京都の夏の風物詩と言えば、クソ熱くムシムシする…極めて不快度指数が高い湿気の高い気温と、鴨川沿いに夏場だけ展開される納涼床…。この納涼床を何とか1回だけでも今年中に体験してみたくて、頑張って予約して床体験をして来たエヂです。⎛´・ω・`⎞
京都に住む人程、こういうの行かないと思っていて…私も過去に納涼床って行ったのはただの1度だけなんです。その時は会社の先輩が連れて行ってくれたんですけど、季節限定でお店も限られる(それこそ数えられるくらい)ので必然的に競争率が高くなるんですよね。
前は平日がお休みだったのでフラッ…と通りすがりに「床でも行くか!」みたいな先輩の鶴の一声で行ったように記憶していますが、正直殆ど覚えて無いんですよね。まぁ、それくらい昔の話でありそれ以後、ただの一度も納涼床に行った事は無かったんです。
ロケーション
最寄駅は京阪電車「祇園四条駅」になります。2番出口を出て、そのまま鴨川沿いを五条大橋の方向に歩いて直ぐの団栗橋を渡り、木屋町通りをまた五条方面に歩いて行くと、東側にお店の看板が見えてきます。
まぁ、夜はお酒も飲むので車で行かれる方は少ないと思いますが、この辺りの100円パークは値段の天井設定が無い(料金が無限に上がり続ける)システムの駐車場が多いので気をつけましょう。(駐車場の看板に上限価格が明記されていても、土日は対象外とか小さく書いてあったりするので、細部まで確認するのをお勧めします。)
納涼床は予約が取り難い
冒頭でも書きましたが、納涼床は季節限定で、そもそも床をやっているお店自体が限られている(鴨川沿いの五条から四条、三条、尾池までの4駅間)ので自ずと予約の競争率は高くなります。
まぁ、それでも全く予約出来ないのか?というとそういうワケでも無く、直近の金土日は難しくても少し先の平日なら空いてる場所は見つかると思います。
ただ、一旦予約が出来たとしてもまだ安心できません。何故なら当日雨…ってパターンがあるからです。
当日、雨降っちゃうと床での飲食は店内飲食に変わってしまうので、天候にも影響されちゃう…という中々に予約が取り難く、且つ運の要素も絡んでくるのが納涼床だったりします。
イカリヤ食堂さんはディナー以外にもランチ営業もされていて、こっちは比較的予約も取りやすいのでランチもおススメです。
鴨川が見える野外…という非日常
予約したのは2週間程前…。台風とかも来ましたが、運良く晴れてくれたのでいよいよ納涼床体験です。
この納涼床体験をするのにベストな時期って一体何時なんだろう…?例えば8月の暑い盛りに来たとしたら午後6時半とかでもまだ明るいし、まだ暑いワケです。でもそれもまた納涼床だし、例えば今みたいに9月も中旬とかになるともう涼しくもなりますし、午後6時半でももう暗くなってしまいますからね。
因みに納涼床の営業は9月一杯ってところが殆どのようです。やっぱり寒くなっちゃいますからね。
午後6時でこんな感じ…。まぁまぁいい感じです。
もう全然暑くは無いし、寧ろ川沿いは涼しい。
実際来てみると思っていた以上に解放感がありますねぇ…。そして何か凄い非日常を感じます。
何か他府県に旅行にでも来たみたいな感じです。
前にベニスのホテルダニエリの屋上で食べた時とワクワク感を取れば全く同じですからね…これはコスパいいかも…。
名物スフレフロマージュを食す
今回、予約したのはikariyaベーシックコース+デザート&カフェ【川床席確約】ってコースで1人4,500円のやつ。
先ずは冷たいかぼちゃのスープからコースがスタート…。
涼しい風が吹く川床席で食べる食事ってのは何か心躍るものがあります。
周りも民、食事してますし、隣の川床とかも全部見えるんですけど、何となく祭りのような雰囲気みたいなのがありますね。
残念だったのがワインのハーフが無く、選べるグラスワインもあまりいいものが無かった事かな…。
この辺りもうちょっと考えたら直ぐに凄く良くなるのになぁ…って思いますね。やっぱりいいお店ってワインの置き方とか上手いですからね。
で、これも食べて見たくて今回はイカリヤ食堂さんの川床にした…ってのもあります。名物のスフレフロマージュ。
南部鉄器のココットで焼き上げるフワフワのスフレ…。
これが運ばれてくると、テーブルがホットケーキのような甘い香りに包まれます…。
見た目通りフワフワ…で中はとろとろ…。甘い香りとは裏腹に、中身はベーコンとか動物性の具材も入った卵の甘味溢れる一品。
これくらいの季節だと午後7時を回ってくるとちょっと肌寒くもなるので丁度いい…。
点数多めのコース料理は大満足
スープから始まって、イカリヤサラダにテリーヌドカンパーニュ。
更にココットスフレフロマージュ、パンと丸鶏のコンフィに日替わりパスタ…。更にデザートとコーヒー…と、コース内容はかなりバラエティ豊か。
このコースに+400円する事でメイン料理を丸鶏のロティから牛肩ロースのロティに変更する事も出来ますが、丸鶏のロティは皮がパリパリで美味しいので変更しなくて良かったかな。
最後に魚介のトマトパスタが出て来ましたが、この時点で嫁は結構お腹一杯だったようです。
確かに割と盛り沢山だなぁ…って印象。
スフレってのが私的には新しくて良かったかな。
確かに人気あるのも頷けますね。
デザートは米粉のライスバウム
デザーとは前にランチに来た時にも頂いた姉妹店IKARIYA BEIKA KYOTOで販売されている米粉のバウムクーヘンを頂きました。
このバウムクーヘン、今度買いに行こう行こう…と思いつつ、いつも忘れちゃうんですけど、普通のバウムクーヘンと比べるとしっかりしていて、歯応えがあると言うか…身が詰まっているというか…美味しいんですよね。
甘すぎないし、3時のおやつとかにもちょうど良さそうなのでやっぱりまた今度買いに行こうと思います。
ワインを飲みつつ、この川床という空間で楽しく食事して、最後は温かいコーヒー。
う~ん…。納涼床いいですねぇ…。( ˘ω˘
でも本当、8月の暑い盛りに来るのがいいのか、少し肌寒さも感じる9月に来るのがいいのかは甲乙つけがたいですねぇ…。
両方来ればいいのかなぁ…w
参考までにお会計(2人分)
今回は川床席確約のベーシックコースで予約。
- ikariyaベーシックコース+デザート&カフェ【川床席確約】 ¥4500x2
- 能勢ジンジャエール ¥600
- ハートランドドラフト ¥650
- ワインシラーズ ¥900
- ワインピノ・ノワール ¥850
- ワインマルテ ¥2360
合計¥14360円
飲み物で結構、お会計を吊り上げてしまってますが、やっぱり西欧料理にはワインが合うので、ついつい…。
コース内容は1品あたりの量が程良く、特にやっぱりスフレの存在感が大きいような気がしますが、コース内容がバラエティに富んでいて楽しい+納涼床という非日常空間という要素が合わさって大満足です。
取り敢えず体験してみて凄く良かったので、また来年も予約するのは間違い無いかな…って思います。
最寄のおススメレストラン(ディナー)
京野菜の炭火焼きが美味しい居酒屋
ブツ切りの厚みのあるハラミとホソが名物!