京都の中心部である四条河原町から四条烏丸界隈は昔、都だった頃の名残を受けて、上空から見ると碁盤の目になっており、今でも昔ながらの通り名で呼ばれるその細い道を曲がった先々に、沢山のカフェやレストランが犇めきあっています
今ではアップルストアも出来て、昔とは景色も変わってしまっていますが、そんな中にあって昔と全く変わらない甘味処も多数あり…この大極殿本舗さんもその1つなんだな…と思うエヂです⎛´・ω・`⎞
ロケーション
場所は四条烏丸から六角通りを東へ歩いて行き、堺町通と交差する辺り…
最寄駅としては京都地下鉄の「四条」駅になりますが、わざわざ電車で来る…というより、この辺りは京都の中心部であり、京都散策をする上で1度は訪れる場所になるので、京都散策ついでに立ち寄るのが吉かと思います
お店の歴史は非常に古く、明治18年に山城屋として創業されたのが始まりで、長崎でカステラの製造法を習った2代目店主が関西電力の前身である「京都電灯」と共同開発で大量生産出来るようにして、京都でその礎を築いた…というのがお店の歴史だそうです
京雅(みやび)な雰囲気
大極殿本舗は大丸の横にあるのが本店であり、今回訪れた栖園(せいえん)は支店にあたる…と、いう認識なのですが、場所といい、大きさといい、実際はこちらがフラッグシップ店なのではなかろうか…と思っていますし、外観の風格とかもこちらの方が古いんですよねぇ…どっちなんだろ…
店内はカフェ…って感じでも無く、どちらかというと甘味処であり…トラディショナルな京風の佇まいがあり、海外の方なんかからすると凄く新鮮かもしれませんねこれは…
隣同士に並んで外向きに座れる席が一番良い気がする…
庭には緑があり、大きな焼き物の鉢の中に小さな鯉が泳ぐ様子を眺めながら座っていると、外の喧騒が嘘のよう…
場所的に京都大丸とかアップルストアなんかの喧騒と目と鼻の先なのに、ここはこの雰囲気で凄く静かだったりするのだから
決して広くも無いし、大理石が敷いてあるワケでも無い、昔からの土間に畳敷きの部屋なんだけど、いい感じに京都感が出て居て凄く居心地がいい…
想像より凄い琥珀流し
そんな老舗のTHE甘味処である大極殿さんは、新しく洋風の風を取り入れた…とか、新感覚のスイーツ…とかそんなじゃ無く、昔から変わらない味を変わらない場所で提供する…ってスタイルであり、メニューも感じとひらがなが並びます
栗が好きな嫁は栗ぜんざいを…ちょっと名前から内容が想像出来ない魅力に惹かれて、アタシは「琥珀流し」とやらをオーダー
琥珀…ってのはジュラシックパークで一躍、有名になった(多分アタシだけ)天然樹脂の化石の事ですね
「琥珀流し」という名前から何となく透明な寒天系なんだろうな…ってのは想像してました
ナルホド…想像通り、やっぱり寒天系ですね
この中に入るフルーツは季節によって変わるようですが、今時期だと柿なんです
柿ってちょっと苦手…というか、敢えて食べようとしないフルーツ…って印象があるんですけど、一口食べてみてちょっとビックリする程自然な甘味…
あ…美味しい…これ…⎛´・ω・`⎞
っていうまるで往年のはなまるマーケットの薬丸氏のような反応を素でしてしまうくらい意表をつく、ど真ん中な果物の甘み…ってのにちょっと感心する…
ぁぁ…これは美味しい…多分、夏場とかもっと美味しいかも…( ˘ω˘
って、思った
嫁の栗ぜんざいの方も非常に豪華…
栗が3個にお餅が2つも入った豪華なぜんざい…
こっちも凄く美味しかったそうです
参考までにお会計(2人分)
琥珀流しは1ケ月に一回、フルーツが変わるみたいなので、季節が変われば味がガラッと変わる他、わらび餅とか抹茶ミルクとか、他にも気になるメニューがあったりするので、また立ち寄ったら更新しようと思います
- 琥珀流し ¥750円
- 栗ぜんざい ¥1300円
- 合計 ¥2050
おいしゅうございました( ˘ω˘