嫁とランチして、少しブラブラしてから祇園の巽橋界隈の喫茶店でお茶して…ってのは私の日曜日定番コースなのですが、新橋通りを歩いていると細い路地からお客さんと一緒に板前さんらしき人が出て来て、お客さんが見えなくなるまで見送る…って光景を何度か目にするうちに気になって調べて訪問したのがこの「時菜 今日萬」さんだったりします
どうもエヂです⎛´・ω・`⎞
「今日いちばんの食材を、心置きなく味わっていただきたい」。「時菜 今日萬 祇園」の名には、そんな想いが込められています。
季節ごとに旬を迎えるさまざまな食材を毎日厳選して目利き。古き良き日本家屋が織りなす暖かな空間のなかで、その日最高のお料理をご提供致します。記念日のお祝いや、デート、大人数のご利用にも是非。大人の隠れ家で格別なひと時をお過ごしください。
引用 時菜 今日萬 祇園ホームページ https://restaurant.ikyu.com/110961/
地焼き鰻と四季折々の食材を使った日本料理、懐石料理のお店って感じでしょうかね
メインは鰻料理のようです
アクセス
祇園は新橋通り沿いの細い路地を入った先にある京町屋風の建物が時菜 今日萬 祇園さん
お店の事を知らないと、まず「入ってみようかな…」とはならない店構えと言えます
こういうのは如何にも祇園、如何にも京都な気がする
この祇園界隈は路地を入った先、細い通路の奥とかにこういう隠れ家的なお店が本当に沢山あるんです
選べるランチメニューは4種類
ランチ営業とディナー営業をされていますが、今回はランチでの訪問と相成りました
基本予約制なので必ず事前に予約してから行くようにしましょう
ランチは4種類から選べるようになっています
- 【日本鰻】鰻重膳 ¥6,660円
- 黄金米【いのちの壱】と地焼き鰻【かば焼き、白焼き】食べ比べ膳 ¥6,800円
- 【日本鰻】鰻土鍋ごはん膳 ¥6,800円
- 【日本鰻】鰻土鍋ごはんコース ¥8,800円
かば焼き、白焼き食べ比べ膳に非常に…非常…に惹かれつつも、鰻土鍋ごはん膳の特別感に惹かれて鰻土鍋ごはん膳を選ぶ( ˘ω˘
カウンターかテーブルか…今回は静かな2階テーブル席
予約時にカウンターかテーブル席が選べるようになっていたのですが、カウンター席は緊張する…というか喋らなきゃならない雰囲気があまり好きじゃないのでテーブルにしました
カウンター席のメリットは板前さんとかシェフが料理を作る様子を実際に目にする事が出来る点
逆に私的にはデメリットとして「喋らなアカン雰囲気」が出る事なんですけど、まぁ…知ってますよ
被害妄想もいいところなんですけどそういう気持ちがちょっとあるんです
そんなワケで今回はテーブル席
てっきり1階かと思いきやこのお店は2階席もあるんですね
今回は2階席でした
祖母の家を思い出すような比較的角度の急な階段を上がった先に広がる古民家の部屋に置かれたテーブル席に座ります
何となくやっぱり隠れ家レストランに来た感じにさせてくれるのはこの「祇園」という土地の成せる技…
四条河原町の喧騒から離れて、ゆっくりとした時間の中で美味しいものを食べる…これもまた「祇園」…( ˘ω˘
祇園で食べる鰻の「和コース」
ランチの鰻土鍋ご飯膳はコースになっています
- 鰻珍味と時菜5点盛り
- お造り
- 鰻土鍋ごはん
- 香の物、薬味、出汁茶漬け
- 甘味
先ずは鰻珍味と時菜5点盛りから運ばれてきます
鰻料理と時菜…というのでしょうか
色々な味がそれぞれ凄く少量ずつ乗っていて、少食の私達夫婦にとってはこれはありがたい
メインはあくまでも鰻の土鍋ごはんであり、そこに到達するまでにお腹が膨れてしまっては本末転倒ですからねぇ…( ˘ω˘
鰻のキモを濃い味で煮込んだやつが濃厚…煮こごりみたいなやつも美味い…
続いて鯉の洗い(あらい)
これは関西でもなかなか食べる機会は少ないやつです
刺身では無くあくまで洗い…一旦、温水で身を締めてやや縮ませたところで流水に取り一気に冷やして〆る…という感じみたいです
臭みは一切無し
からし酢味噌で頂くのが古来より伝わる鯉の洗いの食べ方らしく、白身のさっぱりとした味とやや弾力のある身が美味しい…( ˘ω˘
いよいよメイン!鰻土鍋ごはん!
メインの前になると前準備として各種薬味類が運ばれてきます
香の物、海苔、白ネギとワサビ
味変材料ってワケですね
そして準備が整ったらいよいよ鰻土鍋ごはんの登場!
蓋が明けられると湯気と一緒に現れるのはたっぷりの鰻!
途端に部屋全体が鰻のいい香りに包まれます
店員さんによそって貰ってまずは鰻土鍋ごはんを普通に食べます
流石、土鍋だけあっておこげがパリパリで鰻は上面ふっくら、皮面パリパリって感じ
多分、これが時菜 今日萬さんの焼き方なんでしょう…皮面がかなりしっかりしていたのは予想外で印象的
味は纏まりがあって非常に上品
タレだけが、鰻だけが、ごはんだけが主張する事無く、トータルバランスに優れた感じがします
続けて2杯目…
今度は薬味を入れてみる…( ˘ω˘
ネギとか海苔とか入れて食べてみますが、この薬味どう見ても出汁を入れた3杯目の方が良い仕事しそうなので2杯目は少な目にしました
そして出汁をお願いしての3杯目
もう、残った薬味とか全部乗っけて、出汁を上からかけて頂きます…
うん…美味い…( ˘ω˘
土鍋ご飯はパラパラなのでちょっとお箸では食べにくい…小さいスプーンが欲しくなりますねぇ…
多きな鰻の身がたっぷりなので1杯目も2杯目も3杯目も、ずっと鰻がたっぷりなのが嬉しい…
京極のかねよさんとはまたちょっと違う雰囲気であり、これが祇園の時菜 今日萬さんの鰻なんですねぇ…
白焼きとの食べ比べ膳ってやつも気になるので、また季節が変わってから来ようかな…
最後の甘味は葛餅
葛なのでしっかりとしててもちもちで、中身のあんこが甘くて美味しい
参考までにお会計(2人分)
ランチなのでお酒は無しで、本当に純粋にコースのみの代金が13600円
想像していたより鰻の量が多めであり、土鍋からお茶漬けまで鰻をたっぷりと頂くことが出来ます
最後は元々それが気になって来店したあの、「板前さんが細い小道を付き添って来てくれて見えなくなるまで見送って貰える」というやつで〆て貰えました
何か恐縮…( ˘ω˘