海外をウロウロしていると日本のトイレの凄さを感じる事が多く、生活に密着したこの「トイレ」という備品に開発費をかけない他国が不思議で堪らないエヂです⎛´・ω・`⎞
大体、何処の国も形は決まっていて材料も陶器である点は同じであり、後は電装系の違いが大きいんだけどもうここが日本の独壇場だったりします
30代のイケおじはトイレに拘る
10代、20代の若造には「トイレの違い」なんて事は全く関心が無いはず
「トイレに違いがある」という事実に気がつくのは下に問題が出て来たり、経験をする齢30を超えてから…
そしてトイレの違いについて嗜みを持てるようになって初めて、日本製のトイレの凄さ…みたいなヤツを痛感するッ!
アタシの記憶が確かなら、TOTOのウォシュレットが本当の意味で世に広まり出したのは1990年頃だと思っていて、当時は暖かい便座とウォシュレットに加えて温風まで出るタイプだった
時代は流れ、今や日本国内ではコンビニのトイレにまでウォシュレットが完備され、すっかり当たり前になった一方で温風は姿を消した…
因みにウォシュレットのネーミングは「Let’s wash!」(さぁ、洗いましょう!)を逆にしたものである事はあまり知られていない
世界各国のトイレ事情
アメリカ様
例えばアメリカのトイレは車と同じでゴツくてデカい
トイレットペーパーは紙やすりみたいに硬いし、デリケートな部分を繰り返し拭くのには適していないし、無論便座は冷たい…
水圧は充分で音も比較的静かであり、紙も流せる
イタリア
トイレと女性が女性器を洗う「ビデ」が並ぶ独特なやつ
「洗う」という着眼点は既に昔からあり、一応の解決策を発明してから進歩が途絶えた様子が見てとれる
トイレットペーパーは分厚く、且つ大体自分の後ろに設置してあり、用を足してから身体をねじって紙を取らねばならない謎仕様
水圧は充分で紙も流す事が出来るが音が異様にうるさく、ホテルなんかだと「隣で人が用を足している…」というのを凄く感じる
中国
トイレットペーパーは分厚く、これまた大体自分の後ろに設置してある謎仕様である
便座は冷たく、水圧はイマイチなので基本的に紙を流さないのがデフォ
拭いた紙はゴミ箱へ…便器になんて放り込んだら簡単に詰まる…
その昔、日本人が香港辺りでトイレを詰まらせまくったのは有名
最近になり、ラグジュアリーな需要向けに日本のトイレが売れているのがバレて中国国内製の暖房便座付きウォシュレットもどきが出て来たが、実力は周回遅れもいいところである
日本
先にも触れたが、既にコンビニ、駅構内のトイレにまでウォシュレットが浸透しており、更にラグジュアリーな需要向けに水はねしにくく、常に洗ってくれる洗剤が流れるヤツや、前に立つと勝手に蓋が開く未来から来たようなヤツも普通にある
日本トイレ天国かよ!
海外にライバル不在のワケ
では何故にこんなに強いTOTOを初めとする日本メーカーのトイレのライバルが海外にいないのか…?
世界での一般消費者の需要が少ない
日本に来た外国人はウォシュレットの凄さ、暖房便座の快適さを知ることになるが、逆にいうとその存在すら知らない人が多いらしく、知られていない事での需要の少なさ…みたいなのがあるらしい
水の問題
日本はそもそも水が綺麗で、不純物も殆ど含まない軟水であり、「この水を使える」という事の恩恵は大きいらしい…
不純物を含まない水は機械に優しく、長くメンテナンスフリーで使えるのだ
それに対してヨーロッパはバリバリの硬水であり、中国も地域によって変わるが上海は硬水
アメリカも地域によって変わるけどニューヨークは軟水であり、日本も軟水である
この2つの要因が世界的な需要増の障壁となっているみたいなんだけど、個人的には何とか頑張ってシェアを伸ばして下さい!って思ってます⎛´・ω・`⎞