すっかりスクリーンプレイでの勉強に効果を感じたあの頃…。バック・トゥ・ザ・フューチャーの次の題材として私が手を出したのが、プラダを着た悪魔(THE DEVIAL WEARS PRAD)で、こっちはニューヨークが舞台なので結構速い(特にメリル・ストリープ演じるミランダの英語)のだが、ノートに英語の台詞を全部書き綴ってからリスニングする…っていういつものやり方でそれなりに効果を実感…。でもまさか自分がニューヨークに行く事になるとはその当時全く考えもしなかったエヂです。⎛´・ω・`⎞
ちょっと、ニューヨークはマズい…
初めての試みなんだが、ニューヨークに行ってきてくれないか?
え?ニューヨークってあのニューヨーク?:(;゙゚'ω゚'):
ぃゃ…流石にそれはマズいでしょ…っていうのがニューヨーク出張の第一印象。
いくらなんでもニューヨークの英語は無理だし…と、ちょっと尻込みしていたのですが…。
大丈夫大丈夫!香港から助っ人を呼ぶから!
英語は彼が全部何とかしてくれるから現地集合して!
英語の出来る助っ人(知ってる人)が来るなら
安心やわ!良かった!
そんな感じで大船に乗ったつもりで飛行機、ホテルを手配…。
いよいよニューヨーク出張が迫って来たそんなある日…。
ぇ…!?助っ人がギックリ腰?そんなアホな!
じゃ、ニューヨークどうなるん?
大丈夫大丈夫!!代わりの人間呼ぶから!!
英文法は完璧のがいるから!英文法は完璧なんだ!
英文法は…って…他に何か問題があるような言い回しに聞こえるな…。
そんなワケで土壇場になって私に当てがわれた香港人の助っ人…。
英文法は完璧!との事だが、会ったことも無い人とニューヨークで待ち合わせって…。もうそれは、アタシにとっては乗った事ない宇宙船に乗ってソユーズにドッキング…くらいインパクトがあるミッションだった…。
英文法の大切さを痛感…
飛行機に乗りさえすればニューヨークには着いてしまう…。つまり行こうと思えば誰でもニューヨークには行けちゃうのだ。
英語なんて話せなくてもニューヨークには着いちゃうんだよな…なんて考えつつ、単身ニューヨークへ…。
案外何とかなるかもしれないじゃないか…なんて考えつつ…。
しかしながらやはり着いて直ぐに言葉の洗礼を受ける事になり、文法の重要性を思い知らされる…。
もうね。イミグレから違うのだ…。なんか人を犯罪者とでも思っているかのような厳しい感じ…まるで取り調べのような雰囲気すらあるニューヨークのイミグレは香港あたりの英語とは根本的に違い、もう何言ってるのか解らなかった…。
これまで私がやって来たスクリーンプレイで学ぶフレーズ丸暗記英会話では全く歯が立たない!
何が違うんだ…!?:(;゙゚'ω゚'):
ちょっと落ち着いて観察してみる…。
色々違う部分はあるが、特にニューヨークの場合、油断してると直ぐにふざけてきたりするのだ…。つまり、私の辞書に載っていない接し方をちょいちょいぶっ込んで来るのがニューヨーカーなのかもしれない…。
ここで完全に挫折を味わう事になる…。
ようやく空港の外に出ても安心出来ない…。何故ならニューヨークのタクシーはとても危険だから…。
キチンとしたタクシー乗り場から乗らないとぼったくられる…という話を出発前に聞いていたアタシはキチンとしたタクシー乗り場のあまりの怪しさにビビる事になる…。
ちょ…どれがオフィシャルのタクシー乗り場なのか全然解らん…。
顔も見たこと無い相方とニューヨークで待ち合わせ
「顔も見たことが無い香港人の相方とニューヨークで待ち合わせ」である。
もう文字に起こしてみるだけでややこしいのが伝わる気がする。更に彼は香港人であり、日本語は全く解らない…というオマケ付きw
日本語は全く通じないのだ。
彼との待ち合わせは日曜日のハンバーガーショップ(不味かった)にて…。
中に入ると細めのアジア人がジッ…とこっちを見ている…。
こっち見てる 見てる 見てる
細い目で
GIROPPON
私はさっと立ち上がり颯爽と彼の方に歩く…。
彼もこちらを見てる…。
もう間違いない、彼なのだ…。彼がそうなのだ…。
先ずは第一印象が大切である。英文法は出来なくても元気良く…まずはかましてやるのだ!
Hi! Nice to meet you!
I’m エヂ!!
……Hi…
It’s nice to…I'm Tony....
その後、一緒にシナシナのポテトとハンバーガーを食べながらした会話で、彼が文法は完璧(多分)だが軽い対人恐怖症というか、人間嫌いというか…とにかく声が小さくて何言ってるか解らないという事が解った…。_(┐「ε:)_
そう…Introvert (内向的人間)だったのだ…。
ナルホド…文法は完璧ね…。大体、何言ってるか解らないんだから文法が完璧かどうかなんて解らないじゃぁないか…。
相方の従兄弟登場!もう好きにしてくれw
いちいちウィスパーボイスの彼とのコミュニケーションは、風とニューヨークの喧騒にかき消されて中々苦労した…。
因みにここで役に立った英語はWhat was that?(え?何て?)である。
何度も彼の会話を聞き返したが、10言って1くらいしか返ってこない感じに業を煮やした私は彼に「当初の予定がちゃんとこなせるか心配だ(迫真)」みたいな話をした。
少し遠くに目をやり…暫し考えるような素ぶりをしてから彼は消え入りそうな声で言った…。
「こっち(ニューヨーク)に暮らす従兄弟が手助けしてくれるかも…」
そういうと彼はおもむろに電話をかけ出した。
私はこの時内心、「やめてくれ…」と思ったのを覚えている。
何となくイヤな予感しかしなかったからである…。
因みに彼曰く、従兄弟は「文法は完璧」だという…。_(┐「ε:)_
翌日、本当に彼の従兄弟が登場。しかも何と子連れwおぃぃぃぃッww(ノ)'瓜`(ヾ)
従兄弟のオバちゃんは声はデカかったが中国訛りがキツく、何言ってるのか解らない感じだったが、彼の息子を指して「現役の学生だから文法は完璧」みたいな事を言っていた…。
しかしながらこの息子…全く喋らないのだw
ぃゃ…ちょっと待ってくれよww
崖に激突して死ぬツバメがいるそうだ…
そのツバメは得てして他のツバメよりもとても上手にエサを捕獲したりするのだが…
宙返りの角度の危険の限界を親ツバメから教わっていないため、つい無謀な角度で飛行してしまう だがその親は教えないのではなくそのまた親から教わっていないので教えられないのだ
グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の神父様
ニューヨークは付け焼き刃では無理w
そんな事もあり…ニューヨークでの日々は、朝から晩まで気の休まる事の無い緊張感のある体験だった。
何を置いても私の心にグサリと刺さったのは「やはり文法だった」という事実…。
そう…。これまで文法よりも取り敢えずフレーズ丸暗記…パパっと返せる英会話に逃げていたアタシにとって、この事実はやっぱりそうなん…という知りたく無かった事実を突きつけられた事に他ならなかったのだ…。
そう…。アタシは避けていたッ!
英語に1番必要なスキルが文法である…。そんな事などもう、とうの昔から知ってた事なのかもしれない…。
そしてコレを機に、アタシは英会話教室の門を叩く事になるのだった…。
つづく。
今日の英会話の事も書かせて下さい
そして今宵は久々の英会話。
授業内容としては日本人講師による文法とネイティブによるフリートークでしたが…まぁ…相変わらず進歩の無い感じなんですよねぇ…。
今日教えて貰ったネイティブの先生は今、日本語と中国語を勉強しているらしく、5年前から始めた日本語の勉強はある時期から全く伸びなくなった話…。でも、ミリで成長してる話をしてくれたのですが、こちとら5年どころでは無いんだがwって思いながら聞いてましたw
英会話教室変えてみる…ってのも手なのかなぁ…と思いつつ…。でも英会話教室高いんだもんなぁ…。今の教室程安い教室を見つけられる気がしないんですよねぇ…。
まー。頑張るしかない…って結論に持って行くしかないんだけどねぇ…。⎛´・ω・`⎞