映画

シャッターアイランド【マーティン・スコセッシxレオナルド・ディカプリオコンビが挑戦したスリラー映画】

昔からマーティン・スコセッシ監督の作品が大好きで、特に「グッドフェローズ」や「カジノ」辺りの作品が大好きであり、今では無条件にマーティン・スコセッシ監督=良い映画、みたいに勝手に思ってるんだけど、近年は難しい作品に挑戦されているようで…

今回は「シャッターアイランド」を観て、これまでに無いスコセッシ監督を感じたエヂです⎛´・ω・`⎞

アッシュクリフ病院にようこそ…

アタシは今回、何の予備知識も無しにこの映画を観始めたんだけど、これまでのアタシが知るスコセッシワールドとは一線を画しており、正直1回目見始めた時は別の用事を思い出しそうになる程に退屈な感覚に落ちたんだ…_(┐「ε:)_

その退屈な感覚を払しょく出来たのは、実は映画が始まってから1時間以上経過してから…であり、ちょっと人を選びそうな映画になっているのは間違い無いような気がするし、もしもイヤじゃ無いのであれば、最初からちょっと「こんな話なんです」みたいな核心に迫るような部分まで解った上で観ると良いのではなかろうか…と感じる(個人的意見)

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あらすじ

時は1954年

ボストン港に浮かぶ孤島シャッターアイランドに向かう船に連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)とその相棒チャック・オール(マーク・ラファロ)の姿があった

荒れ狂う海を超えて行くテディ・ダニエルズ

彼らの目的は島にあるアッシュクリフ精神病院の捜査であり、事件はこの病院に収監されていたレイチェル・ソランドという女性が「4の法則、67番目は誰?」という謎のメッセージを残して行方不明になった…という奇妙なものだった

強制収容されている精神異常犯罪者たちと取り調べを進める2人は、病院内部で行われているマインドコントロールを目的とする手術の実態を知る事になる

表向きは失踪したレイチェル・ソランドを探す目的で島に来たダニエルズだったが、実は彼にはプライベートでもう1つ別の目的があり、それは既に他界している彼の最愛の妻ドロレス(ミシェル・ウィリアムズ)が亡くなった理由である放火魔レディスの事を調べる事であり、実はダニエルズはその放火の真実を突き詰めるためにレディスを探してこの島を訪れていたのだ

レイチェルは見つからないまま島に嵐が接近…

2人は島から脱出出来ないようになり、更に操作を進めるが、ダニエルズは段々と協力的でない看守達の態度や、時折襲われる幻覚やフラッシュバックによって疲弊して行く…

やがて、レイチェルは見つかるのだが…

非常に解り難い印象の映画

ちょっと待って…何か…全然解らない…

全部意味を解った上で2回目を観るとそうでも無い事に気付くんだけど、何の予備知識も無いままに見始めるとビックリするくらい難解に感じる(アタシは感じた)映画であり…

それはもう「ダニエルズは一体何を探しているのか?」とか、時折彼を襲う幻覚の意味が全く解らない事に加えて、レイチェルやレディス等の関係性がもう全く腑に落ちないからだと思う

映画が始まって1時間が経過するくらいからちょっとずつ意味が解り始めるんだけど、せっかちな人だとそこに至るまでに観るのをやめてしまうのではなかろうか…

だって、必死で週末の夜に観る映画をレンタルビデオ屋で選んでいた昔と違って、嫌なら簡単に視聴をやめて他の作品を探せる大サブスク時代なんだもん…って思うんだけどまぁ、それは映画を作る側には関係無い話

何が言いたいのかと言うと、途中で観るのをやめるには惜しい作品ですよ…って事であり、ちょっと難解なストーリーとそのとっつき難さから眠気や他の用事を思い出しそうになるのは否めないんだけど、1時間は我慢して欲しい…って事であり、逆にそこを過ぎて意味が解ってくると「ハハ~ン…ナルホドね…」ってなるのだ

軽いネタバレ

見始めて1時間がちょっとハードル高すぎるので、ちょっと軽いネタバレを観ておくのもアリだと思う

ピースの形と数くらいは見てから視聴すると良い気がする

この映画はミッキー・ロークの「エンゼル・ハート」や、ブルース・ウィルスの「シックス・センス」みたいな映画であり、つまりは「そう」だと思っていたものは実は「そう」では無かった…という事なんだ

そもそも失踪したレイチェルは、レディスは存在するのか…?他の人は誰なのか…?そういう事を考えながら観ると最初の1時間を乗り越える事が出来るかも知れない…

手法としては真新しいものでは無くこれまでも使われてきたものなので、大筋が解るとか「ハハ~ン…」って合点が行くし、2回目を見てみると全てスーッと入ってくるんだけど、それが「そう」だと理解するまでは非常に難しく見える

全編を通して映像、音楽共に暗く、閉塞感のある場面が多いんだけど、時折…まぁこれも実はヒントになってるんだけど、時折、映像が妙に非現実的な美しさに包まれたりする時があり、そういう時の描写は「エンゼル・ハート」や「シックス・センス」やなんかでは見る事が出来ない表現であり、原題映画の映像の凄さとスコセッシ監督の凄さを感じる

お話の内容を全て理解した上で最後のシーンを見ると、出演者達の視線や顔の演技のみで締め括られるラストの深さ…みたいなのも楽しめるので、一度観てから、もう一度最初から観てみる事をオススメする

主演のレオナルド・ディカプリオは凄く良い演技でグイグイ引き込んでくれるんだけど、そういえばこの映画の3年後に作られる「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は演技、内容共に全然違うように見えるんだけど、考えてみたら実はあちらの方がスコセッシらしい…

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この「シャッターアイランド」はスコセッシ作品としてはかなり異端なんだろうなぁ…という感じがする

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