映画

シャイニング

この映画を観たこと無い人でも恐らくジャック・ニコルソンが壊れたドアの向こうから狂気の表情を浮かべてこちらを見ているあの絵は知っているのでは無かろうか…と思うエヂです⎛´・ω・`⎞

引用:映画.com | https://eiga.com/movie/14352/

最近、映画ばかり漁るように観てたりして…

U-NEXTで昔の良作とか、新しいB級映画を探すのが楽しい…( ˘ω˘

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そしてビールを飲みながらゆっくりと映画鑑賞をしながら過ぎゆく夜を楽しむのもいいじゃない…って思うのだ

そしてアタシが今回出会ってしまった作品がジャック・ニコルソン主演、スタンリー・キューブリック監督、スティーブン・キング原作の「シャイニング」だったりします

ストーリー

映画はコロラド州の奥深く、山間にあるホテル「オーバールック・ホテル」で小説家志望でアルコール依存症の問題を抱えるジャック・トランスが面接を受けている場面から始まります

雪深く山奥にあるホテルは冬の間は閉鎖されることになっており、その間ホテルに暮らしながらメンテナスをするための管理人が必要…

冒頭のホテルまでの道のりが綺麗…

その管理人の面接に来たジャックは、通り一遍の説明と確認を受けた後、支配人のアルマンからこのホテルは以前の管理人であるチャールズ・グレイディが孤独に心を蝕まれてしまい、最終的に家族を斧で惨殺し、自殺したといういわく付きの物件である事、そしてジャック自身はそういう孤独と向き合う事について問題は無いか?と尋ねられます

ゆっくりと小説を書ける環境を探していたから寧ろ願ったりだとジャックは快諾、妻のウェンディと1人息子のダニーを連れてホテルに引っ越しをする

ホテル閉鎖の日、ホテルの料理長であるハロランはダニーとウェンディのためにホテル内部を案内する

その中でハロランはダニーに自分と同じ特殊な能力である「シャイニング」がある事に気付く

そしてハロランはダニーに「このホテルには【何か】が存在する」と彼に語る

ホテルに冬が訪れ、3人だけの生活が始まるが、やがてジャックと家族達は存在しないはずの何かの存在への恐怖に蝕まれていくようになり、ジャックはまるで彼らの仲間のような会話をし始めるようになるようになり、徐々にホテルを支配する何かに染まって行き、いつしか発狂するようになる…

と、いうのがストーリー

割と展開が早く、観ていて中弛みは無い感じも、1回視聴しただけでは全容が見えない…やや、解りにくいストーリーだと思う

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実は奥さんが一番怖い

この映画はジャンル的にはホラーであるが、そこまでホラーテイストが強いワケでは無く…つまり理由も無く、モンスターや幽霊が暴れまわるような映画では無く、ちゃんとベースになるものがあって、そこに霊的な何かが居る…という事になっている

しかしながらこの映画を観ていて凄く怖い…と思わせるもの…

それは何かというと、ジャックの妻のウェンディを演じている女優シェリー・デュヴァルの怖さである…

引用:映画.com | https://eiga.com/movie/14352/

何というか…華奢で長い手足に、若い頃のアンガールズの田中さんのような不安定な挙動…逃げる側にも追いかける側にもなれそうなホラーテイスト溢れる外見…

この人が叫び声をあげたり恐怖で引き攣る顔が1番怖いw

ジャックニコルソンの怖さ

徐々に正気を失って行くジャックを演じるジャック・ニコルソンは古き良き時代の役者さんだけはあって顔の演技が凄くて狂っている様が見事ですねぇ…

また何というか、ハゲかけていたりメタボ体型から漂う普通のオッさんが異常になっていく感が出ててリアル

割と見事な中年体型だったりする

いつから壊れていたのか…ですが、割と早い段階から壊れかけていたのが、バスルームで出会った美女(本当は醜悪なゾンビ)が美女に見えた時点であっち側(鏡の向こう側)の世界になってしまっていたのでしょうね

ジャック・ニコルソン主演映画って実は全然観たことが無かったりして…何というか悪役顔ですよね

眉毛が弓形というか…古くはマイケル・アイアンサイドにも通じるような…笑っても怖い顔…と言うか、人を寄せ付けない何となく危険なオーラが出てる…と言うか、何か危ない男感が溢れ出てるなぁ…と…

輪廻転生とか鏡の世界

この映画は簡単なようでいて、実は少し難解な部分があり…

ただたまたまホテルに来た男がホテルに住み着く怨霊の類に支配されてしまった…という単純なものでは無かったりします

実はベースにあるのか「輪廻転生」であり…つまり仏教思想からくるあの手塚治虫thingです

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私が私を殺しに来る…という八百比丘尼のアレです

更に鏡の世界の概念があり、悪いものは全部鏡の向こう側にあるのですが、そこにジャックが入り込んでしまうんですね

スタンリー・キューブリック監督がスティーブン・キングの原作の内容を大きく変更して作った事から原作者と監督が揉めたり、スタンリー・キューブリック監督が何百回と同じテイクを俳優陣に要求したり、脚本をしょっちゅう変えたり…と色々あった作品ではありますが、結果的には後の世で傑作と評される作品になっている…という…

いい作品は時代を超えるんだな…ってのは、映画を観て感じた率直な感想だったりします⎛´・ω・`⎞


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