映画

DEATH NOTE【Netflix版アメリカのデスノートは違和感満載】

「DEATH NOTE」と言えば言わずもがな、非常に有名なあの「名前を書かれたら死ぬ」ノートですが、実はこの映画が密かにアメリカのNetflixによってリメイクされているのをご存知でしょうか?

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

「あの」有名漫画のアメリカ版実写映画

何となくNetflixのおススメSF映画のランナップを眺めながら「次は何観よっかな〜w」なんて考えていた時に目に飛び込んで来たのがこのアメリカ版「DEATH NOTE」なんです

当然の事ながら日本の漫画「DEATH NOTE」がモデルになっており、ストーリーもほぼほぼ同じなのかと思いきや…アメリカ版「DEATH NOTE」は実は割と大きな変更が加えられており、大筋では同じながら割と違う…

そしてこの事は見る前に知っておいた方がいいかもしれない…

あらすじ

主人公ライト・ターナーは冴えない大学生

クラスメイトからお金を貰って宿題を代行しながら地味な学生生活を送る…という、どちらかというと日陰男子であり、可愛い彼女も居なけりゃ、スポーツも出来ない地味なガリ勉キャラ

物語はそんなライトが空から落ちてきた黒いノートを拾うところから始まる…

表紙にわざわざ「DEATH NOTE」とオシャレなロゴが入った黒いノートを手に取ったライトの目の前に突然死神リューク(何故か、大御所ウィレム・デフォーが演じている)が現れる

そして、ノートを手にし、所有者として認識された者にのみ死神の姿が見える事…この「DEATH NOTE」に名前を書かれた者は死ぬ事を死神から伝えられるライト

ここまではアニメ、日本版の実写と同じなんだけど、ここからライトが気になっている同級生ミアにノートの秘密を話し、2人で共犯関係になりながら人を殺め「キラ」という虚構の存在を神格化させていく…という、アメリカ版独自の展開になっていく…

デューク以外アカン

ライトの父親が警察官でキラ操作にあたる…と言う点は同じなんだけど、ライトのライバルであり名探偵「L(エル)」に関しては黒い衣装でマスクで顔を隠した黒人俳優ラキース・スタンフィールドが演じており、原作の「高いIQの至高のエル」をめちゃくちゃ迂闊で、感情のコントロールが効かない状態で武器を持ってライトを追い込む…と言う普通の人にしてしまったのは「どんな判断や…_(┐「ε:)_」と言わざるを得ない

エルは映画の中で付き人の「ワタリ」をキラに殺されて激高するんだけど、「キラは対象相手の顔と名前が解らなければ殺せない!(キリッ」とか言っておきながら、自分の付き人であるワタリには本名で顔も解る状態で仕事をさせており…頭脳明晰冷静沈着な迷探偵っぷりが違和感満載…

どんな判断や…

また、ライト自身も漫画のイケメン勝ち組大学生という設定から、ちょっと暗い陰キャ大学生になっていたり、そもそも名前がライト…ってどうなん…みたいな部分があったり…

ライトが気になっているヒロインの「ミア」は原作の弥海砂(あまねミサ)から来てるんだろうけど、キャラはまるで違っていて、最後は自分の欲望丸出しの本性を全面に出してきたりしてまぁまぁ引く…

唯一、この海外版「DEATH NOTE」でグッジョブ!と思ったのは、死神のデュークがCGでは無く、あの名優ウィレム・デフォーが演じている点だったりするんだけど、この英語版「DEATH NOTE」を観る人が果たしてウィレム・デフォーを知っているのかどうか…はちょっと…?である

大体、何であのウィレム-・デフォーがこんな作品に出たのかも謎…

ホワイト・サンズで青いコルベットを駆る姿は最高に格好良かったあの俺たちのウィレムのアニキが死神になっちまったよ…_(:3 」∠)_

日本の実写版凄いかも…

日本のアニメがアメリカに行くとどうも失敗する傾向にあるようで…最近だとNetflixの「ワンピース」が高評価…という話もあるんだけど、実際どうなんだろうか…

過去を顧みると、「ドラゴンボール」、「北斗の拳」、「聖闘士星矢」で壮絶に爆死して、公開するや否や直ぐに無かった事にしてしまう程の醜態を晒しまくっているアメリカでの日本アニメ実写化の試み…

何やら今度は「アキラ」を作るとか作らないとか…そんな話もあるらしいんだけど、正直止めておけばいいのに…と思う

この「DEATH NOTE」に関しては比較的頑張った方だと思うが、それでも「何で作る必要があったん?」は否めないし、寧ろこのアメリカ版を観てしまうと寧ろ日本の実写版「DEATH NOTE」が比較的健闘していたんだ…という事実が浮き彫りになってしまう

「うあぁぁぁぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!」と毎度の如く吠えまくる藤原竜也氏は髪型をもう少しこましにすれば頭脳明晰大学生になれたろうに…と思ったりはするが、良くも悪くも始まってしまえばこちらを充分巻き込む特有の演技力と説得力があるのは確か…

うあぁぁぁッ!!奴隷は奴隷のままなんだよぉぉッ!!

あの当時、エルを演じた松山ケンイチは神掛かっていたし、鹿賀丈史さんなんかは安定感抜群

瀬戸朝香さんと細川茂樹さんが壮絶に足を引っ張っていたが、全体の完成度からすればアニメの実写版としては大成功だったんだ

今更ながら見事な踏み台になってしまったアメリカ版「DEATH NOTE」に哀悼の意を表するけど、取り敢えず日本のそれを連想させるような中途半端な設定で日本のアニメを実写化すると、大けがをするのだ…という事にアメリカはいい加減気付くべきだと思うのだ…

そう言えば先日、英会話教室のアメリカンネイティブに「アメリカ版の実写DEATH NOTOを観た」と言ったら「私が悪い訳じゃないけど、アメリカを代表して謝ります。ごめんね…」と言われたんだ…_(:3 」∠)_

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