映画

オザークへようこそ

半年以上かけてNetflixで配信されている「オザークへようこそ」(英題Ozark)を全話見終えて、ちょっとしたオザークへようこそロスを感じているエヂです⎛´・ω・`⎞

アメリカ様のテレビドラマって凄く当たり外れが大きなイメージなんだけど、このドラマは大当たり…( ˘ω˘

視聴に半年以上掛けたのは空き時間にじっくりと観たかった…というのもあり、主に飛行機の中や海外のホテルの夜のお楽しみにしながらダラダラ視聴したからなんですけど、一気見せずにじっくりと楽しめて良かったなぁ…と思うドラマでした

Netflix公式動画より

あらすじ

ファイナンシャルプランナーとしてシカゴで暮らすマーティ・バード(ジェイソン・ベイトマン)だが、実は裏の家業として麻薬組織の資金洗浄を行なっており、その恩恵を受けながら中流以上の生活を謳歌していた

そんなある日、欲に駆られた同僚がマーティ自身も知らない間に組織の金を横領していた事が組織にばれ、マーティの目の前で同僚が射殺されてしまう

自身も絶体絶命の危機を迎えるが、言葉巧みにミズーリ州オザークで投資事業を立ち上げる事が出来れば、期間内にこれまで以上の資金洗浄をする事が出来る…という儲け話を持ちかけ、何とかその場を取り繕い難を逃れる

一家は独自のルールが敷かれた田舎町「Ozark」へ引っ越す事に…

そして、そこから家族を巻き込んだ資金洗浄ビジネスのためにミズーリ州のリゾート地オザークへ移住する事になるマーティとその妻ウェンディ、娘シャーロット、息子ジョナの4人家族はオザークの田舎で麻薬組織も驚く程、厄介な人間関係や事件に巻き込まれながらも麻薬組織のために、資金洗浄をしながら生き残る綱渡り生活に傾倒していく…

魅力的な登場人物達

このドラマは全44話と、中々のボリュームなのもあって登場人物が割と多い

また、最初のエピソードに出てきて一時退場から、別エピソードを挟んで、新章からまた出てくる…みたいなアメリカンドラマあるあるもあったりして、誰アンタ?みたいなのもちょいちょいあるが、途中退場者も多いので誰が誰なのかもう解らんヽ(`Д´)ノみたいな事にはならない

引用:Netflix公式サイトオザークへようこそより|https://www.netflix.com/title/80117552
  • マーティ・バード(ジェイソン・ベイトマン) 主人公
  • ウェンディ・バード(ローラ・リニー) マーティの妻、徐々に頭角を表し、後に暴走する
  • シャーロット・バード(ソフィア・ラブリッツ)マーティの長女
  • ジョナ・バード(スカイラー・ゲルトナー)マーティの長男
  • ルース・ラングモア(ジュリア・ガーナー)オザークの不良娘
  • レイチェル(ジョーダナ・スパイロ)オザークで安宿を経営する女
  • ロイ(ジェイソン・バトラー・ハーナー)同性愛者のFBI捜査官
  • カミノ・デル・リオ(イーサイ・モラレス)麻薬カルテルの幹部

「The Walking Dead」と「Breaking Bad」を足して2で割ったような感じになっており、同2作が楽しめた人なら絶対にハマれるのは間違いない…

主人公マーティ・バード演じるジェイソン・ベイトマンは非常に魅力的で、「The Walking Dead」のリックを彷彿とさせるような説得力のある喋り方が見るものを魅了する

そしてその妻ウェンディ・バードを演じるローラ・リニーこそ「Breaking Bak」のジェシィ枠であり、即ち厄介毎を持ち込んでくるトラブルメーカーなんだ

マーティーは最初から最後までブレる事なく一貫していて、とにかく家族の事を考えているんだけど、徐々にウェンディにブレーキを掛けられなくなっていく様子が面白い

エピソードの大まかな流れ

物語は全部で4シーズンで、全44話なんだけど、それぞれのシーズンの大体の話の流れをまとめてみました

ちょっとしたネタバレもあるので、もう観よう!と決めている人は読み飛ばしてください

シーズン1:バード一家オザークへ

麻薬カルテルの資金洗浄のためオザークへ引っ越して来たマーティ一家

オザークに昔から暮らす余命僅かな老人、バディから彼が死ぬまで地下に住まわす事を条件に家を買う事を承諾、土地に住み着く

犯罪一家のラングモア家や地元で密かにヘロイン・ビジネスの根を張りながら暮らすスネル家等と対立しながら、ホテルやストリップクラブの買収をし、徐々に麻薬カルテルの資金洗浄を開始するマーティの姿が描かれるエピソード

シーズン1は終わり方が衝撃的で、シーズン1を全部観てしまうと自動的にシーズン2を観ずにはいられなくなる

シーズン2:船上カジノ建設編

更なる巨額マネーロンダリングを組織から強要される事になったマーティは、ホテルとストリップクラブで資金洗浄をしながら船上カジノの建設に奔走する事になる

カジノ法案を通すため、地元の有力者達に接近を図る中でウェンディの交渉能力が徐々に開花し、マーティも政治的な折衝はウェンディに任せるようになる

麻薬カルテルの窓口としてカルテル顧問弁護士のヘレンが登場、マーティに無理難題を突きつけてくるが、2人は何とか切り抜け、船上カジノをオープンさせる事に成功する

一方で、徐々に協力関係になりつつあったラングモア一家の不良娘、ルースの父親ケードが仮釈放となり、ルースを使ってマーティの金を奪おうとしてきたり、同性愛者のFBI捜査官ロイの執拗な捜査を切り抜ける場面も描かれます

徐々に自身が行っている事の業の深さと終わらない資金洗浄に苛まれていくマーティに対して、段々と自信満々になり、犯罪行為への感覚が麻痺していくウェンディが徐々に悪事に手を染めていくエピソード

シーズン3:ウェンディ暴走編

船上カジノがオープンし資金洗浄も順調に始まる中、更にカジノを広げようとするウェンディと慎重なマーティとの間で温度差が出てくるようになる

味方を増やそうと、双極性障害を患う弟ベンを囲ったり、麻薬カルテル顧問弁護士ヘレンと仲良くしながらも、裏でヘレンを出し抜き、カルテルのボス、ナバロと直接連絡を取りながら、競合カジノ買収を画策する

やがて、ルースと恋仲になったベンは薬の服用をやめてしまい、徐々に精神が不安定に…

更に今度はヘレンがバード夫妻の事業を乗っ取りを画策し…

ウェンディの悪い顔もそろそろ板についてくるエピソード

シーズン4:麻薬カルテル編

完全にダークサイドに落ちてしまったウェンディの思惑通り、麻薬カルテルのボスであるナバロに認められた夫妻は、ナバロから引退のためFBIとの取引きを要求される

それは彼の指名手配を反故にし、引退後も彼が捕まる事も無く自由にメキシコとアメリカを行き来出来るよう保障する…というもの

その一方で、麻薬カルテルも一枚岩で無く、麻薬カルテルの後継者を狙うナバロの弟ハビが独断でバード一家の前に現れ、資金洗浄ビジネスに粘着し始める

果たしてバード一家は糸の上を落ちないように前に進む事が出来るのか…

総括

冒頭でも触れた話、「The Walking Dead」と「Breaking Bad」を楽しめた人であれば無条件に楽しめるドラマだと思う

犯罪系のドラマというのは裏側を知るのが面白い…そう言えば「ザ・サーペント」なんかもそうだったなぁ…

合わせて読みたい

しかしアメリカという国は本当に麻薬、銃、汚職に汚染されている国なんだなぁ…とつくづく思うし、人々もそういう話が好きなんだなぁ…と思う( ˘ω˘

ドラマを最後まで観ると、ウェンディの清々しいまでのクソさに寧ろスッキリするんだけど、よくよく考えてみたら元々良い人が悪い人になったワケでは無く、最初から浮気してたりするので生粋のワルなんだな…って感じがした

環境で悪人になっただと?ちがうねッ!!

こいつは生まれついての悪だッ!

お節介焼きの人

人気ブログランキング
人気ブログランキング

-映画
-