「ナインハーフ」という題名を聞いて目を細める御仁はいるだろうか?アタシは目を細める…
どうもエヂです⎛´・ω・`⎞
昭和の色男枠の一時代を築いた…と言っても過言では無い色男ミッキー・ロークをご存知でしょうか?
特に日本で爆発的な人気を獲得し、一時はウイスキーのCMに出たり、日本にボクシングの試合(ここら辺から凋落が始まる…)をしに来たり…と、やりたい放題だったんだけど、そんな彼が大ブレイクするキッカケとなったのがこの「ナインハーフ」という映画…
これまで動画サブスクでは観ることが出来なかったんだけど、今ならU-NEXTで配信中!
*本ページにはU-NEXTのプロモーションが含まれています
あらすじ
3年間の結婚生活に終止符を打ったエリザベス(キム・ベイシンガー)はソーホーのアートギャラリーの従業員として新しい一歩を踏み出そうとしていた
そんなある日、エリザベスはニューヨークの中華料理店でミステリアスな色男ジョン(ミッキー・ローク)と出会い、その色気に惹かれる…
後日、エリザベスは、フリーマーケットで見かけたスカーフに惹かれつつも高価なため買うことを断念するが、その様子を遠くから見ていたジョンは、そのスカーフをエリザベスに贈り彼女の心をつかむ
それがキッカケとなり2人は交際…やがて逢瀬を重ねるようになる
エリザベスはジョンに言われるがままに、目隠しをしたり、氷や食品を使った愛撫等、エロティックなプレイに傾倒するようになり、いつしか身も心もジョンに支配されるようになった自分に気付き葛藤する…
ミッキーロークが格好良い
一応、ラブストーリーになる…いや、ならないか…
これは官能ドラマとでも言うのだろうか…アタシは思春期にこの映画を観て、アタマをガツンとやられたような気分になったのを覚えてる
恋愛における男女の立ち位置の幻想…というか、今見るとまさに幻想であり、きっと男が原作を書いたんだろうな…なんて思っていたんだけど、原作者のインゲボルグ・ゲイは女性だったりする
とにかくミッキー・ロークの色気が凄まじく、1986年当時は「抱かれたい男ナンバー1」にも選ばれていたし、良くあるアメリカンヒーローの格好よさでは無く、どこかアウトローな魅力に満ち満ちていたんだ
不適な笑みを浮かべながらボショボショ…と独特の喋り方をするミッキー・ロークに当時のアタシは完全に惚れてしまったんだ…_(┐「ε:)_
で、その結果「男の格好良い」を見事に履き違えたまま今のアタシが形作られた…という、アタシの人生にもほんの少し影響を与えた映画であると言える
作中でミッキー・ロークがエリザベスが欲しがっていたスカーフを「勝手に」購入して渡すシーンとか…昔、真似たよなぁ…真似た真似た…_(:3 」∠)_
現実感の無い乾いたエロ
この映画は目隠しプレイや、氷や蜂蜜等の食材を使ったプレイや、エリザベスのストリップ等過激なシーンが多く、そのエロさは一家団欒のリビングに持ち込んだ日には、たちまちお葬式ムードになるであろう事は明白なレベル…
しかしながら湿ったような陰湿なエロでは無く、方向性としては「どこか現実的では無い乾いたエロ」って感じ
しかしながらエロはエロなので、1人で見ようぜ!
ティーンエイジャーの時に観た時はミッキー・ロークの魅力にしか目が行かなかったんだけど、今見てみると女性の内面の変化みたいのもちゃんとあって面白い
あー…こんな物語だったんだぁ…って、何か数十年ぶりに答え合わせが出来てスッキリした
独りよがりの金持ちイケメンが自尊心を満たすために自分好みの女性を更に自分に従順なオンナにしようとする過程で、知らず知らずのうちに彼女に惚れてしまい、逆にオンナの方はそんな男の呪縛を破り、最後は男が捨てられる…という、あぁ…やはりいつの世も男は哀れですな…_(┐「ε:)_
アタシのミッキーロークブーム
この映画で初めてミッキー・ロークを知って、以後彼の作品を未漁るようになったんだけど、今だにああいう…アウトローでセクシーな立ち位置の俳優さんというのは居ない(ブラッドリー・クーパーが近いけど、健康的過ぎる)と思っていて…今考えても唯一無二のセクシーで危険な雰囲気を持つ俳優さんだったんだよなぁ…と思う
で、以後は「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」、「蘭の女」、「エンゼル・ハート」、「ジョニー・ハンサム」、「逃亡者」、「ホワイト・サンズ」等、彼の主演作を未漁る事になるんだけど、残念ながら上記作品の殆どが大人の事情で現在は観ることが出来ない点は憂うべき点である
残念な事に顔を触りすぎ、中年太りから変に鍛えた結果、プロレスラーのような体系になってしまい、「あのミッキー・ローク」は消滅してしまった…(後にプロレスラーという作品でカムバックする)
今回、久しぶりに「あのミッキー・ローク」に逢えて、危険でセクシーな魅力を再確認出来たのは良かった…
まだナインハーフを見た事無いよ!って人は是非U-NEXTでどうぞ…