブルフラワーというやつが閉じ込めてあり、食べるのが勿体無い程見た目が可愛い
別皿できな粉と自家製黒蜜が付いているので、それらで甘みをつけて頂く感じ
味わいとしてはツルンとしており、歯応えとかそんなんじゃぁ無い感じ
見た目以外は良くも悪くも普通のわらび餅なんだけど、中に花が入っているだけで絵に華が出る…
麗寿庵さんはこの空間で特別な鴨粥と華わらびを食べる…という旅先の体験を購入するお店なんだと思う
参考までにお会計(2人分)
2人で鴨粥、華わらび…ってのもありだと思うけど、京都旅行で色々なものを食べ歩く朝の1発目として選ぶのであれば、鴨粥と華わらびを1つずつお願いしてシェアする…ってのもありだと思える
- 鴨粥ロース ¥2350円
- 鴨粥モモ ¥2350円
- 華わらび ¥1550円 x 2 = ¥3100円
- ほうじ茶 ¥200円 x 2 = ¥400円
- 合計 ¥8200円
京都在住の人はアレかもだけど、旅先の贅沢としてなら目で見て楽しい、食べて美味しい、雰囲気バッチリなのでアリかな…って思います