九龍酒店(THE KOWLOON HOTEL)と聞けばその昔、伸びゆく日本経済と共に香港を謳歌した世代の人が遠い目をして目を細めるホテル…
どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

1990年頃…かつて尖沙咀(チムサーチョイ)のビジネスホテルと言えばこのTHE KOWLOON HOTELを挙げる人が多かった筈…
次点でキンバリー、お金持ちならシェラトン、ビリオネアならペニンシュラ…とかそんな時代…

何を隠そうアタシの初めての海外はここ…香港だったワケで、あの当時は英語も全然話せなくて、それはそれはもうビビりまくってましたねぇ…( ˘ω˘

旅行に出張に、最高の立地
香港の経済が絶好調だった頃、香港は今より更にコンパクトで、富の中心が尖沙咀辺りにあり、湾仔のコンペティションセンターでは大きなインターナショナルトレードショーや有名アーティストのコンサート等が毎月のように開かれていました…
土地が狭い香港は「空は無料」という事で、上へ上へ伸びて行き、今のスカイクレーパーが築かれたワケです

しかしながら今となっては香港の経済は低迷し、家賃の高い尖沙咀から皆離れるように分散…
九龍酒店もビジネスマン達に代わって中国からの観光客ばかりになりましたが、かの立地の利便性は未だに高く…
特に旅行ニーズ向けなのかな…しかし香港のホテルって相変わらず値段だけは高いままなんですよねぇ…

東京のビジネスホテル並の狭さ
1990年代最強装備を張りぼてで補強した装備で、広さは東京のビジネスホテル並…というともう誰も泊まらないような気もしますが、まさにそんな感じなのでどうしようもない

とにかく暗く狭く、スーツケース1つ広げるのが精一杯
一応、最低限のものは揃っているので特に不満らしい不満はありませんが、中国サイズの部屋に慣れていると印象として「狭っま!」ってなってしまうのは致し方ないところ…
因みにホテルには海外からのビジネス客を呼び込もうと頑張っているチームがあり、年に数回香港に行く人なんかは予約サイトを通さず直接連絡してプランを聞いてみると特別な部屋を用意してくれたり、無料のビール飲み放題のラウンジに入れるようにしてくれたりする事もあったりします(昔、良く泊っていた頃は良くインビテーションが来た)
後、これも香港あるあるなんだけど香港は何処もクーラーが効きすぎているので夏でも軽く羽織れるものは持っておいた方が良かったりします
ホテルの部屋も夜寝る時は必ずエアコンをOFFにしていました

亜熱帯なので外はとんでもなく暑く、湿気も凄いだけど室内や地下鉄は凄く寒いので相乗効果で漏れなく風邪を引いてしまいます

朝食は最高!
そんな東京のビジネスホテル並に狭いカオルーンホテルですが、朝ご飯は凄く美味しく、これに関しては東京のビジネスホテルは裸足で逃げだすしか無いと思います

かなりレベルが高くて上海の4つ星が、それ以上の種類の豊富さと清潔感があって、この朝ご飯は本当に素晴らしいと思う
和洋中…と選べるんだけど、どちらかというと「洋」カテゴリーに力が入っている感じ+中華…って感じ
卵は専用に焼いてくれるスタッフが常駐しており、好きなように調理して貰える
- Sunny side up 片面焼きの所謂、目玉焼き
- Turn over 両面焼き
- Over hard 両面焼きのよく焼き 頼んでる人を見た事が無い
- Scrambled スクランブルエッグ edが付いて形容詞になっており、「スクランブルされた」になっている
- Omelette 所謂、オムレツ 具材は前にあるので指差しして指定する
自分の卵をお願いしたらその場で待つも良し、他のものを取りに行って戻ってくるも良し( ˘ω˘

地下鉄の駅直結

このTHE KOWLOON HOTELはMTR(地下鉄)と直結されており、例えば雨が降っていたとしても空港から濡れずに(一度も外に出る事なく)チェックインする事が可能
とは言え、実は地下道が割とわかり難く初見で正解ルートを見つけるのはまぁまぁ大変…
宿泊して毎日通れば簡単に憶えちゃうんだけど、大荷物抱えて長い登りのエスカレーターを登って違う出口…しかも雨降ってたりしたら最悪…
だって降りのエスカレーターは無いのだから…
特に空港からMTRを経由して尖沙咀東(チムサーチョイイースト)から地下道でホテルを目指す場合は遠いので分かり難い
香港は海に面しているので急な雨や強い雨や台風が多く、「濡れる事なく移動する」って割と大事だったりする
傘なんか役に立たない雨が降るので100円ショップの靴用カッパを忍ばせて置くといいかもしれない
旅行なら最高の場所なので検討の余地ありのホテルだと思います
後は値段と相談…そりゃ向かいのシェラトンの方が値段の分だけ素晴らしいし、隣のYMCAも部屋が広いし、その向かいのペニンシュラなんてもう…
泊った事無いから知らんけどな⎛´・ω・`⎞
