映画

タイムマシン

「もし、あの時…あの瞬間に戻れたら…」っていうのは恐らく誰しもがする空想であり、昔は「いつかはタイムマシンが発明される未来が来る筈…」って子供心に本気で信じながらドラえもんを読んでいたんだけど、大人になるにつれてどうやらタイムマシンは作れないらしい…って事に気付き出す…

でも、未だに完全には信じきっていないエヂです⎛´・ω・`⎞

タイムトラベルってロマンがあるよね

宇宙に行く事で未来の地球に行く事は出来るけど、過去には戻れない…とか、飛行機に乗って移動する事で事実上数分のタイムトラベルが…とかそんな話をしたいワケでは無いのだ…

サイファイ好きには超絶に刺さるテーマがこの映画「タイムマシン」であり、一応はH.Gウェルズの小説「タイムマシン」を原作にしてるんだけど大幅な脚色がされているらしく、H.Gウェルズの原作を元にした「タイム・マシン80万年後の世界へ」とはまた少し違う作品のようです

そして、アタシが夢に見るタイムトラベルこそまさにこんなやつなのだ…

あらすじ

舞台は19世紀後半のロンドン

天才科学者アレックス・ハートデーゲン(ガイ・ピアース)は、婚約者のエマ(シエンナ・ギロリー)を不幸な事故で亡くして以降、彼女を救えなかった自責の念に苛まれていた…

やがてアレックスは、その頭脳を使ってタイムマシンを発明することを決意し、研究に没頭するようになる…

そしてようやくタイムマシンを完成させたアレックスは、エマを救うため過去の世界に向けて旅に出ます

しかし、過去に戻った彼が知った非常な現実は、「エマは救えない」というものでした

自身が知り得たるエマの死を防いだところで、今度は別の場所でエマが死ぬ…

「この時代にはエマを救う方法が無い…」そう悟ったアレックスはエマを救うための方法を探して更に未来に行きます

そしてアレックスは、やがて世界が壊滅的な危機に陥ることを知ります

世界が崩壊する危機の最中でアレックスは、突然の揺れで頭を強打し、タイムマシンを作動させたまま過去に戻る時間軸の中で気を失ってしまう…

目が覚めたアレックスが辿り着いた世界は、人類が滅び更に別の人類が作り上げた世界…

ここでアレックスは地球上の人類は進化し、2つの新たな種族に分かれていることを発見します

その一つがエロイ族で、もう一つがモーロック族と呼ばれる種族であり、エロイ族は、美しい容姿と優雅な生活を送る種族で、モーロック族に対しては怖れを抱いています

しかし、実は彼らは、深い暗黒の時代を生き延びた後に進化した結果、知的能力が低下しており、自分たちの生活や文化を守るためにも、現実から逃避することに傾倒していました

一方、モーロック族は、地下の洞窟に住み、食糧としてエロイ族を捕らえて食べるという野蛮な生活を送っています

そんな世界でアレックスはエロイ族の一人であるウィーナを助け、彼女と共に未来の世界で生き残るための冒険を始める…

大冒険スペクタクル!

このタイムマシンは起承転結がしっかりとしていて、とにかく飽きない展開が魅力

主人公のアレックスがタイムトラベルを敢行する動機も非常に単純で解りやすく、「未来を変えるための方法」を探し求めて辿り着く世界で、アレックスが当初の動機すら忘れてしまう程の世界で流されるまま自分のなすべき事をこなす頃にはもう夢中で画面を観ている筈…

これぞ冒険活劇!!

バックトゥザフューチャーがちょっとファミリー向けなほのぼのタイムトラベルなのに対して、こっちはしっかりとした物語…というか何か哲学的なものを感じさせるような展開になっているのに加えて、醜悪なモーロックとの戦い(アクション)にハラハラする場面もある…ストーリーは何となく猿の惑星にも通じるものを感じますが、こちらの原作は非常に古いのでオリジナルがあるとすればこっちなのかな…?

この映画自体はオリジナル映画のリメイクであり、今から21年も前の2002年に作られた作品なんだけど、CGの描写は見事で、今見ても全然見劣りしない

モーロックの特殊メイクなんかもリアルで、CGでは無いのでチープな感じも無く、没頭感を増すのに一役買っていると思う

矛盾点も多少ある

娯楽作品としては最高であり、サイファイ好きには是非観て欲しい「タイムマシン」なんだけど、ちょっとアレ?って思う場面もあったりする

アレックスが強過ぎる

主人公のアレックスは設定では化学をこよなく愛する文化系男子であり、光合成も十分にしていないモヤシっ子…な筈なんだけど、モーロックを殴ったり、木で出来たオブジェクトに登ったり、断崖絶壁を降りたり上がったり…

何でそんな強いん…⎛´・ω・`⎞

更に精神面でも非常に強く、戦う事に懐疑的なエロイ族に「一体、何故戦おうとしないんだ!」みたいな事を言ったりします

因みに主演のガイ・ピアースはボディビル大会に出てたりする過去があります… (´・ω:;.:...

タイムマシンの動力が謎

一体何のチカラで動いているのか良く解らない…

物語の中では、タイムマシンの動力源は「時間の第四次元にあるエネルギー」と説明されているみたいですが、そのエネルギーの具体的な仕組みや原理については詳しく説明されていません

19世紀後半の世界にあるものであそこまでのエネルギーを生み出す…しかも補給を必要としないもの…ってのはかなりファンタジーに見えたりします…

結局、全てを壊して作ったのはアレックス?

エマを救うために過去を変えた事がキッカケとなって、結局は文明を滅ぼす程の変化になってしまった…

バタフライ効果ってやつですが、最後に出てくる高度な知能を持つある人物がアレックスの行動の全てを知っていた…という場面があって…

この辺はあまり説明が無いので良く解らないのですが、もしかするとこの世界線唯一のタイムトラベラーであるアレックスは歴史上、上位者の中では「The(あの)アレックス」という存在なのかもしれないなぁ…と…

もしかしてアレックスって凄い有名人だった?

タイムマシンって作れるん?

現時点では、タイムマシンを開発することは科学的に不可能とされています

時間は物理的な次元の一つであり、物質やエネルギーと同様に扱われることがありますが、時間を操作することはできない…とされており、物理的な法則や原理に基づく現在の科学技術では、過去や未来に時間移動することができるような装置を作り出すことはできないようです

しかしながら、かつて「空なんて飛べない」、「月になんていけるワケが無い」と…考えられてきた事が実現しているのも事実であり、「人が想像出来る事は実現可能」なんて話もあるし、毎日のように新しい発見や技術が生み出されてもいるので、将来的にはタイムマシンの開発が可能になる日が来るかも…ぃゃ、来てほしいよねぇ…⎛´・ω・`⎞

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