京都グルメ

Bini【限られたゲストのためだけの贅沢コース】

株の売買で手にした利益は次への投資に回してもいいんだけど、この際普段出来ないような大胆な使い方をしてみるのもいいかな…と思い、嫁との贅沢ランチに使ってみたエヂです⎛´・ω・`⎞

そんなワケで予約して行ってみたのは丸太町にあるイタリアンをベースに更に次の域に昇華させたイノベーティブレストラン「Bini」さんになります

アクセス

最寄駅は市営地下鉄の「丸太町駅」

この丸太町から出町柳にかけては、隠れ家的なレストランが多く、自分の中では京都の隠れグルメ街道という位置付けだったりします

地下鉄の出口を出て地上に上がり、丸太町通り沿いを東へ向かい、2筋目の◯◯通りを南へ曲がって数メートル歩くと「Bini」の看板と店に続く細い通路が見えて来ます

奥に続く細い道の前にあるこの小さな看板が目印

基本的に予約ありき

恐らくお昼に2組又は1組、夜も2組又は1組のゲストのみ迎えて料理はコースのみ…という営業スタイルであり、最初に必ず予約が必要になってきます

生命力の象徴…植物の根はメニューにも出てくる事がある

予約はネットから取る事が出来て、予約できる日、出来ない日と時間がリアルタイムで解るので非常に便利

価格的にかなり高額なレストランなので、普段使いと言うよりハレの日需要…それは即ち、誕生日や記念日とかそういうやつが多いレストランだと思います

ランチもありだと思う

「Bini」さんはランチもディナーも値段、内容共にあまり変わらない設定になっており、お値段の目安はランチでも1人1万8千円くらい… (´・ω:;.:...

で、味が繊細である点と、お酒代が掛からない事を考慮するとランチもありなんじゃない?…と思うんです

お酒と一緒に色々な話をしながら食べる喜びに振るならディナーもありですが、純粋に味を楽しみながら料理についての話をしながら食べるならランチもあり

料理だけを「純粋に」味わうならランチはアリだと思う

あまり飲みすぎちゃうと繊細な味が解らなくなっちゃいますし、更に「Bini」さんは飲み物メニューに値段が書かれておらず、飲み物で更にお会計が跳ね上がったりもするのでランチなら落ち着いて食べる事が出来ます

趣向を凝らした珠玉のメニュー

「Bini」さんはミシュラン一つ星の常連であり、どのお皿も贅を尽くした最高の味わい…

メニューに付けられた各料理の名称はかなり抽象的であり、このメニューから料理を読み取る事は不可能

メニューから内容を窺い知る事は出来ない

これは逆に次に来るのはどんな料理なのだろうか…という想像を掻き立てるためのヤツだと思う

「白海老」

ここからBiniワールドが始まる…

所謂、スターターってやつであり、カリカリの薄いスナック状の生地の上に白海老やら何やらが盛り付けられた一品

一口で無くなってしまう儚さと、複雑で繊細な味わいの中にしっかりと海老があり、これから始まるコース料理に期待が膨らむ

「フォアグラ」、「渡り蟹」に続いて出てくるのが「馬肉」

生マッシュルームとチーズの下にある馬肉は濃厚で噛む程に味が広がる

レア状態であり、所謂ユッケのような味わい

メインは肉、魚、パスタ

「Bini」さんのコース提供時間は大体2時間半程であり、1時間を過ぎたあたりからメインコースになるんだけど、メインもコースになっていて、魚、肉、パスタ…と一通り味わう事が出来る

最初に「珠玉のメニュー」と書いた通り、どの皿も小さく、量は少ない

「サクラマス」

何とも美しい盛り付けとビジュアル…

ピンク色に火が入れられたマスは柔らかく、臭みも全く無く、濃厚なチーズのような口溶け…

やや塩気の強い味のしっかりしたソースを掛けて頂くとサクラマスの味がしっかりと引き立ち、いつまでも食べていたくなる…( ˘ω˘

続いて「仔羊」

この「色の美しさ」もそのまま味に比例する

仔羊肉はフランスから空輸されたものであり、これまた柔らかく、羊特有の臭みなど言うまでもなく無い

添えられた京都丹波篠山の縮みほうれん草が凄く美味しく、改めて京野菜の魅力をも感じる一品

「菜花」

メニュー「菜花」の正体がこれだなんて予想出来ない…

「菜花」の正体は菜の花とホタルイカのパスタ

ショート生パスタならではの柔らかさと、モチモチ、ムッチリした歯応えが程よく、新鮮なホタルイカが塩気の聞いたソースと絡み合い、フレッシュな味わいでまとまっている…( ˘ω˘

ホタルイカが苦手な嫁も「これなら大丈夫」と食べる事が出来た

デザートと食後の飲み物

一通りコースをこなし、メインが終わる頃には程よくお腹も膨れてくる

それぞれの量は少なく、お皿の種類は多く…

色々な味を2時間半で味わう贅沢こそが「Bini」さんの魅力なんだけど、デザートも全く手抜き無し

「オレンジ」

あまりに美しいデザート…

何とも豪華なデザートの登場でまた驚く…

ババオラム…というのだろうか?シェリー酒を浸したケーキとアイスクリームの間にオレンジピールが挟まれていて、更に上にはハチノス状の構造を持つバタークッキーが乗っている一品…

上からバタークッキー越しにケーキを切ると、ハチノス状のクッキーの穴からアイスが出て来る

料理の写真とは思えない程に綺麗な盛り付け

複雑な味を上手く纏めているのがオレンジピールであり、ちょっとその辺のケーキ屋さんでは作れない(量産向きでは無い)贅沢な味わいは最高…

最後は小菓子を食べながら飲む食後の飲み物を選ぶ…

最後の最後までゆっくりとした時間が流れる

コーヒー、紅茶…色々あるんだけど、さっぱりした後味が欲しくてジャスミンティーをチョイス

小菓子も複数種類あって本当に飽きないなぁ…なんて思いつつ、今日の料理の余韻に浸りながらお茶を飲んで締める2時間半の贅沢ランチ…

参考までにお会計(2人分)

Biniさんはミシュランの1つ星レストランだけあってお値段はかなり高め…

しかしながら趣向を凝らした料理を2時間半かけてこの場所で…それも殆ど自分達だけのため(他、もう1組いらっしゃる場合もあり)だけのための空間作りをして貰える…と思うと特別感は凄い

  • ランチコース ¥19800x2 ¥39600円
  • ほうじ茶:柳桜園 ¥880x2 ¥1760円
  • サービス料 ¥4136円
  • 合計 ¥45496円

とっておきのハレの日需要に…( ˘ω˘


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