旅ログ

【郷に入れば】中国で接待…もうコロナは終わった!

久しぶりに中国は上海に来ていて、先日は中国の得意先の人達と、中国人の同僚と一緒に接待を受ける機会があったんだけど、あのロックダウンから1年が過ぎ、完全に元通りに戻っている上海っ子達の力強さに驚きを禁じ得ないエヂです⎛´・ω・`⎞

先週まで風邪に怯えていたんだけど、持ち前の免疫力の高さで何とか風邪を跳ね返し…咳を押し殺しながら飛行機に乗って中国にやって来ました…

行きの飛行機は中国人で満員(中国ローカルの飛行機なので)だったけど、相変わらずイミグレの外国人は少ないなぁ…という印象…しかし、1年前なら咳とかしながら海外なんて絶対に…絶対に行けなかったんだけど、世の中は変わった…

そして、今夜は久々に「中国の得意先の人に接待をして貰う」という苦手なミッションをこなして来たんです…

一緒に食事するのは重要な習慣

中国で食事に誘われたら、喜ばしい事なんだ

「食事に行きましょうか?」と言われたらそれは商売が上手くいくかもしれない…ぃゃ…必ずしもそんな事も無いけど、少なくとも前に向かおうとしている…と受け止めて良いような気がするのが中国のビジネスシーンで良く見られる食事文化…

日本だったら馬鹿みたいに酒を酌み交わして、内面を曝け出すような夜の飲み会とかもあるけど、どちらかというと中国のヤツは2種類あると思っていて…

共に食事をするのが目的

片方はスマートであり、接待昼食なんかも割とあるんだけど「共に酒を酌み交わす」というよりは「共に食事をする」という点がフォーカスされているやつ

食事をしている時は当然、色々な事を話すし、それは仕事の事や仕事に関係無い事もそうなんだけど「馬鹿みたいに飲む」飲み会では無いので生産性がある

共に酔う事が目的

一方で、もう片方のヤツは「カンペー飲み会」と呼ばれるヤツで、こっちは日本のサラリーマンが得意な、内面を曝け出すような飲み会よりタチが悪く、「共に酔う事が目的」だったりして、15年前くらいはこっちが主流だったんだけど、最近は徐々に廃れつつある(ような気がする)

こっちに誘われると非常にナーバスになってしまう程辛いヤツで、アルコール度数の強い白酒という酒をカンペー!という音頭をとって誘われたら飲み干してグラスを見せなければならない…という、古い日本の「一気」のようなヤツなのだ

そして、こんな飲み会に参加してしまう日本人等は格好のターゲットになり、カンペー!カンペー!言われ倒し、酷い時にはカンペーの列を作られて壊される…_(┐「ε:)_

でも、恐らくこっちはもう古い風習であり、今でも田舎の方ではあるかも…だけど、上海辺りではもう駆逐されて今では殆どMyth(神話)になっている…

後、これは中国の人も良く言うんだけど、元々中国人というのはそこまで酒を飲む人種では無く、どちらかというと日本人の印象は「ダラダラと酒ばっかり飲んで長く話す」というものであり、昼間は寡黙な日本人が夜になると豹変するのも割と認知されていたりする…

で、今日行って来たのは「共に食事をする」飲み会…( ˘ω˘

日本人はアタシ1人

しかし考えてみたら、コロナが明けてからこういう接待ってのは実に久々なのである…

因みに先日の接待に関して言えば、アタシは接待される側であり、構成としてはとある中国企業のマネージャーの方とその部下、そしてアタシの同僚(中国人)という構成…

つまり、日本人はアタシ1人だったんだけど、他の3人が全員日本語を喋れる…という物凄く勤勉な方々に囲まれての飲み会と相成りました

因みに日本を発つ前から中国人の同僚から「○○社の人と商談してから食事」と聞かされていたので、気構えて行って来たんだ…

何てったってアタシはこういうの苦手だからね…_(┐「ε:)_

そして一通り商談が終わる頃、マネージャーさんが口火を開いた…「この後、一緒に食事に行きましょう…近くの焼き鳥屋さんを予約してありますカラ…ニコッ…」

というワケで、その後向かった焼き鳥屋さんで乾杯

乾杯は国境を越える

ところが…である、何と中国人のマネージャーさん「今日は車なので僕は飲みませんゴメね!」とか言い出すのだ

まぁ、それならそれで仕方ないな…とか思いつつ…でも相手が飲まないとコチラも飲まないものなんだよな…

郷に入れば郷に従え

話の内容は、先方の方が車関係の人だった…というのもあり、もっぱり中国の車事情…みたいな話が中心であり、そのマネージャーさんは中国の人なんだけど、日本語及び英語ベラベラのまぁ…言うなればエリートだったんだ

それはまるで呪文のようで…何言ってるのか全然分からなかった

しかしながら、アタシは車に関係が無いので、正直言って眠たいだけの時間であり…まぁまぁ別の用事を思い出す飲み会だった

こうなったら酒を飲んで…と思っても、マネージャーさんは飲まないので、こちらも動き辛い…

で、料理はマネージャーさんが勝手に頼んでくれた焼き鳥が次々に運ばれて来て…「どうぞ!どうぞ!」と勧められ、やがて宴もたけなわになり、串が進まなくなる頃になると、マネージャーさんが部下に何か「おい!分けたらんかい!」指示を出し始めた…

すると、その部下が今の今まで自分が使っていた箸でおもむろに焼き鳥をバラして、アタシ達のお皿にパーツを分け出したんだ…

「さ…鶏の肝臓です…柔らかいですよ?」

え…その箸で分けるん…?

嘘だと言ってよバーニィ!

と…しか思えないんだが、目の前では焼き鳥の解体バラバラショーが着々と展開され、そしてバラされた各パーツはその彼が食べている箸でアタシ達のお皿に乗せられていく…

鶏皮とか、ブヨブヨだから箸でこう…こそぎ落とすように…こう、何回も何回もズルズル!ズルズル!と箸で下におろされたりして、散々弄ばれたものがアタシのお皿に移されていくんだからたまったものでは無い…

その様を眺めていると、コロナは完全に終わったんだよな…と感じずにはいられない…しかし、本当に皆んなイヤじゃないのか…?

「中国のクルマ事情は、20年前と比べタラ、もぅゼ〜ンゼン違いますヨ!もうハイブリドはナンバープレートがタダじゃないですカラ、今はティスラが売れって…バァァァァ!!( ̊ଳ ̊)(ゲップ)」

全く郷に入れば郷に従えである…_(┐「ε:)_

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