昨日、証券取引所が終了してから花王の第二四半期累計決算と併せて2023年12月期の連結業績予想に発表され、今朝花王の株価が急伸したのを見てやはり株は解らんな…としみじみ感じたエヂです⎛´･ω･`⎞
因みに2023年12月営業利益は1200億円から600億円（前期比45.5％減）、純利益も880億円から410億円（同52.3％減）へ下方修正…という内容だったんだけど、￥5252円で始まった取り引きは午前中だけで一気に￥240円も急伸し、結局午後終値で￥5558円を付けて終了…
とにかく今日は花王株を持っていた人にとっては凄くエキサイティングな１日だったに違いない…_(┐「ε:)_
素人には予想出来ない株の世界
営業利益1200億円から600億円、純利益880億円から410億円と聞いて、てっきり朝から株価爆下がりだと思っていたのが逆に爆上がり…
もはや素人には予想出来ないな…と思いつつ、今後の参考のためにも今回何が起こったのか整理してみる
高評価されたのは配当据え置きの判断と、不採算部門でもあった中国の安徽省合肥市にあった紙おむつの現地生産工場の閉鎖
配当据え置きに関しては中期経営計画で向こう８年は連続増配記録を伸ばす事を目標にすると発表していた通り、ここは我慢…って事か
中国の紙おむつ生産からの撤退に関しては、確かに少し前までは日本製の紙おむつがその品質の高さから中国で大人気だったんだけど、今は現地企業の品質も上がっており、近年花王の中国製メリーズは苦戦していたらしい
そう言えば最近、昔よくあった中国人が紙おむつを買い漁る光景…ってのを見なくなったもんね（オレオレ詐欺的な事をやってるアルファードは良く見ますが）
一方で花王はオーストラリアのスキンケアブランド「ボンダイサンズ」社を買収しており、今後の経営計画の柱となるスキンケア事業を強化していたりします
つまり今回、成長が見込めない場所でのリスクを整理した事で今後は成長路線に集中出来る…という事でしょうか？
この内容を現在絶好調ながらも株価爆下がり中の任天堂の状況と比べると解りやすい気がします
任天堂株爆下がり中
時を同じくして決算発表をした任天堂株が朝から爆下がり中…_(┐「ε:)_
こちらは決算内容が純利益52%増とゼルダ効果抜群なのに加えて、マリオ映画も絶好調！
…な筈が朝から売られてるんだから解らない_(┐「ε:)_
一見、好調に見えるけど、恐らく投資家目線で見るとここから先の好材料が無い…という事で嫌われたみたい
Switchはもう既に販売鈍感しており、Switch2の発表も無し
最大の目玉だったゼルダは既に出てしまったし…実は配当まで減ってる…
任天堂を見てると結局、任天堂からしかハードもソフトも大作も出ない体制がやっぱりしんどいのでは…って思ってしまう…
投資家目線…というのは「今」より、「ここから先」の材料が強く無いとダメなんだ…って事が良く解る
午前中に堪らず売り、利確へ
そんなワケで乗るしか無い！このビッグウェーブに！
今日は朝から花王の株価に注目していたんだけど、みるみる上昇して10時くらいから持ち合いに入ったのを見て、こんなのでは仕事にならん…と11時頃に堪らず売らせて頂きました_(┐「ε:)_
実は昼からもまだ上昇傾向のまま推移していたのは見てたんだけど、こんなのもうどうなるか解らないし、取り敢えず利確させて貰って…花王株に関してはまた落ち着いたら必ず買い直します
今年に入ってから花王株の四半期業績と決算に振り回されつつ、どちらも利確させて貰えたりして…取り敢えず企業の業績予想と決済発表だけは要注意だなという事は解った…
実に面白い…
