今日は英会話も無く…。ジムも無く…。雨なので走る事も出来ない…!(不可抗力)ので、本当に久々に何も無いアフターファイブを手に入れた事が嬉しいエヂです。( ˘ω˘
私は元々あんまり漫画を読まない…というか、読むのは読むのですが、あれもこれも…って感じでは読まないで、同じ作品を何度も何度も読む…みたいな変わったスタイルで漫画を読む人なんです。
因みに漫画に関しては電子書籍一択。
私のebookjapan購入済コレクション
これは元々、コロナ前に海外出張ばっかり行っていた時に始めたスマホアプリ『ebookjapan』での読書スタイルが根付いたから…って感じです。
物理的に所有する喜び…ってのもありますが、私が漫画を読むタイミングというのは基本的に何かの待ち時間(電車や飛行機)か、夜寝る前(特に旅先で)…と決まっており、スマホに全部入れておけるebookjapanはめっちゃ重宝しています。
因みに今現在、私のスマホに入っている漫画は以下。
- ジョジョの奇妙な冒険 第3部スターダストクルセイダーズ 全巻
- ジョジョの奇妙な冒険 第4部ダイヤモンドは砕けない 全巻
- ジョジョの奇妙な冒険 第5部黄金の風 全巻
- ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン 全巻
- ジョジョの奇妙な冒険 第7部スィールボールラン 全巻
- ジョジョリオン 全巻
- 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 全巻
- 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ(上) 小説版
- ガンニバル 全巻
- なにわ友あれ 全巻
- ただ離婚してないだけ 全巻
- テセウスの船 全巻
- 進撃の巨人 1巻~29巻
- デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 1巻~7巻
- うみべの女の子 全巻
- 三億円事件奇譚 モンタージュ 全巻
- 闇金ウシジマくん 1巻~9巻
- るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚 18巻~28巻
- 東京喰種トーキョーグールリマスター版 全巻
- 東京喰種トーキョーグール:re 全巻
- ヒメアノ~ル 全巻
- ヒミズ 全巻
- ジパング 全巻
- シガテラ 全巻
- わにとかげぎす 全巻
- JIN-仁ー 全巻
- 北斗の拳 イチゴ味 1巻~2巻
- DEATH NOTE 1巻~12巻
- 孤独のグルメ 1巻
- おやすみプンプン 全巻
と…挙げてみると結構ありますな…。
なんだかんだで417冊もあります。これ…何年間だろ…5年とか6年とかかけて購入したコレクションになります。途中で一回、e-bookjapanの経営が変わったりもしました。
無論、これらは全部iPhoneにダウンロードされているワケでは無く、殆どはクラウドにあります。
ジョジョと古谷実作品とおやすみプンプンは全部ダウンロードしてあるのでいつでも読めるようにしてあって、そんな中でも私が一番良く読み返す事が多いのがおやすみプンプンです。
超絶鬱漫画『おやすみプンプン』
この漫画はよく超絶鬱漫画と呼ばれますが、それは後半の展開のせいであり、前半~中盤くらいまでは普通…の漫画だったりします。まぁ、前中盤は後半に向けての序章というか、全ては後半のための穏やかさ…ぃゃ、プンプンが背負って吸収しているから穏やかなだけなんですね。
この作品は1人の人間ギライの男の少し変わった人生をトレースするものであり、叙情詩的な側面もあります。
そして作画に関しても独特のスタイルが採用されています。
主人公とその家族は鳥の姿をしている
主人公はプン山プンプン。プン山は苗字ですね。プンプンが名前。
で、何故か作中ではこのプン山家族と親戚だけが鳥の姿で描かれます。
プン山家族以外は普通の人間の姿をしていて、読み手以外もプン山家を人間の姿として認識しています。
つまり、読み手だけがプン山家族を鳥の姿で見ている事になります。
作中、プンプンの本当の顔は自画像として描かれた時にチラっ…と輪郭が映った時くらいしか確認できなかったりします。
何故鳥なのか…?ってのは諸説ありますが…。
後半、プンプンの外見は鳥意外の姿にもなったりします。心が病んでくると外見も悪魔のようになり、心に嘘をついているときは三角錐になったりするので、この外見はプンプンの内面を表すものであり、デフォルトの姿が鳥なのは、外見による固定観念を読者に抱かせないため?又は、キツイ物語(父が母を殴る等)の描写をマイルドにするため…かと考えます。
少年が青年になるまでの7年間の話
物語はプンプンが小学5年生(11才)の頃、転校生の田中愛子に一目ぼれするところから始まり、両親の離婚等を経て。プンプンと田中愛子が18才になるまでの7年間が描かれます。
基本、主人公プンプンを三人称視点で見る形が取られており、プンプンが何を考えているのか…とかは解りませんし、なんならプンプンの台詞が直接発せられる事もありません。
プン山家族は皆キャラが立っていて、とりわけ私のお気に入りはプンプンママの弟であり叔父にあたる雄一おじさんこと小野寺雄一です。
自己陶酔の気があり、自分ではしっかり者と思ってはいるものの、女にだらしなく女性トラブルが尽きない。
昔の女性トラブルが原因で仕事を辞めたり、そのトラブルがトラウマだったんだ…と、自分に好意を寄せる別の女性に誰にも言えなかった…みたいに話をしたりして、結婚してからまた直ぐ浮気して自責の念から街を彷徨ってみたりする、あまりの弱さが魅力的w
前半の展開から想像も出来ない後半のダークな展開
物語的にはプンプン11才~18才と書きましたが、小中学生時代はまぁ正常。ただ、ここで描かれるプンプンの不幸な生い立ちが後々に影響していく事になります。
大学時代はプンプンの内面の悪さみたいな部分が徐々に頭角を現す。
南条幸との出会いを経て一旦は落ち着くプンプンでしたが、再び出会ってしまった田中愛子との再会を機に壊れて行きます。
この後半の物語の変貌っぷりは凄い。もう何か違う漫画を読んでるような感じになります。
そしてこの辺りの展開を指して、この漫画は超絶鬱漫画と呼ばれているのだと思われます。
伏線が色々張られており、読み返すとまた面白い
昔のキャラが成長してまた出てきたり、逆に昔の巻に後々出てくる重要なキャラクターがちょろっと出て来ていたりして、読み返すとまた発見があったりします。
例えば大学生になってから出会う南条幸は実はプンプンが小学生の時、廃工場で登場していたりします。つまりプンプンは幸とは子供の頃に一度会っていたワケですが、1回読むだけだとこれは解りません。
幸は後にプンプンに外見にトラウマがあり整形した事を告白していますが、小学生の頃プンプンが出会った幸は当然整形前で、まだ夢を追い求めて擦れていない頃ですね。
他にも子供時代を共に過ごした面々は大人になっても出て来ますし、プンプン小学生時代に転校した晴見俊太郎ことハルミンなんかも出て来ます。
普通に始まるストーリーは途中から想像を超えた斜め上方向に行きつつ、最後は…みたいな。
情けない人間の内面描写が見事で、私のように情けない人にはそのあたりが凄く解るなぁ…という刺さる描写が多いので、つい何度も読んじゃいます。
おススメです。