映画

ジョニー・ハンサム【ミッキー・ローク全盛期!of the, by the, for the...なアイドル映画】

2024年2月26日

その昔、ミッキー・ロークというアメリカの俳優さんが日本で大人気になっていた事を今でも覚えている人はもうそんなに多くは無い…

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

稀代のセクシー俳優であり、日本では映画「ナインハーフ」で人気が爆発!お酒のCMや車のCM等に引っ張りだこであり、まぁ良くある話なんだけど、何故かアメリカ本国よりも加熱した人気があった時期があった俳優さんだったりする…

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しかしながら、その人気絶頂の時に日本でした八百長ボクシングで皆さん興醒め…そこから坂を転がるように転落して行った俳優さんだったんだけど、当時はめちゃくちゃ格好良かったし、この映画「ジョニー・ハンサム」も日曜洋画劇場で良く上映されていたんだ

で、こういうB級映画って何故か、希望溢れる花金の金曜ロードショーでは無く、どこか憂鬱さを感じる日曜洋画劇場でのみ放送されてたんだけど、今なら我らがU-NEXTでこの「ジョニー・ハンサム」が視聴可能だったりする(いつに日か配信終了になるかと思います)

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あらすじ

アメリカはニューオリンズに住むジョニー(ミッキー・ローク)は、生まれつき顔に奇形があるその姿から、「ジョニー・ハンサム」と仇名され、差別や虐待を受け続け、時に強盗に手を染めて刑務所に入ったり、また釈放されたりという…孤立した生活を送っていた

その見た目のせいでアウトローな生活を送るジョニー

ある晩ジョニーはレストランを経営する親友のマイキーの資金難に協力するため、その腕を活かして骨董品屋で盗みを働くが、仲間に引き入れたサニー(エレン・バーキン)とレイフ(ランス・ヘンリクセン)のカップルが2人を裏切り、マイキーが射殺されてしまう

1人残されたジョニーは、現場に駆けつけたドローンズ警部(モーガン・フリーマン)によって逮捕され、5年の刑を受けて刑務所に服役する

しかしながらジョニーは刑務所内でレイフに買収された囚人達によって刺され、瀕死の重傷を負って病院に収容される事になる…

そして、病院内で彼を更生させようと考える整形医のレッシャーによって、顔の整形手術の提案を受ける

顔を人並みに整え、名前も変えて新たに1からやり直さないか?というレッシャーの提案にジョニーも納得し、ジョニーの顔に幾度かの手術が施される…

やがて、発音訓練とリハビリを経たジョニーは、かつての姿とまるで違う、色気のあるセクシーな外見に生まれ変わり、新たな仕事も得て静かに暮らし始める…

やがて、仕事先の会計事務として働くドナという女性と生まれて初めて恋もし、新たな人生を歩み始めたかに見えたジョニー…

しかし、彼は親友マイキーの死の事を忘れた事は決して無かったのだ…

ペラペラな話とスカスカの中身

もうストーリーを読んだだけである程度察しが付くと思うんだけど、まぁあの当時の映画によくあった「主演俳優の人気だけでなんとか乗り切る」タイプの映画であり、まさにミッキー・ロークによる、ミッキー・ロークのための…かのリンカーンの名言、「of the people, for the people, by the people」のような映画である

でもね

あれはあれで良い時代だったんだ…

あの時代は例えばケビン・コスナーなんかもそうだったし、アーノルド・シュワルツェネッガーや、シルベスタ・スタローンだってそう…

とにかく俳優の人気に乗っかって…みたいな作品が珍しくなかったんだ…

日本だって、キムタクがそうだし、それはそれで需要があったワケで何も悪では無いのだ

しかしながら、ペラペラ感はやはり否めず…

この映画も中身は全く無いし、ミッキー・ロークの顔に施された特殊メイクは蛍光灯の下と太陽光の下で質感が極端に違ったり、何にも考えずに見てても普通にストーリーが理解できてしまうという感覚…それこそ途中でちょっと長いトイレ中座休憩を経ても何のことも無く映画に戻れちゃうと思える単純明快さは今の時代に「さぁ!映画観るぞ!」っていうテンションで持って見始めてしまうと大いに肩透かしを喰らいかねない…

この映画はミッキー・ロークの人気にあやかっただけの映画であり、そこを理解した上で見て欲しいのだ…

この映画の見どころ

何も考えずに見られる作品

この映画の魅力は何と言っても主演のミッキー・ロークの色気と若かりし頃の魅力である

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情けなく涙を流せば女子はキュンキュンするし、マシュマロトークと呼ばれたあの独特のボショボショした喋りを聞くだけでも女子は…だし、何を隠そうアタシも憧れに似た、動く恋愛バイブルのような…そんな男性としての魅力に溢れていたのは間違いない

実際にこの頃の彼は凄くセクシーだし、その捨て犬のような目力に女子はキュンキュンだったんだろうと思う

同時に、脇役…まぁ悪役なんだけど、エレン・バーキン演じるサニーのアバズレ感と、ランス・ヘンリクセン演じるレイフの最後は絶対死んじゃうんだろうな…という、死亡フラグ立ちまくりの悪漢ぶりが良い

どの映画に出ても同じ顔で刑事と囚人を演じる事が出来るモーガン・フリーマンもいい感じで、最後まで「一応感」溢れるハッピーエンドになってしまうあたりあの時代を感じる…

今の時代だと、どんな顔をしてエンドロールを観ればいいんだ…みたいな事を考えてしまう最後なんだけど、あの当時としては何のことは無い…

さー終わった、終わった…帰るか…( ˘ω˘

映画が終わったらエンドロールは見ずに立ち上がって帰る…またはそのまま残って2回目を観る(その昔、映画館の座席は早いもの勝ちで入れ替え制も無かった)か…それだけの事だったんだ…

因みに監督はエイリアンシリーズの製作でお馴染みのウォルター・ヒルであり、悪役のレイフを演じたランス・ヘンリクセンはエイリアンのアンドロイド「ビショップ」役でブレイクした…という逸話もあったりする…

古き良き時代の良き映画…( ˘ω˘

「今なら」U-NEXTで視聴可能だけど、絶対そのうち見られなくなるので、興味がある方は是非…

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