このお店を知ったのは元々は愛読している雑誌「Leaf(リーフ)」の肉料理特集。そして、この肉料理特集は2020年12月と1月の合併号だったりして、結構前の話なんですけど割と何度も読み返しては良さそうなお店を探しているエヂです。⎛´・ω・`⎞
当然初めての訪問でしたが、実はこの「洋食おがた」さんランチ、ディナー共(特にランチ?)に予約が取り難い大人気店だったみたいで、知らずに予約して2ケ月先の日にちを言われてびっくりした経緯があります。
ランチもディナーも予約は必須!
予約は電話でのみ受け付け…と公式には書かれていますが、何か予約代行なるサイトもありますねぇ…。私は電話で予約しました。
予約時間は決まっているので確認して、必ず予約してから訪問するのをお勧めします。
お店前はなんか可愛くも上品な雰囲気。
ロケーション
洋食おがたさんがあるのは烏丸御池を東に行って、柳馬場通りを北に上がった東側。
家具通りで有名な夷川通りの近くです。この辺りはハウスメーカーがあったり、LIXILとかタカラスタンダードとか、とにかく家に纏わる企業が多く集まっている場所で、家を建てた時は毎週のようにウロウロしていた場所です。
私が普段ホームにしている四条烏丸からも近い。
因みに最寄駅は京都地下鉄の「烏丸御池」です。徒歩15分。
メニューが多い、量が解らない!=店員さんに相談すべし
ランチだったら迷う必要はあまりないかもしれません。ハンバーグだったらハンバーグを食べればいいし、牛カツ、スパゲッティ…と何でもありますが、ディナーで…ってなると難しい…。
「ワインと一緒に食べる洋食」っていうのが洋食おがたさんのディナースタイルみたいなのでメニューの組み立て方が非常に難しい…。
ハンバーグは絶対食べなあかんし、レア鯵フライも絶対…。
唐揚げとかもあるし、前菜はポテトサラダ、マカロニサラダ…ブツブツ…
ハンバーグの量を100グラムにして鯵フライ…。前菜はポテトサラダとマカロニサラダを1皿にアレンジして、
唐揚げでもいいですし、この豚肉がオススメなのでもし良ければ是非!
この洋食おがたさんは夜のコースもあるのだが、やっぱり目移りする程にメニューが沢山あるので是非ともアラカルトで行きたかった。
店員さんが割と細かく相談に乗ってくれるし、割と何でとでもアレンジしてくれそうな雰囲気で何とかメニューを組み立てる事が出来ました。
この店員さんとメニューを組み立てる感じは私の大好きなイタリアンスタイルと同じなので嬉しい。
食べるペースに合わせて順番に出てくる料理
メニューが決まったら、ちょっと胃腸を刺激するためにビールを流し込み、料理を待つ…。カウンターに座るとちょうど厨房を見渡せるので、調理される様子を見られるのも楽しい。
洋食屋のポテトサラダとマカロニサラダ。
これはアラカルトメニューにあるメニューですが、洋食屋さんだけにマッシュポテトとかフライドポテトとか、ポテト系が美味しそうな感じに思えたので是非とも食べてみたかった一品。
味は、ニュートラルよりやや濃厚ながらも素材以外の味付けは過度になされていない普通のサラダ。
でも、これ…。家では作れない味なんだぜ…。
京野菜たっぷりのサラダ。
葉野菜に混ざって出てくるさやえんどうとかオクラ、ズッキーニ、トマト等の緑黄色野菜が瑞々しくて美味い。
サラダ、前菜系が終わったらいよいよ揚げ物!
前菜系、サラダ系が終わったら、いよいよお待ちかねの揚げ物ゾーンに突入!
食べられる量と食べたいものの折り合いが付きにくい場合は、最初から揚げ物ゾーンから始めてもいいかもしれないな…と思う。
早く食べないと火が通っちゃう鯵の「刺身フライ」!
もうこれは洋食おがたさんに行くのであれば絶対に食べたいと思っていた鯵のフライ。
これマジで凄いんです!嘘みたいに柔らかい。
サクッ…としたと思ったらもう溶けるような歯応えでフワッ…と無くなる…。食感かとしては本当にお刺身を食べてるような感じです。
衣は薄くて、音もしないでサクッ…って感じるだけ…みたいな薄さ。
全ては主役の鯵のため…って感じ。
これは美味い。もっと沢山あっても食べられるけど、これくらいが一番のいいのかもしれない…。( ˘ω˘
お前はロブスターかwと思う程デカいブリブリ海老フライ!
このブリブリ海老フライを何と1尾から注文する事が出来るんです。
カウンター席だったのでこの海老フライが生の状態から調理されるのをずっと見てたんですけど、本当に大きいんですよ。
身はブリブリに詰まっており、食感は海老というよりロブスターとかそっち系。ウルフギャングとかあっちで食べるシュリンプカクテルとかの海老より更にひと回りデカい気がする。
贅沢。( ˘ω˘
特製生姜焼きソースで食べる豚ステーキ!
豚は厚切りと薄切り選べると聞いたのですが、自然と口から「厚切り」の言葉が出て、出て来たのがこれ。
豚ステーキの生姜焼きという漫画みたいなメニューが出て来ました。
豚は鹿児島県の福留小牧場のサドルバック豚という品種だそうです。脂が乗った肉の繊維は細かいけど密度はある感じで肉々しく、柔らか過ぎず、硬すぎず…って感じ。
先日食べてびっくりした空蝉亭さんとはまた違うアプローチの品種に思える。
で。ありがたい事に豚生姜焼きにはご飯でしょう!という事で出てくる子盛りご飯w
この細かい配慮というか、あったらいいな…をいとも容易く叶えてくれるという細やかな気配りが予約の取り難いレストランと呼ばれる所以か…。
豚生姜焼きステーキとご飯の相性は最高…。( ˘ω˘
因みにこの豚生姜焼きのソースは店舗で販売中!
主役は遅れてやってくる!ハンバーグッ!
聞けばこの洋食おがたさんでは料理は「薄いものから濃いもの」という順番に出す…というルールに基づいて給仕されているそうで、最後は濃いデミグラスソースのハンバーグになるのだそうな。
名物ハンバーグはグラム数を選ぶ事が出来ちゃいますが、アレもコレも食べたい!ってなるのでこの配慮は嬉しい…。( ˘ω˘
もうこんなん美味しいに決まってるやん…。⎛´・ω・`⎞
ハンバーグは凄く肉の味がするハンバーグです。凄く美味しいデミグラスソースが掛かっていますが、多分何もソース掛かってなくても十分味がするお肉なんだと思う。
で、ハンバーグって肉そのもの…つまり何処の牛を使うのか、そして何処の部位を使うのか…っていう要素が大きく味に直結すると思うんだけど、そこら辺をかなり吟味されてるんだろうな…って感じがしました。しょうも無い部位が入って無いだろうな…って感じがする。
突き合わせのマッシュポテトも凄く美味しい…。( ˘ω˘
これだけ食べてもデザートまでちゃんと食べられましたw
写真撮るの忘れたんですけど、ワインのチョイスも素晴らしくて今回は店員さんのオススメで「チリ産の軽めの赤」から初めて「フランス産のしっかり目の赤」に移行したんですけど、凄く香りと味がするワインで洋食にピッタリでした。今思い返すと「チリ産の軽めの赤」が凄く香りと味の広がりが豊かで、最後もう一回飲みたかったくらいです。
洋食おがたさんに行かれる場合は是非、グラスワインと洋食をセットでお勧めします。
最後はデザートをお願いしたのですが、どちらかというと少食の私達夫婦がこれだけ食べてから更にデザートまで食べられちゃうので、食が太い人なんかはこれに加えてカレーとかオムライスとかで締める事も出来そうな気がします。
デザートは私がアイスキャラメル。
で、嫁がクリームブリュレ。
お会計
夫婦2人で私がビール、ワインを3杯飲んで21,680円でした。
金額的には決して安くは無いけど、内容を考えると少し割安という印象…。
だって、食べた品数がサラダ2つに魚料理2つに肉料理2つにデザート2つにワイン3杯とビールとお茶…ですからねぇ…。( ˘ω˘
個人的にはこの満足感なら等価交換+α感はあるように思います。
最初から最後まで「洋食」というものを大人になってから堪能する事が出来ました。
思えば「洋食」って子供の頃のご馳走の代名詞なんですよね。それがいつしか子供っぽいものを指す代名詞になるんですけど、「洋食」って本気で作ったらこんなになるんだぜ?ってのを教えて貰えるような気がします。
後、厨房の雰囲気が良いのが印象に残りました。誰も緒方シェフにビビって無い、萎縮してない…つまりいい関係性でお仕事が出来ている…というのはシェフの人柄を表してるんでしょうねぇ…( ˘ω˘
理屈抜きのご馳走だった洋食にまた出会えるお店がこの洋食おがたさん。
ちょっと予約が遠くなるのはもう承知でまた予約しておこうかな…って思います。
グラタンとか、今回食べられなかった唐揚げとか食べたい。⎛´・ω・`⎞