セブンイレブン限定で発売されるや否や、瞬殺で売り切れたと思ったら何故かメルカリで大量出品される…という良いのか悪いのか良く解らない話題のラーメン「HIKAKIN PREMIUMみそきん濃厚味噌」が再発売され、運よく手にいれる事が出来たエヂです⎛´・ω・`⎞
因みに今回もセブンの店頭からは直ぐに売り切れてしまったようですが、一体誰が何のために買っているのか…と言うのも今回もアマゾンやメルカリに大量出品されており、中には12個入りの箱のまま1万円とかで販売されていたり…(こんなん流通関係者か店員しか出来ひんやん…_(┐「ε:)_)
取り敢えずそれ程に価値があるものなの?っていうのは凄く気になっていたので食べてみた次第…因みに転売ヤーから購入したものではございません
製造は日清食品
セブンイレブンと言えばコンビニ業界の現王者であり、日清食品と言えばカップ麺業界の現王者であり、ヒカキンと言えば言わずもがなYouTube業界の現王者
そんな王者同士が共に開発をし、最強の流通販売網を持つセブンが販売!もう、最強の即席麺を販売する用意は整えられているのだ
しかしながら、セブンイレブンと言えばプライベートブランドに拘り、日清を蹴ってサンヨー食品に製造を依頼、自店舗の棚の半分をそれらで埋め尽くして販売を続けていたりする
日清としては同じ棚に日清カップヌードルシーフードヌードルとセブンイレブンPBのシーフードヌードルという名前まで同じラーメンが並ぶ様子は絶対面白く無いと思うんだけど、実はこういう王者の我儘…というか「でも売り場は必要でしょう?」みたいなスタンスはどの業界においても存在すると思う
しかしながらセブン側の立場で考えると、セブンの同じラーメンがライバル店にも置いてあるのは面白く無い…そや!…という理屈になるのも良く解る…
日清食品はカップ麺業界では抜けていると思っていて、1962年に特許権が成立した「瞬間油熱感想法」や、1975年に取得された「容器付きスナック麺の製造法」からカップヌードルから始まった話は有名
既に特許は切れているが、コンビニのカップ麺の棚を見れば分かる通り、今でも多くの企業がこの方法を使って開発している
例えばファミリーマートが展開している「ファミマル」ブランドはアイテムによって日清食品が作っていたり、エースコックやマルちゃん、明星、東洋水産等がOEM製造(各社のブランド名は入る事が多い)しているが、ファミマルブランドの日清食品のラーメンはセブンイレブンの店頭には無く、しかも非常に美味しい…と感じて、一時期英会話の日の晩御飯に良く購入していた
個人的にはセブンのプライベートブランドには全く惹かれないので購入した事は無かったりして、今夜は(大手メーカーが販売する)カップ麺が食べたいなぁ…と思ったら、ファミマかローソンに行く
理由はプライベートブランドが売り場の半分を締めるセブンイレブンでは選べるブランドの量が自動的に半分になるからである
まぁ、今回に限って言えば、ヒカキンが依頼した先が日清だった…というだけの事だと思う
ヒカキンが日清の味に惹かれたのか、味を再現出来るのは日清だけだ!と思ったのか、はたまた日清側からのオファー案件なのかは不明だけど、最強のYouTuberが最強のカップ麺業者に依頼、監修して作ったカップ麺を最強の流通販売網を持つセブンが販売する事になった…と、これが最初の話
期待値高まる具沢山な顔
早速購入した「みそきん」を調理…と言うか、まぁお湯入れるだけなんだけど…
待ち時間はカップ麺定番の3分では無く5分必要
そう言えば内容量が多そうに見える…食べ応えってやつか…と思いきや、麺の量は80グラムと日清食品のカップヌードルの78グラムとさして変わらなかったりする
蓋を開けてみると、もやしとネギとメンマがお出迎え
具材はかなり頑張ってる気がするなぁ…
ここで謎肉を入れたりすると一気に日清食品感マックスになるから肉は省いたのか、単価を税込¥300円に維持するためには肉を省かざるを得なかったのかは不明
因みに同時発売のみそきんメシの方には謎肉そぼろが入っているらしい
しかし、SUSURU氏がカップ麺を作るならいざ知らず、ヒカキン氏はラーメンと何の関係も無いやん…と思ったんだけど、同氏は新潟県出身らしい…
新潟と言えばご存知の方はご存知だと思うんだけど、中々ラーメンにうるさい県民であり、ソウルフードでもあるし実際、前に行った事があるんだけどラーメン屋さんは沢山あり、やっぱりイメージとしては燕三条の背脂系…そして刻んだ生玉ねぎが乗ってる…ってのが凄く印象的だった
まぁ、いずれにしても恐らく誰かが持ち込んだ案件にヒカキン氏が乗っかって、無事話題性をかっさらえたので大成功!って事なのかなぁ…なんて…
そんな事を考えながら5分待つ…( ˘ω˘
美味しいけど平凡
5分待って蓋を開けてみると日清のカップラーメンみたいなギッシリとした感じになっており、カップヌードル味噌と比べるとペースト感は少なく、混ぜやすい…
最後の仕上げに特性香味油を入れれば完成
味噌スープを持ち上げやすいから太麺にしたんだろうけど、個人的にはファミマルの「味仙」の麺を食べた時のような感動は無く、何処かで食べた事があるインスタントラーメンの太い縮れ麺
ここ京都では味噌ラーメンというのは馴染みが無い味なんだけど、味噌と言えば太い縮れ麺のイメージ…あるかもしれないなぁ…( ˘ω˘
スープは京都人には馴染みのある白味噌と豚エキスをベースにニンニク、生姜、胡椒に山椒なんかで味付けされているらしく、「濃厚味噌」って言われて想像していたよりかなりマイルドな印象
白味噌って甘味はあるんだけど、割と淡白でパンチに欠けるんだけど、このラーメンはいい感じに味がまとまっており、追加で胡椒を入れたり、一味を入れたりする必要性は感じなかった
コクがあるのに嫌な濃さが無く最後まで飲み干せるスープだと思う
因みにカロリーは1杯で511Kcalだって
どうりで思っていたより量が少なく感じたワケですな
食べてから暫くしてお腹が空いたので、一緒にみそきんメシも食えよって事なのかもしれない
はっきり言って、美味いのは美味いけど、メルカリで¥2000円とか¥3000円出すようなアレでは無く、沢山あるラーメンの中の1つであり、話題性が無ければアタシは前に食べて感動したファミマルの「味仙」を選ぶと思う
今後もしかしたらまた時間を置いて再販とかもあるのかも…だけど、「HIKAKIN PREMIUM」というブランドで今回「みそきん」を出した…という事は、ブランド化して次は「しおきん」とか「からきん」とか展開していくのかも…⎛´・ω・`⎞