*この記事は旧ブログであるアメブロ(ejiのブログ)の記事を再構成したものです。アメブロでの記事の投稿日は2018年11月3日でした。(アメブロ側の記事は消去させて頂いております。)
自分的ゲーム史シリーズが比較的アクセスが多く、書いていて自分も楽しいのもあって新たにテーマを独立させて『ゲーム史考察』としてシリーズ化していく事にしました。⎛´・ω・`⎞
そこで今回は昔よくあったクソゲーについて書いてみたいと思います。
時は任天堂ファミリーコンピューターが全盛期の時代…。
まさに1家に1台という凄いムーブメントを巻き起こした所謂『ファミコン』の時代である。
話は反れますが、私このファミコンは当時の子供達を熱狂させる傍ら、お父さん達を大いに困らせたと思うんですよね。
だって、テレビとの接続を考えた時、今みたいにHDMI端子を差せば終わりとか、少し前までみたく黄、白、赤のPINコードをさせば終わりとかじゃないですからね。
アンテナ線を分岐させるというある意味電気工事のような事をさせらせるワケです。
あの当時のお父さん達にとって、テレビの裏側なんて月の裏側のようなものであったと推測します。(即ち見た事ない。)
しかし、子供にせがまれて買ったファミコンの説明書によればテレビの線を切れと書いてある…。
『パパまだぁ?』
『もうちょっと待って!今やってるから!ヽ(`Д´)ノ(迫真)』
のような姿が容易に思い浮かびます。
そしてあの当時は任天堂のファミリーコンピューターにサードが次々と集まり、競うようにソフトを出していた時代…。
ファミ通の新作発売予定のまぁ充実っぷりが凄かった。
しかし、良ゲーもありましたが、それ以上にクソゲーが乱立しており、ファミ通のレビューが本当に当てになった時代。
ゲームを買うにも審美眼が必要でした。
因みに自分の中ではスペランカー、アトランチスの謎はクソゲーでは無く、割とクソゲー認定はシビアだと思うので今回はファミコン、PCエンジンから選抜しました。
第5位 ファミコン ボコスカウォーズ
アスキーが出したシュミレーションなのか何なのか良くわからないゲーム。
凄いシュールな音楽で進行する将棋のようなゲームなのだが、どうすれば勝てるのか判定がまったくわからないまま坦々と進むゲームであったと記憶しています。
敵とぶつかると戦っているように見える、勝ち負けの判断基準がいまいちよくわからない運の要素も絡んでんじゃないのかコレ?と思わざるを得ない内容は当時の子供達を驚愕させた。
因みに最近また復刻されているので、今やれば多少はワケとルールもわかるのかも知れない…。
推測するに将棋のようなゲームだったのかも…知れないし、プレイ動画とか見ていると中々に奥深そうにも見える…。
でも、これ…小学生低学年の子がグーグル先生も居ない時代にやるにはちょっと…って思ってしまうのだ…。
第4位 ファミコン 暗黒要塞レリクス
ファミリーコンピューターディスクシステムというフロッピーディスクを使った画期的なファミコンの周辺機器で発売された1作。
恐らく元はパソコンゲーだと思われるが、当時これを購入した友人のプレイする姿をとても気の毒に思ったのを憶えている。
主人公は実態の無い『意思』だけの存在で、次々と人を乗っ取って先に進んでいく横スクロールゲー。
画面は暗く、動きはもっさりとしており、敵が出てくる度にロードを挟み…そしてよく死ぬ…。
やっているだけで暗い気分になり、全然楽しくないという不健全なゲーム。
『ファミリー』要素は皆無…。
とにかく『面白く無い』のだ。
第3位 ファミコン 源平討魔伝
ナムコが当時アーケードで絶大な人気を博していた源平討魔伝をファミコンに移植!
あの…。あの源平討魔伝が…自宅で!( ˙꒳˙ ;)!
できるワケが無かった…。
何このコレじゃない感wボードゲームなっとるしw
マシンパワー云々のレベルでは無く、そもそも違う…。
でも流石にこのコンセプトでは移植は不可能なのか…。
ぃゃ、でもそれじゃその後、コナミから出た月風魔伝はどう説明するんだナムコよ…。
しかし、今考えるとあの当時のナムコは結構無常に裏切る事があった…。
第2位 PCエンジン カトちゃんケンちゃん
ファミコン時代全盛期より少し時間が経ってからNECより発売された名機『PCエンジン』のハード同時発売だったソフト。
当時ドリフターズ解散後、カトちゃんケンちゃんとして圧倒的人気を博した2人を冠に添えたアクションゲームだったが、内容はクソであった…。
屁をこいて敵を倒す…。随所にちりばめられたギャグ…。
ぃゃ…待ってくれよ…ギャグならテレビで見られるんだ…。ゲームをさせてくれ…。
また、当時のPCエンジンにはマシンパワーだけで乗り切ろうとするクソゲーがファミコン以上に乱立したのも記憶に新しい。
わざわざPCエンジンまで引っ張り込んだのはどうしてもこのゲームを入れたかったから。
しかしながら、ゲーム機黎明期のあの時代は思いもしないような名作が凄い短いスパンで現れることもあったりした…。
第1位 ファミコン マインドシーカー
このゲームを知っている御仁が果たしているだろうか…。もし知っている御仁が居たら恐怖する筈…。
それくらいこのソフトはクソである。
テーマは『ファミコンを通じて超能力を開発する』
今ならこれを聞いただけで『はぁ?』ってなるが、当時の私の反応は『マジかッ!!( ˙꒳˙ ;)!』である。
私の脳裏にはスプーンを曲げたりするよりも、念力でものを持ち上げたりするビジョンが浮かんだ…。
『超能力、使えるようになるん…?( ˙꒳˙ 』
それこそアキラの鉄雄のような…。
『これも…俺のチカラなのかぁぁぁぁ!!ハハハハハハハー!!』
みたいな!
そんな私の前に現れるセンセイが、エスパーキヨタ(誰アンタ状態であった。)こと清田益章さん。
誰アンタ…って感じは否めなかったがどうやらエスパーらしい…。
このキヨタセンセイの指示をこなしてエスパーになっちゃおうよ!というワケのわからないソフト。
因みにこの清田氏は後に大麻で逮捕されるという、もうなんだかよく解らない上に誰にも愛されないソフトなのだった…。
ゲーム内容がこれまた酷く、リラックスしてボタンを押せばランプが赤く光る筈だから念じて押せ!とか言われる。
そして当時の子供達は本当に念じてボタンを押すのだが…。
たまにランプが点くのだ!
ぃゃ、これ何も念じんでもランプつくねんで?と今ならハンクソ穿りながらアドバイスをしてやれるが、当時そんな事を考えるものは居ないし大体、『大人が騙すワケが無い!』という思い込みもあった…。
子供達は目を瞑り、順番に念じてボタンを押していく…。
誰かの番になった時にランプがつけば、その彼はエスパーなのかもしれない…!(゚ω゚ノ)と…盛り上がっていられるのは精々1時間である。
ただ念じてランプを点けたり、ボタンで画面の中のスプーンを曲げるだけのゲームが面白いワケが無いのだ。
でも、本当にあの時は光ったんだよママ…。
あの時代は良かった…。