映画

猿の惑星【やっぱり、初代が名作だと思うの】

2024年6月25日

2024年5月末から映画「猿の惑星キングダム」が公開されているんだけど、そのニュースを見ている間に、何だか無性に初代「猿の惑星」が観たくなってしまったエヂです⎛´・ω・`⎞

元々このシリーズはピエール・ブールのSF小説を映画化した作品であり、初代の公開は1968年…と、確かに少し古い映画ではあるんだけど、未だ新作シリーズが公開されるSFの金字塔的作品であるのは確かで、ベン・ハーでアカデミー主演男優賞を取った、チャールトン・ヘストンが主演、リンダ・ハリソンがヒロインを演じた名作映画なんだ

あらすじ

4人の宇宙飛行士を乗せて地球を出発した一隻の宇宙船が、約半年の宇宙飛行を経て、準光速運行で地球への帰還を目指していた

旅を終えて地球へ帰還する宇宙船…

宇宙科学の長、ハスライン博士の時間理論によれば、船内時間は1972年7月14日で、地球時間が2673年3月23日…

船長のテイラー(チャールトン・ヘストン)は既にコールドスリープに入っている他の3人の姿を確認してから、自らの腕に睡眠薬を注射し、自らもコールドスリープ装置に入った…

しかし、その後、順調に宇宙を航行していた筈の宇宙船は、何らかのトラブルにより、とある惑星の湖に不時着水してしまう…

着水と同時に自動的に解除されたコールドスリープにより、テイラー、ドッジ、ランドンの男性3人は目を覚まし、唯一の女性飛行士であるスチュアートが航行中の装置故障による空気漏れで、既にミイラ化しているのを横目にしながら、湖に沈みゆく宇宙船から何とか脱出する事に成功する…

幸いにも3人が不時着した惑星は地球方惑星であり、地球と同じような環境が保たれていた

しかし、惑星を散策していた3人は、突如として現れた馬に跨り銃で武装した猿の騎兵たちに襲われ、ドッジは射殺、ランドンが捕まり…何とか逃げようとしたテイラーも首を撃たれて重傷を負い、そのまま意識を失う…

やがて、気が付いたテイラーは大勢の人間が飼育されている動物病院で輸血を受けてされていて…

ツッコミどころはあるが、リアル

映像はとんでも無く古いんだけど、破城しかかった怖さがある

流石に1968年という時代もあり、派手なCGも無いし、宇宙船の準光速運行(多分、俗に言うワープ航法)なんてもう、テレビのコントくらいのクォリティだし、宇宙船の中や不時着した惑星でもタバコを吸ったりと…中々モラルも無い宇宙飛行士だったりして、おかしな面は確かにあるにはあるんだけど、あの時代のフィルム特有のらしさと、怖い音楽や効果音も手伝って、割とドキドキさせてくれちゃうのが意外過ぎて夢中になってしまう

CGなんて無いし、引きの絵より中途半端な寄りの絵が多くて解りやすい描写が一周回って新鮮…

舞台とかを見ているような感じ…というのが解りやすいんだけど、CGが使えない分、大規模な特撮が行われており、例えば最初の方で僅か10数分しか無い宇宙船が湖に突っ込んで沈んで行く様は実際に実物大の模型が沈められているんだろうなぁ…と思わざるを得ない程に臨場感がある

後、不安を煽るような音程のBGMが怖くて、臨場感を増幅させる役割を果たしていたり、紅一点の女性宇宙飛行士スチュアートがミイラ化して死んでいたりする件なんかは手塚治虫的な…

合わせて読みたい

何とも言えない…今、そこにある恐怖的なリアリティが凄くホラーで良い

猿の特殊メイクはお見事

特殊メークに古さを全く感じないのは凄い!

同じ1968年に公開された「2001年宇宙の旅」もそうなんだけど、猿の特殊メイクが見事であり、作り物感よりもリアル感が勝っていて、今見ても違和感が無いのは本当に凄いと思う

「2001年宇宙の旅」の方は、顔はチンパンジーだったんだけど、身体に着ぐるみを来た人のシルエットが見え隠れしていて不自然だったんだけど、猿の惑星の方はストンと下に落ちるワンピースのような衣装が多用されていて、体型も気にならない

また、猿の特殊メイクをしていても、目元だけは人間のそれなので、目の演技は生きてるんだけど、その部分を使って演者さんが語りかけてくるような演技をするのには目を奪われる…

今となっては全然驚かない、あまりにも有名なラストシーンも当時(アタシが日曜洋画劇場で観ていた頃)としてはもう大どんでん返しであり、開いた口が塞がらなかったなぁ…( ˘ω˘

新作も良いけど、名作には時が過ぎても色褪せない魅力に溢れているなぁ…と再確認出来てしまう映画でした

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