スクリーンプレイと映画「BACK TO THE FUTURE」のドクとマーティーのお蔭で、少しずつ上達…と言うかコミュニケーションを取る方法が解ってきていたあの頃…
ある時から「BACK TO THE FUTURE」に飽きて別のDVDを見るようになったのが、今思えば本格的な映画de英会話の始まりだったのかも知れない…と思うエヂです⎛´・ω・`⎞
あの当時、仕事の方は順調で相変わらずビビりながら行く香港出張も継続させられており…
行っては英語で打ちひしがれ、一念発起して勉強…また時間が過ぎたら元のカウチポテト生活に戻る…を繰り返しておりました_(┐「ε:)_
しかしそんな私を余所に回りは勝手に変化していくもので…
ある時期からお前1人で行ってこい!と言われるようになってしまったのです
そして1人になるとこれまで上司が勝手に対峙してくれていたものが全部自分に降りかかってくるのだ…という事を嫌でも思い知る事になる…_(┐「ε:)_
【関門1】イミグレーションカードの書き方
香港に入境しようとするとイミグレーションカードなるペラペラの紙を記入する必要があり…(2023年4月時点でも必要なのを確認)
まぁ、でもコレ別に大したことを記入する必要は無く、自分の名前、住所、出生地、パスポート番号、中国(香港)内での滞在場所とかそれくらいなんだけど…
それくらいなんだけどコレの記入方法がイマイチ良く解っていなかったので香港入境時はいつも緊張した
これ…って不備があったら、香港に入る事ができひんくて…別室に連れて行かれて…尋問されたり…あわあわあわ…(そんな事は無い)
今思えば何に迷うんだろう…と思う項目ばかりなのだが、あの当時は震えるおててで緊張しながら書いたものである
多分、私を一番困らせたのが「Travel document No.」(パスポート番号)の横の項目「Place and date of issue」(発行地と日付)である。
発行地…?これって何処で発行されてるんやろうか…申し込んだのは京都やけど…これの発行って…
パスポートって一体、日本の何処で作られてるん!?
まぁ、こんなもんは東京と書いておこうか京都と書いておこうが、まぁどうでもいいのだが…1人で機内で頭を抱えていた
今みたいに飛行機出発前や、着陸後にググる事なんて出来ないのだ
基本携帯電話は通じない時代…日本を出たら普通に電源オフである(よしんば通じたとしてもまだグーグル先生は誕生前だしラインももちろん無い時代)
これは余談だが、以後、散々香港に行くようになってイミグレーションカードの書き方に迷いがなくなった頃の話…ふと隣を見るとメガネに紺スーツの小太りの若者がイミグレーションカードを手に震えているのを見て、書き方を教えてあげた事がある
あの時は少し大人の階段を登った気がしたなぁ…⎛´・ω・`⎞
【関門2】ホテルのフロント
あの当時、宿泊していたのは尖沙咀(チムサーチョイ)にあるカオルーンホテル
香港にちょっと明るい人なら必ず知っている日本人出張者、旅行者御用達のホテルである
このホテルは何度かオーナーが変わっているイメージで、コロナ前最後は凄く宿泊費が高くて泊まれなかったのですが、その昔はスペシャルプライスが結構あって良く泊まっていたんです
カオルーンが高くなってからは少し歩いた場所にあるキンバリーホテルに泊まったりしていましたが、カオルーンホテルに比べると1ランク落ちていた感じを思い出します
そしてこのカオルーンホテルのフロントがいつも私を悩ませてくれた…
ホテルの会話なんて定型文だろ?って思うでしょ?あの当時のカオルーンはお節介なアップグレードが一杯あって、チェックイン時にめっちゃ進めてくるのだ(今考えたら英語が苦手な日本人をカモっていたのかもしれない)
Oh! Welcome back エヂサン! こにちわ~!!
Well, This time...You will plan to stay…10 nights!
Ok, Let's introduce a special price and a special room for over 10 nights customer!!
You can get a stable internet connect, a special breakfast and a big room!!
Add charge is only 500HKD per night!!
うぁぁぁ…あうあうあう…No!!
No, Thank you!!
インターネットが使える部屋を安くする…とか、何かそんなだったと思う…(あの当時は珍しかった)ここでOK、OK言ってるとただただ値段が上がるのだ
カオルーンホテルのフロントはあの当時の私の英語スキルから見ると、凄く早い英語でとても解り辛かった…
いつも断っていた…というか正直良く解らなかったので、カオルーンホテルのフロントと喋るのは凄く嫌だった記憶がある
【関門3】ぼったくりのタクシー
香港は地下鉄網が発達しているが、あまりにシンプル過ぎる路線なのもあり、ちょっと離れた場所に行こうとするとタクシーを利用しなければならないのです
まぁ、タクシー代は凄く安いんだけど、英語が解らない私は結構ぼったくられる事があった
まぁ、これは香港に限らず何処でもそうだと思うし、他の国でもタクシーで嫌な思いをした事はあるけど、ワザと遠回りをしたりするドライバーは凄く多かった
もうここで降ろして!って言えなかったので困った記憶がある(だから憶えた)
【関門4】やたら反対意見を述べる同僚
香港には香港人の同僚が居たのだがこの人がまぁ良く喋る人であり、ついでに自己主張が凄く強かった
思い込みが激しく、移動のタクシーや電車の中で延々と日本側の方針に対して自分の意見をぶつけて来るので大いに困った…
Ok, エヂさん..I don't want to argue with you but…
I want to talk about latest headquarters decision about my team.
Actually, I'd say the exact opposite!! Because, xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx!!
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx!! xxxxxxxxxxxxxxxxx? xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx!!
What's your view on this?
ぅぁぅぁぅぁ…でもそれを決めてるのはオレじゃないし…
何言ってるか解らんし…
あぁ…早く目的地について欲しい…
日本だったら電車の中は寝るだけだが、香港では隣で延々と語られる強制リスニングが毎日続いた
心底困る経験は人を成長させる
こうやって並び立ててみると、当時困っていた事なぞ何れも小さな事ばかりではあるが、渦中に居る間は大いに困るもので…
でも解りやすい話、1人で困った時に考えて喋る英語と言うのは記憶に定着したりするものだから不思議である
ライオンは子供を崖下に突き落とすというが、確かに利に叶っている事なのかもしれない
そして、これ以後も解らない事ばかり続く事になるのをこの時のアタシはまだ知らない…⎛´・ω・`⎞