京都グルメ

ぎをん森幸【シンプルな味付けで食べる広東中華】

日本で「中華料理」というと天津飯や餃子やなんかの街中華…日本式中華料理を想像する人が多いと思うんだけど、「広東料理」と聞くとそれはちょっと高級中華…みたいなイメージになる…

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

広東料理というと中国は南部の広東省の料理の事を指しますが、ぎをん森幸さんはその広東料理をベースに日本風の味付けに進化した広東中華料理店になります

アクセス

最寄駅は市営地下鉄東西線「東山駅」又は、京阪電車「三条駅」で、「行者橋」と呼ばれる石で出来た細い橋が掛かる白川と言う小さな橋のたもとにあります

東山駅からなら徒歩10分

車だとこの辺りは100円パークが沢山ありますが、三条通りや東大路通り等、大通り沿いは値段設定が高い駐車場が多いので注意が必要

細い路地を入った場所にある駐車場は比較的安いので路地に入りましょう

白川沿いのぎをん森幸さん

飾らない雰囲気の外観はこの辺りに溶け込んでます

ランチでも予約がベスト

コロナの終焉が見えてからと言うもの、京都市内は国内外からの観光客で溢れかえっていて、人の多さだけを取るともうコロナ前の水準に近いくらいに戻っていたりします

故に京都市内のレストランは何処も予約で一杯だったりして、京都の人も人気店には行きにくくなっているのが現状であり、特に大型連休とかはヤバい

そしてこの「ぎをん森幸」さんは老舗なのもあり、高齢〜中年の団体旅行なんかのお客さんが多いのと、お昼のみ提供されているお値打ち感のある「特製弁当」目当てのお客さんなんかで、お休みのお昼時はいつも賑わっています

予約で一杯で外待ちも出来ない…みたいな事もあるので、ここは余裕を持って、2週間程前予約しておくのがベスト

仮に予約が無くても2人とかならオープンの11時半なら入れる事もありますので、たまたま近くを通りかかったりしたらチャレンジするのもありかと…( ˘ω˘

お弁当が人気だけど敢えてアラカルト注文

お店の中は広いとは言えないけど、個室も2つあったりして機能美溢れる高級中華料理店…って感じ

「街」高級中華の佇まい

テーブル席は隣のお客さんとの間隔が凄く近いのがちょっと気になるけど、そんなに何回転も出来るような中華料理でも無いのでここは収容人数を優先したレイアウトになっているのでしょう

ランチ利用のお客さんのお目当てはランチのみ提供される「特製弁当¥1200円」なんだけど、今回は敢えてアラカルトでオーダーしました

先ずは春巻

皮がパリパリになるように2度揚げされた春巻

この所謂、「春巻」然としていない上品な見た目のこの春巻が以前から凄く美味しそうだな…と思っていたんです

アツアツの春巻きは、卵が入った厚めの皮に巻かれた量感溢れる具材…というビジュアルがまず美しい

醤油を付けてからカラシを上に乗っけて食べて見ると、外側の皮はパリパリ、中身の具材との食感のコントラストが凄く美味しい…

形容すると見た目通りの上品さ…って感じですかね、量的にも程よく、2人で分けていいくらいでした

続いて大えびの天ぷら

片栗粉と卵黄入りの衣がフワフワ…

これまた見た目がもう高級中華然としていて、ビジュアルでオーダーを決めた一品

想像していたよりエビは小さ目で衣が独特のもっちり感

中華風天麩羅…というべきか…

淡泊なムチムチの衣に巻かれた天ぷらはエビ本来の甘味がして美味しい

サイドに付いてくる柚子胡椒をパラパラとふりかけ、エビの甘味と合わせて厚めの衣をムギュムギュ言わせて食べる

更に続けて点心…

エビギョーザ(4個)が到着

ゴマ油香るエビの身とすり身たっぷりのエビシューマイ

そうそう…森幸さんは広東料理なんです

だからどれもこれも特有の見た目なんですよね

このエビギョーザも香港あたりで良く見かけるあの分厚くて透き通った皮に巻かれたやつです

これも素材の味で勝負の一品…アタシは酢醤油でさっぱりと頂きましたが、ムチムチで凄く美味しかったです

麻婆豆腐が見た目にも楽しい

ここまでで3品だけど、どのお皿も割と量があって満足感は凄い

今回はランチで来たからなんだけど、アタシ達以外のテーブルは皆特製弁当をオーダーされていて、アラカルトでオーダーしていたのはアタシのみ

皆さん「特製弁当」か「コース料理」をオーダーされるようですが、メニューを見ていると美味しそうなメニューが犇めきあっているので、アラカルト注文が出来る…ってのは凄く贅沢に見えますね

で、そんなアラカルトの最後を飾るのは麻婆豆腐

辛味が丁度いい麻婆豆腐は本当に熱々の状態で提供される

厨房から煮えたぎる鍋に蓋をしてグラグラの状態でサーブされ、目の前で蓋を開けて貰える演出が楽しい

もの凄くグラグラの状態なので白い服を着て行かないように注意、絶対に飛びます

少しだけ待つと鍋が落ち着いてくるので落ち着いたら器にすくって頂きます…( ˘ω˘

絶妙な辛さで調理されていて、よくある華山椒で痺れる!とかそういうのは皆無

マイルドな辛さなので女性にピッタリだと思う

個人的にはこの器にご飯を入れて食べて見たいな…って思った…ご飯は食べないけど、これ間違い無く白ご飯に合うと思う…( ˘ω˘

参考までにお会計(2人分)

所謂、街中華ってやつでも、大衆中華ってやつでも無く、どちらかというと高級中華の顔を持つ中華を比較的リーズナブルに提供されているのが「ぎをん森幸」さん

やっぱり説得力のある見た目と味があるのでご馳走中華を食べた感じは凄く、そして全ての料理が繊細である事に気付く

凄い濃い味でご飯に合うだろこれ!って感じでは無く、どれもこれも素材の味を活かした感じがするのだ(麻婆豆腐はご飯に合うと思うの⎛´・ω・`⎞)

  • 春巻 ¥1500円
  • 大えびの天ぷら ¥2000円
  • えびギョーザ(4個) ¥800円
  • 麻婆豆腐 ¥1600円
  • 合計 ¥5900円

そして、この味と量を考えるとアラカルトでオーダーして2人で¥5900円ってのは安いと思うし、更にお買い得な「特製弁当(¥1200)」まで選択肢にあるというのは凄く強いなぁ…って思える


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