京都グルメ

Bistro Cerisier(ビストロスリージェ)【アンティークな雰囲気の店内で食べるフランス各地の郷土料理】

ビストロというのが実はフランス語で「小さなレストラン」という意味だという事をこれまで知らなかったのですが、日本にあまりにもありふれている外来語って逆に意味を掘り下げて調べたりしないもんなぁ…と思うエヂです。⎛´・ω・`⎞

「大衆的な食堂」みたいな意味らしく、イタリアでいう「トラットリア」みたいな事なんだろうな…と思えば凄く解り安い。

ロケーション

カップルで行くのに丁度いいビストロを見つけたのは京阪電車の北の終着駅である出町柳…。この辺りは京都市内の繁華街からも程よく離れたエリアで観光客よりも寧ろ、地元住民の町…って印象。アタシは個人的にこのエリアが好きで、勝手に次に住むなら出町柳だと思っていたりもします。

京阪電車出町柳駅の6番出口を出て、そのまま東へ行き最初のY時路を右側に…。

この辺りは生活道路なので普通の住宅地になりますが、最初の十字路を南(右)に曲がった先にビストロスリージェさんがあります。

周囲に溶け込む可愛い外観

こじんまりした素敵な空間

外から見た通り、小さな店内ですが、お店の中はドライフラワーや陶器の置物等、センス良く纏められており、この辺りはオーナーさんの持っているものなんだろうな…って印象。

絵本の中のような世界

ワインセラーにはミシュランピグブルマンのステッカーも貼ってあったりして、早くも期待が高まってしまいます。

2019年から4年間ずっとミシュランガイドに掲載されているようです。これは知らなかったな…。

知らなかったけどミシュランガイド掲載店でした

端の2人がけのテーブル席に案内して貰い、着座…。

お店はそれ程広くはありませんが、テーブルや椅子はちょっとゆったり目に配置させているので狭くは無いし、隣席との距離も充分…。

イタリアンならビール!って、なるところですが、フレンチなのでまずはシャンパンをお願いして喉を潤してみる…。( ˘ω˘

先ずは冷たいシャンパンから…

実際、フランス人がそうするかどうかは知らんけど…。⎛´・ω・`⎞

2人で3品くらいが目安

メニューは紙に書かれたやつで、写真は無し。フランス料理は馴染が無いのでメニューに書かれた文字だけで判断するのは中々難しい感じ…。先ずは素材名…マグロとか、牛、鹿…とかそういうので料理を想像してみる…。

メニューと睨めっこしているとマダムが優しく声を掛けてくれます。

女子B

初めて来てくださっているんですね。

当店はお二人で3品くらいが目安です!

ナルホド…と、ここぞとばかりに色々聞きながらメニューを組み立てる。フランス料理ってのはやっぱり結構難しいイメージで、どうしてもイタリアンでいうリストランテのイメージがあって…つまりコースで頼むイメージで、且つそれぞれのお皿にちょ……っとだけ乗った小さいけど複雑な料理を食べる…みたいな印象。

因みにビストロスリージェさんはそっちでは無く、割と1皿のボリュームがある大衆的な感じになります。

飲み物はハウスワイン1択!

フードメニュー以外に、ちょっと厚みのあるワインリストを貰えますが、イタリアのワイン以外知らないアタシにとってフランスのワインリストはもう呪文にしか見えない…。⎛´・ω・`⎞

と…ここでメニューにハウスワインがあるのを発見!

ぁぁ…これでいいじゃない!

ハウスワインのグラス、250ml、500mlと刻んで選べるようになっているのは本当に助かります。

ハウスワインがあるならもう迷う必要も無い…

因みにハウスワインって、決して一番安いワイン…って位置づけでは無く、そのお店の料理に合うものだと思っているので、イタリアとかでもハウスワインがあればハウスワイン一択です。上と下は解るけど真ん中の味が解らないアタシにとってこれほどありがたい選択肢は無いんですよね。

ハウスワイン(赤&白)

  • グラス ¥600(税別)
  • 250ml ¥1000(税別)
  • 500ml ¥1900(税別)

どれも味わい深く、もっと色々食べたくなる!

先ずは前菜をすっ飛ばして、いきなり魚料理から…。

食べた事ない系の一皿

ピキオスという料理になります。

ピキオスってのはフランスはバスク地方のお料理で、薄皮を向いた赤ピーマンにタラ等の魚介の詰め物をした料理の事を言う…っと…。フランス料理は勉強中です…。

早速食べてみると、これが何か凄く美味しい!

確かに魚なんだけど臭みも無くて旨味が凄いし、ソースも凄く良く合う…。

そうか…。ピーマンと言えばやっぱり肉詰めを想像しちゃいますよね。そんな感じでいて、かなり上品な感じの味わいがいい方に意外性を齎すような感じ…。味は濃く無く薄く無く…少しだけピリッ…とした辛味がアクセントに効いた一品。

続いてマグロ頬肉のサラダ。

香ばしくてボリューム満点!

サラダと名前はついていますが、想像していたよりも結構ボリュームのある一品です。

これはもう立派な魚料理くらいの顔をしたサラダ…。香ばしく焼かれたマグロ肉に香草を付けて野菜と一緒に味わう…。

食べたらハウスワインをぐびり…と…。これは幸せ…。

ボリューム的にも充分です。これは美味しい!

そして本日のメイン料理になります。

ジビエ料理とかあまり食べる機会が無いのでここぞとオーダー

蝦夷鹿背ロースのローストポワヴラードソース。

ポワヴラードソースというのはジビエ(野禽獣)料理に使われるソースで、ポワヴル(胡椒)の風味を聞かせたソースの事を言うようです。

最初は牛肉のステーキと迷ったのですが、ジビエ料理なんてそんなに食べられるチャンスは多く無いので、鹿肉にしてみた次第。

ちょっと鹿肉が小さいので…とメニューのお値段から少し引いてくださいました。

臭みは全く無く、肉の繊維が詰まった赤身肉はとってもジューシー。

これは美味い…。

もっと一杯欲しくなる肉ですねぇ…。元々サシ(脂身)が入った肉よりも赤身を好むのでこれはドストライクです。

ここまでお願いした料理は全て食べた事になりますが、メニューにはまだまだ色々な種類の料理が乗っていましたし、メニューは手書きだから季節によって変わったりもしそう…。ここは是非また来てみたい。

思った通りデザートも美味しい!

で。料理がこれだけ美味しいという事はデザートも美味しいに決まってるんです…。

フランスのデザートはデセール(dessert)と読むようですね。イタリアはドルチェです。国によってちょっと違う。

アタシがお願いしたのは白いちじくの白ワインマリネ+フランスのハチミツ、アイス。

天然の甘みが美味しい

チョコレートとかバニラとかもいいけど天然の甘味ってのに惹かれる。

豪華ですねぇ…。このいちじくのこの果肉の感じが普段家庭には無くて新鮮…。いちじくなんて食べないもんね。

果物の持つ甘さだけを引き出した大人味デセールって感じ。ハチミツアイスもちょっと変わったテイストで美味しい。

白ワインマリネが何とも大人味を作り出しています。暑い盛りにぴったりな感じですね。昼間にワインとか飲みながら外で食べてもいいかも。

そして嫁は苦いプリン+キャラメルアイス。

ビターな甘さと甘ったるい甘さのハーモニー!

これまた大人のデセールです。苦いプリンですからね。

ちょっと硬い、昔のプリンって感じの食感のビターな甘味が上に乗ったキャラメルアイスのイノセントな甘味と合わさって、何とも言えない深みのある甘さに…。あ~…こっちだったか…。

美味しいものを食べると幸せな気持ちになってしまいますね。ここはまた来よう…ってか、出町柳って何気に凄い激戦区なんだな…。

参考までにお会計(2人分)

お会計は2人で¥16,070(税込)でした。ちょっとレシート無くしちゃったので詳細が解らなくなってしまいましたが…。

  • スパークリングワイン ¥935(税込)
  • ノンアルコールスパークリングワイン ¥825(税込)
  • ハウスワイン250ml ¥1100(税込)
  • お料理3品+パン、デザート、コーヒー ¥13210(税込)

こんな感じかと…。内容と量の割にリーズナブルだと思います。

また別のメニューも食べに行きたい!

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