先日、ヨーロッパに行った際、身につけていたエルメスの指輪を海外の人が目ざとく見つけて「これ、何処で買ったの?素敵!」って言われたので「エルメスやで!」と元気良く返したら「What...?」と言われて、死にたくなったエヂです_(:3 」∠)_
良くあるんですよねぇ…これ系の「発音がそもそも違うやつ」…
で、これ系に当たると、もう「知ってるか」、「知らないか」だけの話であり、知らなければ通じないし、時には笑われて恥晒しになる…という、中々に鬱陶しい罰ゲームなんだ…_(:3 」∠)_
そもそもエルメスは英語じゃない件
結論から言うと、英語圏の人…つまりまぁ、アメリカ人に「その指輪(エルメス)良いやん!何処のん?」って言われた時の正解って、「ハーミーズ!」だったりする…するんだけど、実はこの答えはYesでもあり、Noでもある
例えば今回のアタシのケースがそれであり、アタシは「ハーメス」くらいの発音で返したんだけど、その人はヨーロッパの人だったんだ…
アメリカ人曰く、「え?日本人ってエルメスって言うのwそもそもスペルがHERMESやのに「エ」で始まるワケ無いやん!」とか、キャッキャッ言われたりして、それは江戸で某ハンバーガーチェーンの事を「マクド」と発言してしまった時と同じくらいイラつく反応をされたりする事は知っておいた方が良い…
「ハーミーズ」の他にも「ホーメス」説もあるんだけど…実はエルメスは何処の国のブランドかと言うと、フランスのブランドであり…
本場フランスの発音では「エフメッス…」となるのは知っておいた方が良い豆だったりする
つまり、本場は「エ」から始まる日本語読みのエルメスに遥かに近い発音であり、アメリカ人達がいう「ハーミーズ」こそが異端なのだ
故に、例えば「その指輪ええやん!何処のなん?」って、もしも海外で聞かれたら…
「失礼だけど、あなたは何処の国の人ですか?」と聞いてから、アメリカなら「ハーミーズ!」で、ユーロ圏であれば「エフメッス…」と言うのが正解なんだ
アメリカ人は往々にしてアメリカが世界の中心だと思っている節があり、例えば有名チョコレートブランドのGODIVAなんかも、アメリカでは「ゴダイヴァ」と発音するんだけど、それを聞いたイギリス人が「ゴディバ」やろwと笑う…みたいな事があるらしい
発音が変わる定番名詞
これはもう定番的に紹介される事が多いんだけど、英語話者を志すなら絶対にその内に聴くことになる鉄板の発音が変わる定番名詞が以下
Costco
アメリカ様から来たスーパーマーケット界の黒船「COSTCO」は英語だと「コスコ」と発音される
「ト」の音が丸々抜け落ちるんだけど、この「ト」の音を入れるだけで、ガチのネイティブだと通じなくなるという不条理は知っておいた方が良いのだ…_(:3 」∠)_
でも、コストコに関してはそもそもアメリカ様のブランドなので発音に関して文句は無い
IKEA
これまた鉄板なんだけど、アメリカ人は「イケア」では無く「アイキア」と発音するんだから始末が悪い…
これはもう知ってるかどうかだけの憶えゲーであり、知っていれば言われても意味が拾える…というやつ
因みにIKEAは北欧、スェーデンのブランドであり、彼らが何と発音するのか…ってのも興味深い…
31 ICE CREAM
これは発音云々の話では無く、丸々名称が変わる珍しいパターンなんだけど、日本では「サーティワンアイスクリーム」として親しまれているこのブランドは実は欧米では「Baskin-Robbins(バスキンロビンス)」と呼ばれていて、サーティーワンアイスクリームが好き!とか言うと漏れなく「そんなお店知らない…」と返されるので注意
元々、「Baskin-Robbins」だったんだけど、日本に入って来る時に、店名が憶えにくすぎて浸透しないのではないか…?という懸念から「31アイスクリーム」という名称で戦略的に広められた…という説が有力
その他
取っ手が取れる〜ティファール♩でお馴染みのティファールは、アメリカでは「ティーファール」であり、カメラブランドで有名なNikonは「ナイコン」
変わったところで言うと、画家の「ゴッホ」は英語では「ヴァンゴー(Van Gogh)」となるという、これまた憶えゲー…
で、「ナイコン」はそもそも日本のブランドであり、「ニコン」と発声するのが圧倒的に正しいし、「HELMES」だってフランスのブランドなんだから「エフメッス…」と発声するのが圧倒的に正しい筈…なんだけど、自国発音を標準にしちゃうのが美しい国、アメリカ様なのだ
面白いのは1文字入るか、抜けるかしてるだけなのに前後の音での予測変換が全く効かない…という点であり、この辺りから言語中枢の作りの違いを感じる…
日本語だったら「ポキモン」って言われたら、何となく「あーポケモンね…w」ってなりそうなんだけど、それが殆ど無いのが不思議ではある…