イタリアン、フレンチ、ラーメン、カレーに中華に和食…と様々な選択肢がある日本のレストランなんだけど、メキシカンっていうとちょっとまだまだ珍しい選択肢だと思うエヂです⎛´・ω・`⎞
日本からはちょっと距離的には文化的にも馴染が無いメキシコだけど、例えばアメリカとかに行くと地続きの国境を越えた先であり、メキシコ料理店ってのは結構あったりする…
アクセス
最寄駅は京都地下鉄「烏丸尾池」駅であり、感度の高い御仁ならご存知の「Ace Hotel Kyoto」の中にある店舗になります
5番出口を出て直ぐ、北を向くと右側に見えてくるのが「Ace Hotel Kyoto」と「新風館」
この場所は昔から何度も再開発されて来たんだけど、「Ace Hotel Kyoto」が出来てからすっかり根付いた感じで、アーティスティックな小規模上映映画作品を扱う映画館「アップリンク京都」や、イギリスで最も古い歴史を持つアパレルブランド「ジョンスメドレー」、惜しまれながら閉店する事が決まっている世界一予約の取れないレストラン…デンマークの「ノーマ」の期間限定レストラン「noma kyoto」等、感度の高い人に向けて色々な仕掛けを展開しているな…ってのは前々から思っていたりする
1階ホテル側から2階に登る階段を上がれば「PIOPICO」に入る事が出来る
優雅な雰囲気とタコス
天井が高くて凄く広い空間は流石、ホテルのレストランという感じであり、そういえば長くこういう雰囲気は味わって無かった気がする
ゆったりとしたソファー席に低いテーブル…姿勢は凄く崩せて楽ではあるけど、「物を食べる」という観点のみで考えるとちょっと姿勢が辛い感じ…
テーブルに置かれた食器と口との距離が遠いのだ…
夜は併設されているバーで優雅にアルコールを飲める場所になっているみたいで、優雅な感じを出すために雰囲気優先って事なのかな
取り敢えず場所は凄く広く、隣席との間隔も凄く広いのでプライベート感が高く、ゆったりとした気分になる
ランチは「メキシカンタコスランチ」、「メキシカンブリトーランチ」又は「ビーフステーキランチ」から選ぶ事が出来るんだけど、折角メキシカンに来たんだからタコスでしょう!という頭で「メキシカンタコスランチ」をオーダー
ランチには食前、食後と飲み物が2つ付いていて、食前にクラフトコーラを、食後にアイスコーヒーを選んでみた
クラフトコーラはジンジャー香るスッキリとした甘さが口に残らない味で、アタシのようなクラフトコーラ初心者でもスッ…と入れる爽やかな感じ
はっきり言って美味しい
続いて運ばれてくるのがサラダとトマトのスープなんだけど、これどちらも凄く美味しい
サラダは薄く擦られた鰹節がいいアクセントになっており、ドレッシングの中に割と濃い和テイストを感じる一品
トマトのスープはガスパチョのような感じで中にコンキリエという貝殻のようなパスタが入っているんだけど、このパスタがカリカリに揚げられていて、意外食感を生み出している
ナイフがあれば…な、タコス達
前菜が終わればいよいよタコス3種盛りの登場…
凄く豪華な見た目なんだけど、フォークだけだと凄く食べ辛い…でもこれ…多分手でいくヤツなんだろうな…
お皿の上に乗っているのはトウモロコシを原料に作られたトルティーヤの上に具材を乗せたタコスが3種類…具材はそれぞれ「ビーフの煮込み」、「フライドフィッシュとコールスロー」と「スイートポテトとカシューナッツ」となっており、他にトルティーヤチップスと緑のサルサソースって感じ
手でトルティーヤを巻いて…って思ったんだけど、具材が多過ぎて上手く巻けない…って、これもしかしてタコスの上に過剰に乗った具材をトルティーヤチップスである程度頂いてから本体を食べるんじゃ…っていう結論に行き着く…
そこでそれぞれのタコスの具材をちょっとトルティーヤチップスの上に乗せて、サルサソースを乗せて食べてみたんだけど、これなら手でいけるしなるほど…そういう事かと、妙に合点が入った(本当の食べ方かどうかは知りません)
ある程度、上に乗った具材をチップスと一緒に食べたらタコスを手に取り、トルティーヤで巻いて食べる…って塩梅
うん…美味しいし、実に多国籍料理を食べている感じがする
ふと隣の上品なご婦人に目をやると、やはりご婦人もどうやって食べたものか…と思案している様子だったが、意を結したのかフォークでひと刺しして、タコスを少し上に浮かし、そこに横から口を持って行く…所謂犬食い態勢で食べ出したのを目の当たりにしてビックリしてしまった
食後のデザートまでトウモロコシとカスタードクリームを合わせたようなやつだったりして、普段食べているものとはかなり離れていて凄く楽しかった
メキシカン…たまにはアリですね