映画

燃えよ剣【岡田准一氏のアクションと演技が本物過ぎる!】

普段、あまり時代劇…ってのは見ないんだけど、日本特有の「美」みたいなのは好きで、そういうのがPVとかポスターとかで目に留まるとちょっと見て見ようかな…ってなる事もあったりして…この「燃えよ剣」はまさに後者の方…つまりポスターが恰好良くて、記憶に残ったんですよね…

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

キャッチフレーズは「時代を追うな。夢を追え。」赤く、燃えるような背景に鋭い眼光で剣を携えた岡田准一氏、柴崎コウ氏、伊藤英明氏、鈴木亮平氏がカメラ目線でこちらを見つめる絵が恰好良すぎる映画「燃えよ剣」はU-NEXTで視聴する事が出来ます

*本ページにはU-NEXTのプロモーションが含まれています

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あらすじ

物語はノンフィクションであり、司馬遼太郎の歴史小説「燃えよ剣」を映画化…戦国時代を駆け抜けて散った、皆さんご存知「新撰組」の鬼の副局長土方歳三の半生を描いた映画である

映画は新撰組が幕末の日本の中で戦いに明け暮れ、厳しい規律を定めながら組織を統率し、幕府を倒そうとする勢力を制圧していく前半から、時代の流れが倒幕になる中で散り散りになっていく様子までを土方歳三目線で描かれている

因みに英題名は「BARAGAKI(バラガキ)」で、意味は乱暴者という事であり、茨のように下手に触れれば怪我をする…という土方の「やんちゃ」さを表したもので、スタッフロールとかも英語で表示されたりするので海外展開を意識しているように見えるものの、英語字幕は無く、現時点で海外での公開等はされておらず、Netflixでの配信も無し…

英語字幕版があれば是非観てみたいのだけど…⎛´・ω・`⎞

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岡田准一氏が凄い

主演の岡田准一氏が土方歳三になりきっており、普段は不器用な面を持ちながら真っ直ぐに行き、一度戦闘モードに入るや否や、眼光鋭い眼光と力強い刀捌きをもって相手を切り捨てる様が男前過ぎる…_(┐「ε:)_

剣を使うシーンの迫力は随一!

この人、元々はアイドルだった筈なんだけど、確かこの人はアイドルグループV6の中でも異例の存在であり、元々、日本テレビの「天才たけしの元気が出るテレビ‼︎」の1コーナーに出演した事が元でアイドルグループに入る…という、他の人とは違う経歴を持っていたと思うんだけど、もはや完全に役者さんになってますねぇ…

今年、ブラジリアン柔術の世界大会に出場したのは有名な話だけど、まさにアクションが本物のそれであり、刀や棒を振っていてもにわかでは無いのが分かるくらい動きにキレがあり過ぎる…

アタシが大ファンの鈴木亮平氏も新撰組局長として出演されており、いつもながら安定感抜群の演技をしていたんだけど、アタシの中では伊藤英明氏演じる芹沢鴨が凄く印象的で、前半から中盤まで完全に主役を喰っていたなぁ…という印象が否めない…

エヂ

「しゃらくさいよ…キミはッ!」

キャー!カッケェ!

伊藤英明氏といえばアタシの中では「海猿」から止まっていたんだけど、悪役をやらせた方が上手いのでは…?と思えた程である

因みに「しゃらくさい」は生意気…みたいな意味だったりする

京都人と新撰組

映画の中の「色」が凄く綺麗で、自然な影に緑や赤等を意図的に配置したような感じ…というか、自然な色表現が凄く美しい…

わざとらしく無いと言うか、本当に自然な色なのだ

実は京都人にとって「新撰組」というのは割と近く感じる物語だったりして…幕末の時代劇には必ず京都が出てくるんだけど、この「燃えよ剣」でも京都ロケが行われており、物語を見ているとどこかで見たような場所が出てくる…

例えば長州藩・土佐藩等の尊王攘夷志士を新撰組が襲撃した「池田屋事件」は、祇園祭りの宵々山の日に行われており…

宵々山って…まさに祇園祭の始まりやないか…

祇園囃子も聞こえるし、その昔、祇園祭が行われていた京の町の様子やなんかも凄く興味深いし、普段から何気なく歩いている三条河原町に池田屋があり、今から150年程前のこの場所で…と思うと胸が熱くなるし、妙心寺や伏見区、西本願寺等、「行った事があるあの場所で」実は凄い歴史が動いていたのだという事を感じずにはいられない…

時代劇こそ日本人の十八番!

この映画、東京は日野市出身の農村出の若者達が夢を求めて京都に行き、紆余曲折を経て「新撰組」を結成…絶頂から倒幕の流れから散り散りになり、北海道は函館の五稜郭で土方歳三が戦死するまで…という長いストーリーを2時間28分の尺に納めてあるんだけど、新撰組のファンでも歴史に造詣が深いワケでも無く、普段は洋画ばかり観ているアタシ的には凄くメリハリ良くまとめられており、観ていて疲れないな…という風に感じた

細かいエピソードは要所要所を上手く繋いで進行し、ここぞ!と言う場面だけは長い尺を割く…みたいな…

編集ワークという事になるのだろうか…田舎から出てきた若者が新撰組になり、芹沢鴨を暗殺して、五稜郭で死ぬまでがエピソード盛り盛りなのだ

時代劇も中々ええやん…

普段、あまり時代劇は観ないんだけど、中々どうして…感服しましたし、日本人にサムライやらせたら外人は絶対に敵わないな…と妙に納得してしまった

この時代、倒幕に絡む戦いを舞台にした映画と言えばトム・クルーズの「ラスト・サムライ」が挙げられるが、もうね…あんなもんじゃ無いのだ

おかしな忍者は出てこないし、無理矢理ハッピーエンドになる訳でも無い

因みに映画「ラスト・サムライ」の主人公ネイサン・オールグレンは実在の人物、ジュール・ブリュネがモデルなんだけど、燃えよ剣ではこのジュール・ブリュネに史実を語る土方歳三…という感じで回想形式で物語が語られる…

最後のシーンが実は最初のシーンなんだ…という演出は3回観た時に気付いたんだけど…とにかく只管、美しく力強い新撰組が見たいなら、この「燃えよ剣」はオススメです( ˘ω˘

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