「実は中国人は紹興酒をあまり飲まない」という話を聞いた事があって…確かに中国人が紹興酒飲むところ見た事ないな…とふと考えてしまったエヂです⎛´・ω・`⎞
若い人はビール、中年は白酒…ってのがアタシの勝手なイメージなんだけど、古家にある孔乙己酒店というレストランの前に書かれた「紹興酒場」という看板を見てそんな話を思い出し、興味が湧いたので夜ご飯に突撃してまいりました
アクセス
場所は地下鉄10号線の「伊犁路」(イーリールー)駅から直結した上海高島屋の直ぐ近く…
高島屋前の虹橋路を道沿いに西に歩いて行くと左手にお店が見えて来ます
夕方になると沢山地元の人が集まり、時にお店前にウェイティングが出来る人気っぷり
隣のお店もオープンテラス席が賑わってますねぇ…ってやっぱり皆んな生ビール飲んでますな…
紹興料理
この孔乙己酒家は紹興酒で有名な「紹興」と言う場所の郷土料理のお店なんですね
中国は広いから土地土地の料理も凄く種類が豊富なんです
中国にいる時は極力中華料理を食べるようにしているのはこの◯◯料理ってやつを試してみたいからなんですけどキッカケはアタシのフェイバリット湖南料理を知ってから…です
因みに「紹興市」は上海の南西にある杭州の南側に位置するエリアであり、実は上海から程近い小さな街である事が解ります
つまり上海料理と似ている筈…
そして紹興に行けば多分紹興酒を飲む中国人に会えるのでしょう
醤油、生姜、紹興酒テイストが美味い!
中国のお店にしては珍しく店員さんの愛想が良く、何と時おり笑顔で接客してくれていたのが印象的…
そのくらい中国のレストランの接客というのは真顔で「メイヨー(それは無い、直ぐに別のメニューを考えろの意味)」という印象が強いんだ
メニューは写真付きで凄く解りやすい
先ずは野菜
中華料理と言えば野菜を美味しく食べる事が出来る料理であり、蟹でも鶏でも無く、実は主役は野菜だと思う
特にほうれん草、空芯菜、青梗菜、茄子、インゲン豆あたりの登場回数は凄い
続いて紹興酒につけた鶏
この「冷たい鶏」シリーズは中国を旅していると定番で出てくるやつであり、他に「冷たい鴨」もあるんだけど、どれも凄く美味しくオーダーしてから秒で出て来てくれるので凄く助かる
「中国人は冷たいものを食べない」って良くいうけどそんな事は無く、正しくは「中国人は冷たい白米を食べない」だと思う
この紹興酒に漬けられた鶏は生姜醤油で食べるんだけどまぁ美味しい…( ˘ω˘
アタシは思想の問題(太る恐怖)で白米を食べられないんだけど、これを温かいご飯と一緒に食べたら最高だと思う( ˘ω˘
この生姜醤油と鶏の脂だけでご飯が食べられると思う
ホタテの旨みを春雨に吸わせたやつなんだけど、これもまぁ…美味しい…
どれもこれもただ焼いただけ、ただ煮ただけ…では無くとにかく手が混んでおり、一体どうやってこのスピード感で料理が提供されるのか…というのがいつも不思議で堪らない
大体中国の中華料理屋さんってメニューを見てオーダーしてから実際に供給されるまで…というのが総じて早く、解りやすくいうと王将並なんだけど料理の内容が凄いので実際にどうやっているのか…っていうのは凄く興味があったりする
日本で言うところのアサリの酒蒸しなんだけど、多分紹興酒に漬け込んで蒸してあるんだと思う
生姜が効いてこれまた美味しい…( ˘ω˘
このレストランはお値段もリーズナブルであり、この古家エリアで変に日本料理店に入るよりは値段的にも安く、バラエティー豊かな食事が出来ると思う
日本料理って高いですからね
因みにビールと紹興酒を飲んでお会計は¥8500円(2人分)でした
紹興酒飲み比べセットを頼んで見ました
紹興の郷土料理だけあってメニューに紹興酒飲み比べセットなるものがあり、せっかくだから…とオーダーしてみた
紹興酒なんて日本でも飲まないけど多分、台湾系小皿料理店とか行ったら置いてあるんだろうな…
その昔、京都大阪エリアで急速に店舗を増やした「阿里山 (アーリーシャン)」というお店があったんだけど、紹興酒=阿里山で飲んでたイメージ…
ザラメを入れたり梅を入れたりするイメージだったんだけど孔乙己酒家はストレート推奨
5年、10年単位くらいで飲み比べる感じになっており、なるほど確かに色が違うな…( ˘ω˘
熟成させる程に色は濃くなっていく感じ
そして味もちゃんと種類によって如実に変わる…
隣同士で飲み比べれと微妙に感じるけど、端と端で比べるともう全然違う…
熟成が進んだヤツはかなり濃厚…( ˘ω˘
アタシは真ん中くらいのでいいかな…って感じだったけどアトラクション的なアプローチとしてはこのメニューは楽しかった
古家に行かれる事があれば是非…( ˘ω˘