京都の八坂神社を越えて更に山手…「ねねの道」や「八坂の塔」が見える観光地の超ど真ん中…所謂東山と呼ばれるこのエリアには、細い道に沢山の隠れ家のようなレストランや甘味処、カフェがある…
「舌を肥やすな、飯がマズくなる」という言葉があるのは承知しておりますが、それが何であれ最高の味というのを知っておくという事は色々と大きな気付きになる…と思うエヂです⎛´・ω・`⎞
そんな東山の八坂神社の更に奥に、京都の老舗料亭でありミシュランガイド3つ星を獲得した菊乃井さん(大正元年(1912年)創業)があるんだけど、その手間に「無碍山房」というランチやスイーツをリーズナブル(菊乃井さん価格と比較して)な値段で提供するお店があるんです
因みにこの「無碍山房 Salon de Muge」の方も2023年ミシュランガイドでピグブルマンを取得していたりして、こっちはこっちで凄かったりする
元々アタシがこのお店を知ったのは、その昔「京都で食べる美味しいわらび餅ランキング」とかをネットで調べてヒットした事がキッカケだったんだけど、わらび餅以外にも季節のスイーツや抹茶パフェ等も凄く美味しいし、ランチの「時雨弁当」だって凄く美味しいんだ( ˘ω˘
アクセス
最寄駅は京阪電車の「祇園四条」になりますが、八坂神社の更に奥なので、実は歩くと結構距離はある…
駅を出て八坂神社を目指して歩き、八坂神社内に入って、南楼門から下河原通りに出て、更にねねの道を歩いて山手の道に入った所にお店を見つける事が出来ます
駅からだと徒歩、30分以上掛かるかもしれないのでタクシーで来られる方も多い
車で行く場合、お店周辺には駐車場は無く道も狭く観光客も多くややこしい上級者向けコースが待ち構えているので、京都の狭い道の運転に慣れない人は八坂神社周辺の駐車場に停めて歩いて行くのが簡単
お店に比較的近く停めやすい駐車場は八坂神社南楼門出口前にあるので、ある程度運転に自信がある人なら東大路通りから八坂神社を過ぎて直ぐの通りを入ってみる事をオススメします
カフェ利用は予約不可
このサロンドムゲ(無碍山房)さんですが、予約が可能なのは「ランチの時雨弁当を食べる人のみ」なので、喫茶・和甘味利用者は予約不可
因みに時雨弁当のランチ予約は無碍山房では無く、菊乃井本店に電話して予約する必要がある
カフェ利用のみの場合、まずは入店するための整理券を取りに行く必要が有ります
先ずはお店に向かい、お店前にある端末でチェックイン
携帯電話での呼び出しサービスがあるので、端末に携帯電話番号を入力します
また、この端末で自分が今何番目なのか?ってのも確認できるようになっています
整理券さえ取ってしまえば後はお店の前で待っているより観光でもしてた方がいいと思いますがこれは季節によりますよね…夏場の場合は観光って言ってもまぁまぁキツい…_(┐「ε:)_
アタシは夏場に行く時は喫茶店で時間を潰したり、車で行って駐車場で涼んだりして時間を潰してます
席が空きそうになったら携帯に無言電話が掛かってきます
実際に電話が鳴ってから自分の番が来るまにはまだ15分20分間があるので、多少遠くに行っても大丈夫
尚、基本的にランチ予約者が優先なので仮に12時にチェックインしてもお店に入れるのは午後1時30分を過ぎてからだったりします
弾力が凄いわらび餅は必食‼︎
Salon de Mugeさんは1人客も多いんだけど、やっぱり一番多いのはカップルとか女性客
初めての無碍山房で2人以上で入店する場合、私的にはわらび餅を1つ注文してシェア+自分の食べたいものを注文するのがベストだと思う
Salon de Mugeさんの「無碍山房できたて本わらび餅」(¥1455円)は確かに特徴があるわらび餅なので一度は食べてみるべきだと思うんだ
なんでも出来立ての温かい状態のを水で〆て直ぐ提供してくれるとか…
きな粉と黒蜜が付いてますが、まずはやっぱり何もつけずに頂きます…
う~ん…もちもちですなぁ…少し柔らかい…
続いてきな粉を付けて頂いてみる…
きな粉をたっぷりとまぶすと美味しいけど、気を付けてないと器官にきな粉がダイレクトに入ってボフッ!ってなっちゃうんだよね⎛´・ω・`⎞
いいきな粉なんだろうけどやっぱり甘味は欲しいな
ここは素直にきな粉に黒蜜をまぶしてみる…
うん…やはりこれが一番美味い
何個か食べてみると解るが、お年を召した方とかだとマジで喉に詰めてしまいかねない程の弾力性がある
できたて本わらび餅はシェアしましょう。
そして食べてて思うのは、わらび餅って「そんなに沢山要らない」って事なんだ
実際、このSalon de Mugeさんのメニューの中で地味なのはこのわらび餅と昔のプリンだけで、後のメニューは非常に華やかだったりして…
あんなに待たされて、せっかく中に入れたんだから華やかなのを食べたい!って思う筈…
故にわらび餅はシェアしましょう…という事になる
店の主役は濃い抹茶パフェ
Salon de Mugeさんのメニューを見ていると、どれもこれも凄いんだけどやっぱり主役…つまりセンターを務めているのは「無碍山房濃い抹茶パフェ」(¥1600円)である気がする
実際、周りを見ていてもこの濃い抹茶パフェオーダー率は非常に高い
次点でモンブランかき氷とかメロンパフェ(季節限定品)とお見受けした…
嫁がオーダーした無碍山房濃い抹茶パフェ
凄く豪華で超抹茶で緑色が想像していたより濃いのが印象的
専用の角度のついたスプーンがその佇まいを優雅に見せている
食べにくい…事も無いが、写真ばっか撮ってると傾いてくるので早めに手を付けた方がいいみたい
抹茶パフェは名前の通り濃厚!
1口でも食べてみると直ぐに解るんだけど、抹茶が凄く濃厚であり、美味い…( ˘ω˘
まるで抹茶のエスプレッソ…みたいな形容が出来てしまいそうな程に濃くて特別感があるアイスに、モッチモチの白玉…それも甘いだけじゃない大人の味がして何か妙に感心してしまった
凄くビターなんだけど、ほのかな甘さがあるビター抹茶アイスは1度食べたら納得する筈
メロン半玉の贅沢、メロンパフェ
これは季節限定商品だと思うけど7月、8月には季節のメロンパフェ(¥2000円)なる商品があり、このパフェがこれまたかなりヤバい…
ご覧の通りほぼメロンなのだ
でもこれ、中にはミルクアイスとメロンアイスに白ワインゼリーと、更にブランデーを効かせた大人のパフェだったりする
ブランデーと言ってもそんなにアルコールは濃く無く、殆ど解らない程度になってはいるが、お酒が極端に苦手な人とかは注意が必要かもしれない…
一口目からもうメロンの柔らかさと甘味が際立つ…( ˘ω˘
考えてみたら半玉のメロンを1人で食べる贅沢な機会なんてそうそう無いもんな…
まさに子供の夢…それにお酒をかけて食べていると「あぁ…俺も大人になったなぁ…( ˘ω˘」としみじみ感じる
果肉は非常に柔らかく、自分でもびっくりするくらい簡単に無くなってしまった
参考までにお会計(2人分)
アタシ的おすすめはSalon de Mugeさんに2人で行き、「無碍山房できたて本わらび餅」を1つと、後は食べたいものをそれぞれオーダーする…というもの…
2回目以降はもう好きなものをオーダーすればいいと思っていて、先日もお伺いしたら昨年と比べるとちょっと値段が上がっているように感じたけど、この季節のメロンパフェとか、季節果実物はもうその年の豊作不作の影響とかで凄く変動しそう
- 無碍山房濃い抹茶パフェ ¥1600円
- 季節のメロンパフェ ¥2000円
- 合計 ¥3600円
こうやって落ち着いて計算してみるとかなり高い部類に入る甘味ではあるが、皆1時間程でも待って此処で食べる価値を見出すのは、この祇園の東山にある無碍山房の空間でまったりと庭を眺めながら特濃抹茶アイスを食べる…という体験に特別感を見出すからなんだ…( ˘ω˘