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【ガンダム】機動戦士ガンダムU.C.ENGAGEに感じる違和感…

先日、いつものようにインターネット上のパトロールを終え、YouTube散策をしている時に何気なく見てしまった「機動戦士ガンダム U.C.ENGAGE」という動画を見て、一瞬かなり胸が躍りつつも、何か見てはいけないものを見てしまった感のようなものに苛まれてしまったエヂです…_(┐「ε:)_

見つけてしまった映像はガンダムファンなら感涙もののシャアとアムロの戦い…しかも、時代背景はあの「逆襲のシャア」と聞けばもう興奮を抑える事が出来ない筈…!!なんだけど…

逆襲のシャアの前日譚

時は宇宙世紀0093年

映像はロンドベルに所属するアムロ大尉がジェガンのプロトタイプにあたるモビルスーツ「ジェダ」の専用機を駆り、偵察中にただならぬ気配を感じるところから始まる…

「まさか!ヤツか!」という、直感と共にグリプス戦役以後行方不明になっていたシャア・アズナブルと再会…

シャアが駆るサザビーとアムロのジェダが一騎打ちをする姿…

そもそも逆シャアの前日譚なんてファンなら感涙ものの映像であり、今回のはアニメーション自体は短いんだけど、この前日譚があってこその逆襲のシャアなんだ…

この短いアニメーションは確実に…確実にあそこに繋がってるんだ…というのが、何ともこう自然に…サーっと理解出来たんだ…

そして、この対決こそ、逆シャアの戦いの火蓋が切って落とされるスペースコロニー、スウィートウォーターを占拠する前の話であり、戦線布告前にかつての仲間であり、友でもあったアムロにその事を伝えている瞬間…という絵だったりする(アムロには押し付けがましい!と一蹴されますがw)

νガンダムとは違い、ジェガンの前身であるジェダではいくらアムロ専用機と言えど、シャアの駆るサザビーには敵わないらしく、これに関してはシャアも「性能はこちらが圧倒的に上だ!」と、言っている通りなんだ

でもね…

これって、かつてシャア自身が言った台詞「モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる!」を真っ向から否定するセリフになっているのがなんとも言えないんだよね…_(┐「ε:)_

しかしながら、その後、逆襲のシャアにおいてはアムロの駆るνガンダムの性能の前に敗れ去るあたり、当たり前なんだけど、やっぱりモビルスーツの性能差というのは大きなファクターである事が解る…

老いを禁じ得ないセリフ達

この「機動戦士ガンダム U.C.ENGAGE」内のアムロとシャアのアニメパートは「機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー」という富野由悠季氏自身が書き下ろした小説がベースになっているらしく、セリフも含めてまさに公式による正当なる前日譚なんだ

あまりに独特過ぎて普通の人が入り込む隙が無い…

しかしながら、この映像のアムロとシャアは些か歳を取りすぎており…逆シャアの前とはとても思えない程に若さが無く、落ち着き感がありながらも呂律が回らないセリフ回しに何とも驚きと残念な感情を禁じ得ない…_(┐「ε:)_

アムロの「やはり生きていたのか!」という台詞に対して、「ハマーンカーンごとき女との闘いで命を全うできるか!」と、パワハラまがいの台詞で返してみたりする時代錯誤感がとても宇宙世紀とは思えん…これは富野節だろ…隣の複座にはナナイも乗ってるんだし、今となってはアカンやつだぞ!!

更にアムロの「カミーユ・ビダンという少年を狂わせたのを忘れたのか!」という台詞に対して、「脆弱なのは美徳ではないよ!」等という訳のわからない返しをするあたりはまさにガンダム…ガンダムオタク以外入れない狭き狭き入り口である

しかし…

台詞回しはまさにガンダムなんだけど、ちょっと度が過ぎるな…というのも感じる…

実際の生活の中で「脆弱なのは美徳ではないよ」なんて言われたらどうだろうか…?

え?ちょっと待って…アンタ一体、何言ってんの…?ってなるのは勿論…弱さや脆さは、良いこととは見なされ無いよ!って意味なのかい…?ってなるまでにちょっと時間が掛かると思うのだ

そしてサザビーに捕まってからのアムロの台詞に凄く違和感を感じるのはアタシだけでは無い筈…

ふん今まで出てこなかったのは

貴様も貴様の言う大衆の意気に呑まれて隠れていたからかい!

アムロ・レイ大尉

隠れていたからかい!って…隠れていたからかい!ってアムロ!!

かい!なんて言わないぞ…?

全くアムロはたまに「だぜ!」とか語尾に意外性のあるヤツを持ってくるキライがあるのは承知していたけど、この台詞は違和感マックスである

シャア「どうとでも言うがいい…その人類の愚鈍さに飽き飽きした。だからわたしは地球を潰す!」

アムロ「なんと言った?」

アムロ&シャアの掛け合い

段々と勝手に内輪で盛り上がる2人の様子は、まるでさながら世の中のルールに勝手に争って燃え上がる不倫カップルのようでもある

ただ、まぁ考えてみたら…昔は仮面をかぶって敵だった人間と数年間は味方同士で戦ったワケであり…その後行方不明になっていた人が突然自分の前に現れたと思ったら地球を潰す!とか言い出すんだから、まぁ「なんと言った?」ってのも無い事は無いのか…

しかしながら、それはそれとして、かつての仲間に喋る前からいきなりビームライフルをお見舞いするアムロもアムロなのかもしれない…と思うんだけど、その辺りもニュータイプ同士なら感じ合うのだろうか…

更に続く台詞…

それほど人間は傲慢じゃないぞ!

洪水に死に、火山に死に、台風でおろおろとし

ちょっとした暑さと寒さで死んでいく

そんな人間が、自然に対して傲慢であるわけがない!

アムロ・レイ大尉

もはや完全に2人の世界に入っちゃってる感のある台詞であり、結局アムロもシャアもこういうのが凄く好きなのが良くわかる…

どちらもSなんだから上手くいくワケがないのだ…

しかも、こんな事グチャグチャ言ってても聞いて貰えるし撃たれもしないのだから凄い…会って直ぐにブッ放したんじゃなかっあのかアムロよ…

しかし、ここら辺でのやり取りの中で「科学技術」とか、「50年と生きられない動物だったんだぞ!」とか、そういう台詞の池田秀一さんの滑舌の悪さが何だかもう逆襲のシャアの前日譚には戻れない感じがして悲しい…

見たかったものが見られて嬉しかった反面、もうアムロとシャアの物語をこれ以上引っ張ってはいけない感を凄く感じてしまった…

考えてみたら、あれはもうもうユニコーンで完結したんだもんね…( ˘ω˘

もういいのか?

あとは彼らに任せよう…

ウフフフフフ…

3つの光の台詞

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