京都グルメ

cenci(チェンチ)【至れり尽くせり、豪華リストランテで食べる至極のイタリアンランチ】

京都市内で「イタリアン」というと、今やこのチェンチさんを外しては語れないのでは無かろうか…というくらい有名なお店であり、その噂はアタシの耳にも入ってきておりました…

どうもエヂです⎛´・ω・`⎞

レストラン運営って凄く難しいと思うんです

毎日最高のサービスを提供し続ける…というのは大変…

いきなり何を言うんだ?と思われるかもですが、実際にイタリアにある名店と呼ばれるお店に行ってみても、ある時は凄くサービスもいいし美味しいんだけど、たまーに提供が凄く遅かったり、サービスにムラがあったりする…なんて事は凄く良くある話であり、その度にやっぱり自分の中で評価が下がったり上がったり…

ガッカリする事が2度続くと足が遠のいたりもしますが、このチェンチさんに入って驚くのがこのサービスに関する部分だったりする…

アクセス

美味しいお店は何故か御池より北にある事が多い…

今回は車で行ったので後から気付いたのですが、お店は平安神宮の直ぐ側なんです

なので、最寄り駅としては市営地下鉄東西線の「東山駅」になりますが、東山からだと少し歩く事になります

ここに行くには車が便利…ではありますが、平安神宮近く…ってのもあって駐車場の競争率が高く値段も高いかのがちょっとなぁ…

やっぱ電車が1番賢いんだろうか…⎛´・ω・`⎞

もちろん予約必須

チェンチさんは基本的に予約必須であり、ふら…っと行ってもまず入る事は出来ません

ウェブサイトの「Reservation」ボタンから60日先までの予約が可能…なんだけど、この60日…結構、埋まってるんです

チェンチさんの予約サイトはいつも一杯

シェフの坂本健さんがイベントで不在にしてたりする時は割と空いてるんだけど、まぁ…そういう事なのかな…

値段的に安いレストランでは無いので、やっぱりオーナーシェフが居る時に予約したい…って思いますよねぇ…⎛´・ω・`⎞

他のお店でもたまに後世の育成のために…と別の方が調理されるイベントとかあるんだけど、微妙…な事が違ったりして味が変わったりするんだ…ってのは感じた事があります

新しいものを作る場合はその違いも解らないんだろうけど、定番の料理とかでその差が出てきたり…ってのはやっぱりあるような気がしてます

今回は坂本シェフがいらっしゃるランチを予約して伺いました

外見から想像出来ない豪華な内装

知らなければ普通に通り過ぎてしまうお店の前の様子

チェンチさんは外から見るとお店に見えない…というか、本当外から見たのと中に入ったのでは大きく印象が変わるんだけど、このサプライズから既にチェンチワールドが始まってるんだ

入り口は半地下になっており、この地下はチェンチのスタッフ全員でスコップを手に掘り下げた…という話

日本では珍しいんだけど、イタリアでは地下にあるイタリアンはブカ(穴)◯◯みたいな感じの名称で割と老舗が多かったりするんだけど、その感じ+元々町屋だったのもあって天井を高くするため…だったのだと思われます

ドアを開けるや否や店員さんがお出迎え…

そして直ぐに天井の高い開放感溢れる店内をテーブルまで案内してくれる…

他のお客さんが写り込むので店内写真は控えたんだけど店内は木の温もりを感じる壁面に大きな採光窓、そして充分な天井高で海外の教会にでも来たかのような雰囲気

少しこの雰囲気に持っていかれそうになるが、何とか持ち堪えドリンクをオーダーする

とにかく雰囲気に圧倒される…

テーブルの上には本日のお品書きが置かれてるんだけど、高級店ではすっかりお馴染みのあの「メニューを見ただけでは何が出てくるか解らんやつ」である

メニューを見ただけでは良くわからないやつ

しかしこのお店のサービスは凄く、常に店員さんが様々な位置からお客さんの動向を見ているのだ

ちょっと手を上げたら飛んできてくれるし、ちょっと席を立ったら直ぐに駆け寄り、トイレまで案内してくれるし、もう1人のスタッフが席を立った客のテーブルと椅子を直す…という徹底ぶりであり、トイレの前に立つトイレ専門スタッフまでいるのだから恐れ入る…

地産地消、京都である事の理由

そんな事を考えながら感心していたら最初の一皿…

向こうが透ける程薄くスライスされた生ハム

これはペルシュウと呼ばれるイタリアはナポリの豚生ハムを日本の産地指定豚で再現したもの

空気を含むようにフワリと重ねられパスタ生地を焼いたクラッカーのようなスナックに乗せられたそれを一口で放り込んでみると、上顎と下顎を戻す力だけで生ハムが薄くなり、噛めば絶妙な塩加減と共に消える…( ˘ω˘

スタートから中々凄いやつをぶっ込んで来てくれる…

続いて野菜系なんだけど、見た目以上に複雑な調理が施された海藻のサラダ

ミニチュアの地球のような一皿

実は主役は野菜では、無く海藻なんだけど生の野菜と素揚げされた野菜…冷たさと暖かさ、生の食感とカリカリした食感が合わさり凄く複雑な感覚を味わう事が出来る

続いては鰹のたたき風…

所謂、京野菜がふんだんに使われている

チェンチさんは純然たるイタリアンを日本でただ再現するのでは無く、京都の食材を使いながらイタリアンの調理手法を使って味を生み出す…みたいなスタイルなんだと思う

他のレストランでも聞いたんだけど、やっぱり京都は大原にある農家が近い…という利を生かして野菜を美味しく食べられる料理が作れるのは1つの強みなのだそうな…昔は山に囲まれて何も無いところだと思ってたんだけどなぁ…( ˘ω˘

いよいよメインコース

嫁と2人で美味しい美味しいと食べていたら坂本健シェフ自らテーブルに挨拶に来てくれたのでビックリしたんだけど、よく見てると調理もしつつ、手が空いたら各テーブルを回って挨拶されていました

で、ここからいよいよメインの方に…

蕗の薹 筍 カルナローリ

京野菜を使ったリゾットですが、非常にあっさりとしており、筍の風味が感じられる一皿

白菜 ととりこ黒豚 黒にんにく アーモンド

黒豚のローストの下に白菜や黒ニンニクのソースが隠された一品

アーモンドを粉末にしたものがかけられていて、黒豚肩ロースの脂と白菜の水分、黒ニンニクのソースが口の中で合わさると濃厚な豚の風味が楽しめる一皿

どのお皿にも大体、野菜が入ってきて主役を引き立てているのが印象的

行者にんにく ホタルイカ トマト スパゲッティ

ホタルイカは凄く新鮮なのでしょう、臭みは全く無く凄く美味しい…( ˘ω˘

生パスタでは無く乾麺のパスタですが、凄くアルデンテでモッチモチ…これが家で出来ない食感なんだよなぁ…

素晴らしいサービスと最高の食事体験

ここまででお腹に余裕がある人は更に追加でホワイトアスパラのタリオリーニを¥3000円で追加する事が出来たのですが、アタシはコースだけで十分お腹一杯になったのでタリオリーニに後ろ髪を引かれながらも今回はパス

デザート2種を食べてコースを締めにかかります

完熟梅 赤紫蘇 夏蜜柑 ベルガモット

デザートはもう1種あったんだけど、写真で撮ると何を食べているのか良く解らない感じに見えたので割愛

チェンチさんに入った時はそのスタッフの多さにちょっとびっくりしたんだけど、常にこちらの食べるスピードとかに気を配られており、それに合わせてコースの提供スピードを変えておられたり(実際、アタシ達は隣のテーブルを追い抜かした)、飲み物が無くなったらサッと注ぎに来てくれたり、トイレの話は先にしましたが、とにかくゲストはそのお皿に意識を向ける事が出来る…という、そういう事なんだろうな…

全てが美しい…

参考までにお会計(2人分)

今回はランチでお邪魔しましたが、機会があれば夜も見てみたいなぁ…と、そう思いました

  • ランチコース ¥10000円x2 ¥20000円
  • 飲み物 ¥800円
  • 飲み物 ¥500円
  • 合計 ¥25773円

ここも高い部類のレストランになるので、記念日やハレの日需要向きだと思います

結婚何周年記念とか、そういうので活用するとニキータ(奥さん又は彼女)もメロメロ間違いなし…(๑•̀ㅂ•́)و✧


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