今回のヨーロッパ旅では最後にフィレンツェの空港に観光客がごった返していて…見るからに空港職員の数が足りないように見えたんだけど、空港でちょっとしたパニックに居合わせたエヂです⎛´・ω・`⎞
日本だと皆んなある程度我慢してから係員に口々に文句を言い出す…ってなるまでには比較的時間が掛かると思うんだけど、西洋の人は割と早い段階で権利を口にして横に繋がり出す傾向にある
ちょ、オレ行ってくるわ!
人でごった返しザワつく空港内…
帰国の日のフィレンツェペレトラ空港は異様な熱気に包まれていて、凄い人にも関わらずいつまで経ってもチェックインが始まらなかったんです
そして、ようやく始まったと思ったら有資格会員レーンを差し置いてエコノミーレーンから始まったモンだから更にザワついた…
一体、全体どうなってるんだ!?
こんなんじゃ女房の出産に間に合わないじゃないか!
何!?奥さん身重なのか?男の子か?女の子か?
それが…実はまだ聞いてないんだ!
オレとしては男の子がいいって言ってて…
実はもう名前も決めてるんだ…
テイラーだ!
テイラー…いい名だ!テイラーのためにも早く帰らなきゃな!
オレ、前に行って聞いてくる!待ってろよブロ!
まさにこんな感じ
で、前に行って空港職員に全身…身振り手振を使って不満をブチまけて帰って来る…
どうだった?
あの青二歳、状況が全く把握出来てないぞ!
もうちょっとしたら応援が来るから待て!…だとさ(笑
こういう時西洋の人は周りも呼応してジョークを飛ばしたりして内輪うけする…
昔、帰国が遅延した飛行機を降りてから怒り狂うおっさんがANA職員に悪態付いてくってかかっていた姿(飛行機の遅延とANAは関係無かった)とかと比べると遥かにマシではあるが、あのノリにはついていけない…_(┐「ε:)_
暫くして状況が変わらなければまた文句を言いに行くんだけど、今度は「オレも行くぜブロ!」と仲間が増えたりする…
最終的には空港職員の応援が来たら皆んなで拍手喝采、そして自分の番が来た時に空港職員に言うのだ
さっきは悪かったな…オレも…皆んなもどうにかしちまってたのかもしれネェ…でも…テイラーのためだった!
わかるだろ?
あなたの忍耐に…感謝するわ…
はいチケット!いい旅を!
こんな劇場チックな出来事があるのも海外ならではであり、英語が出来ると何とこれにちょっとだけ参加出来ちゃうのだ!!
人と人との距離が近い海外
「そんなん無くてもええやん⎛´・ω・`⎞」と言う人もいるかも、だけどまず考えて欲しい…
全員旅先なのである
例えばRPGで新しい街についたら街の人に話しかけて情報収集するでしょう?
飛ぶ筈だった飛空艇が発着時間になっても飛ばなかったら…同じ目的地に向かうであろう旅人が夕方の荒野で焚き木をしていたら話しかけたくなる筈…
例えば、今は「ストレンジャーに話しかけるお前がストレンジャー認定される国日本」でも、江戸時代はそんな事なかったと思うのだ
ダンマリ決め込んでたら情報が全く集まらないし、それが自分の生死をも左右すると思うから…で、それが今の世でも普通に名残として残るのが日本以外の国なのかもしれない…っていうか多分日本が特殊な事情過ぎると思うんだけど…_(┐「ε:)_
だって、アメリカもヨーロッパも…そして実は中国でさえ、知らない人と人との距離は近かったりするんだ
そして英語が話せるとこの「話しかけても返事が無いあなたはストレンジャー」な世界で話す事が出来る
重そうな荷物だなブロ!
どっから来た?
日本からや!
凄い時間かけて戻らないあかんのや…
Cool!
オレも5年前3年程トーキョーに居たよ!
おま、ホンマか?と思ったが、そういう彼のリュックには千と千尋のカオナシのキーホルダーが光っていたんだ…
普段はコミュニケーションとか嫌いなんだけど、それは例えば「知り合い同士のコミュニケーション」であり、分かりやすいところで言うと職場での飲み会とかそういう事であり、今回のような「知らない人同士のコミュニケーション」っていうのは日本でももうちょっとあってもいいのかもしれないよなぁ…と考えるキッカケにはなった
英会話教室のグループレッスンが始まる前のあの6人部屋の沈黙とか大嫌いなんだよね…⎛´・ω・`⎞
コミュニケーションのための言語を習いに来たんだろ!せめて挨拶くらいしてよォ!(ノ)'瓜`(ヾ)