休みの前の夜に強炭酸水で割ったアルコール度数9%のタカラ缶酎ハイを飲みながら、結末がどうなるのか予測が出来ないB級パニックホラーとか観るのは最高に楽しい夜の過ごし方かもしれないな…と感じるエヂです。⎛´・ω・`⎞
昨夜は秘蔵の我がDVDコレクションの中から「イベント・ホライゾン」をチョイスして、お酒を飲みながらただただまったりとした時間を過ごしたワケです。
B級映画ならではの魅力
この映画は1997年のアメリカ映画であり、ジャンルはサイファイホラームービー。監督はポール・W・S・アンダーソン。ミラ・ジョボビッチの旦那でありバイオハザードシリーズというどうでもいい映画を量産したりしているが、2009年の「パンドラム」は面白かった。
この人は奥さん抜きで、普通に面白いパニックホラーを作ろうとした方がいいような気がする。
公開当時よりも後に評価された映画
この映画に関しては決して大作というやつでは無く、所謂、B級サイファイホラー映画ってやつだと思う。公開時の興行は振るわず、製作費を回収出来なかったが、時間が経ってからジワジワ評価され、好きな人に熱狂的に支持されるという、たまーにあるやつ。
この手の映画の魅力は、誰が死ぬか解らないし、主演も有名俳優主演でも無いので、物語が何処に向かうのか予想不可能なところに楽しみがあると思う。
そして意外にもあっさりと内容を忘れてしまうので2度観、3度観出来てしまうところも魅力といえる。
主演はジュラシック・パークでお馴染みのサム・ニール、マトリックスのモーフィアスといった方が通じる気がするローレンス・フィッシュバーン。
引用 シネマトゥデイ https://www.cinematoday.jp/movie/T0025265/photo/001
どうでもいいけどローレンス・フィッシュバーンって桐谷健太さんに似ている…というか、桐谷健太さんってイベント・ホライゾンの頃のローレンス・フィッシュバーンに凄く似てて、ちょっと入れ替えてみても解らないんじゃ…って思えてしまうという発見があった。
あらすじ
西暦2047年。救助艇ルイス&クラーク号は海王星へと向かっていた。その目的は7年前消息を立った、新宇宙探査船イベント・ホライゾン号が突如海王星付近に現れたのを調査するため。
救助艇のクルーを率いるのは「怖いもの知らず」と評判のミラー船長と船長を慕うクルー達。
イベント・ホライゾン号は世界初となる超高速で空間を移動する重力駆動装置「コア」が搭載された宇宙船だったが、初飛行で行方不明。その原因の究明のため、「コア」を発明、設計したウィリアム・ウェアー博士もその船に同乗していた。
海王星に到着した一行は、イベント・ホライゾンに渡り調査するうちに、イベント・ホライゾン号の乗組員達と思しき者の遺体を発見する。遺体はまるで何か獰猛な動物にでも切り裂かれたような状態になっており、よく見ると宇宙船の壁などにもあちこち血糊が付いているのが発見される。
更に、記録された航海日誌には乗組員達の悲鳴とラテン語で「助けてくれ」というメッセージが残されているのを見つける。
不可解な事ばかりが起こる頃、イベント・ホライゾン号の「コア」が起動。乗組員のジャスティンが起動したコアの異次元空間に吸い込まれ、意識不明で何とか救助されるも、コアの起道による衝撃波でルイス&クラーク号が損傷。航行不能になり、クルー達はやむなく、イベント・ホライゾン号に避難する。
やがて、ありもしない声を聞いたり、いる筈の無い家族の幻を見るようになるクルー達…。
ルイス&クラーク号の修理を急ぎ、イベント・ホライゾン号を破壊しようとするミラー船長の元にコアに取り憑かれたウィリアム・ウェアー博士が立ちはだかり…。
ネタバレ考察
イベント・ホライゾン号が世界で初めて搭載したワープ工法を可能にするエンジンは、理屈では次元と次元を繋ぐ一本道を作る事である一点から遠く離れた場所にワープ出来る事になっていたが、実際には別次元に待ち受けていたのは乗組員の想像を超えた事象であり、それは例えば生命を持たない「宇宙船」という物質が生命体になってしまったり、乗組員の過去のトラウマを利用して死ぬように仕向けたりするヤツだったりする。
そして死んだと思われた乗組員達は死んでおらず、恐らくはその時間軸にある海王星?と思われる惑星で死ぬ事も許され無い時間の中で永遠に拷問を受ける…という子供が考えたようなストーリーなのだが、あまりに複雑過ぎて子供には理解出来ない。
まるで少年漫画のようなストーリー
引用 シネマトゥデイ https://www.cinematoday.jp/movie/T0025265/photo/004
CGとかはもはや今のゲーム機が描き出す世界の足元にも及ばないけど、あの時代特有の暗い映像と雰囲気がそんな事をどうでもいいじゃないか!と思わせてくれる。
この暗い感じの映像と逃げ場の無い感じが相まって時代を感じさせないパニックホラームービーとなっており、その後ディレクターズカット版が発売された経緯も頷ける。
SF大好き、宇宙人大好きっ子には刺さると思う…。