映画

OLDオールド【そんなアホなwと思いつつ見てしまう老化するビーチのお話】

夜の過ごし方は曜日によって違っていて、例えば月、火は英会話なのでもう何もする気力が起こらない感じ。水、木、金、土、日は走るかジムるかなのでゲームやったり、映画を観たり…とにかく、まったり過ごすというのが夜のルーティーン…。

どうもエヂです。⎛´・ω・`⎞

アマゾンプライムビデオで宇宙サイファイパニックホラームービーを探していて、何となく目についた「オールド」なる映画が突っ込み所満載ながらも中々面白くて、結局最後まで観てしまいました。

引用 (C)UNIVERSAL STUDIO https://www.universalpictures.jp/micro/old

キャッチフレーズは「そのビーチでは、一生が一日で終わる。」

ドラマ感覚で見ると楽しいスリラー映画

監督はM・ナイト・シャラマン。代表作は「シックス・センス」、「アンブレイカブル」、「サイン」等…と聞けばもう大体映画の方向性が解ってしまいますね。超常現象とかそんなのが好きな監督さんなんですね。ところで最近、監督名があまり前に出て来なくなったよなぁ…って感じるのは私だけでしょうか?昔は映画と言えば最初に監督の名前ありきだった気がするんです。

エヂ

マーティン・スコセッシ監督か!それなら安心やわ!

はい!良作決定!

ガリレオシリーズとか、世にも奇妙な物語とか、ああいうドラマが好きな人とかは凄くハマれると思う。あまり何も考えずに口を開けて見られる軽いドラマ感覚が週中の夜には程よいかも。

出演者はガエル・ガルシア・ベルナル、ヴィッキー・クリープス、ルーファス・シーウェル、アレックス・ウルフ、トーマシン・マッケンジー…ってあれ…?誰も知らない…。

よくよく考えたら誰が主役なのかも良く解らない感じです。

あらすじ

ガイとプリスカ夫婦は息子のトレントと娘マドックスを連れて、南国のリゾート地を訪れる。一見、幸せそうな家族旅行であったが、実は離婚前の最後の想い出作りのための家族旅行であることを息子と娘は知らない。

豪華なホテルに到着した一向に振る舞われたのは顧客それぞれの好みに合わせて作られたウェルカムドリンク。

トレントとマドリックスは豪華なホテルと南の島での滞在にはしゃぎ、遊んでいる間にホテルマネージャーの甥であるイドリブと友人になる。

滞在翌日、一家はマネージャーに「あなた方家族のことが好きになったので特別な場所に案内したい」と誘われ、岩場に囲まれたプライベートビーチに招待される。

ビーチにはガイとプリスカ一家以外にも外科医チャールズ一家と看護師ジャリン夫妻に人気ラッパーのミッドサイズ・セダンがいた。

プライベートビーチでの休日をそれぞれ満喫する彼らだったが、浜辺でセダンの知人女性の遺体が見つかった事で事態が一変、皆セダンが犯人では無いかと疑い始める。そんな中外科医チャールズの母アグネスが急死。更に時を同じくしてトレント、マドックスと外科医チャールズの娘カーラが急速に成長し、ティーンエイジャーになってしまう。

引用 (C)2022 UNIVERSAL STUDIO https://www.universalpictures.jp/micro/old

何かがおかしい…とビーチを離れようとする彼らだったがビーチを離れようとすると何故か意識を失って元の場所に戻って来てしまい、どうやってもビーチから脱出できない事を知る。

そこに居るだけで、「急速に老いて行くビーチ」…。ここでの1時間は通常の2年に相当する…。

引用 (C)2022 UNIVERSAL STUDIO https://www.universalpictures.jp/micro/old

子供達は急速に成長し、持病を持つ大人達はその病気が悪化して行く中、逃げようとするもの、気が触れておかしくなってしまうもの、真剣に家族と向き合う者…。それぞれの家族がそれぞれの決断を下す…。

火の鳥異形編を思い出す

ある空間に閉じ込められて、歩けど歩けど前に歩いた道に戻ってしまい、結局は「ある事」をやらないと先に進めない…というのは実は割と良くある作り話なのではなかろうか?と思う。

例えば、火の鳥【異形編】

八尾比丘尼を殺しに来た左近之助は八尾比丘尼を殺害するが、その空間から外に出る事が出来なくなり、八尾比丘尼を訪ねてくる妖怪達をやり過ごそうと、八尾比丘尼に成りすます間に本当に八尾比丘尼になってしまい、今度は左近之助が自分を殺しに来るの待つ…というループを永遠に繰り返す事を悟る…。

合わせて読みたい

例えばジョジョの奇妙な冒険スティールボールランのリンゴォ

これもリンゴォの居る空間から抜け出せなくなったジョニー、ジャイロ、ホットパンツはリンゴォを倒さないとこの空間を抜け出せない事を知る…って、まぁアレはリンゴォのスタンドが彼らを動かして堂々巡りさせてるだけなんですけど…。

君はオレが攻撃したらそれに「対応」しようとしている

それが心体にこびりついている

「才能」ではすぐれたものがあるのかもしれないがこびりついた「正統なる防衛」ではオレを殺す事は決して出来ない

受け身の「対応者」はここでは必要なし

リンゴォ・ロードアゲイン

実は良くあるテーマなのかもしれません。元ネタは何なんでしょうかね?

急速に年を取る…ってのはジョジョの奇妙な冒険、黄金の風のプロシュート兄貴のグレイトフルデッドを思い出します…そう考えるとジョジョって奇妙ネタの宝庫なのかも。

映画では男性女性、年齢に関わらず皆、平等に年を取ってしまうような設定になっており、当たり前ですが年寄りから死んでしまう事になります。

男の子と女の子が「遊んでいただけ」で子どもが出来てしまうシーンは何か途中で予見できたので思わずニヤリとしてしまいましたw

ネタバレになるので詳細は省きますが、一応作中の最後で何故?何のために?っていう説明はあります。

引用 (C)2022 UNIVERSAL STUDIO https://www.universalpictures.jp/micro/old

伏線も結構張ってあったりするので観終ってまた最初から見ると意味が解ったりする事もあったりして…。

難しい事抜きにしてテレビで世にも奇妙な物語を見るような感覚で観られる軽い映画なので、普段映画とかあまり観ないけどそういう系のドラマとか好き!みたいな人も楽しめると思います。


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