中国の旅行者と言うのは、旅で消費するような「モノ」に関しては出発する場所から持ち出すのでは無く、ネットで購入しておいて到着する予定のホテルに送っておくのだ…というのを目の当たりにして驚愕しているエヂです⎛´・ω・`⎞
合理的と言えば合理的なんだろうけど、コストは掛かるワケであり、そういう点においては掛かる労力>コスト…となるようで、今の日本人の考え方と真逆の国民性が垣間見えるんだけど、経済的な観点で考えると、国民のこの考え方は伸び代があるな…とも感じる
さて、2週間に及ぶ中国出張も終わり、ようやく帰国しました
既に深圳と香港の事に関しては記事にしたので、コロナ後の上海について書いてみる…( ˘ω˘
上海は一見、すっかり元通り
激動のゼロコロナを経て上海の街は元に戻り、今では普通に飲食店も開いてるし、街行く人の半分くらいはマスクをしてない感じ
誰に聞いても「あの時は本当に大変だった…」という話が聞けるが、皆さん大体コロナの事を話す時は既に過去形になっており、上海人からは共にその大変さを乗り越えた…という一種の連帯感みたいなのすら感じるのだから物事なんてどう転ぶか解ったものじゃない
上海市内は3年前と同じように賑わってるんだけど、やっぱり西洋人は少なくて、これに関しては寧ろ昨今の京都市内の状況の異様さを感じた(3分の1が外人さん)
ロックダウンとか色々あってお店も結構変わっているのかと思いきや、意外と記憶のままの景色だったりするが、道は結構変わっていて戸惑う…
取り敢えずお気に入りの1つだった広東レストラン「1221」が無くなっていたのは残念…⎛´・ω・`⎞
既に喉元過ぎまくり
今回の旅は会う人会う人3年ぶりであり、お昼ご飯とか夜ご飯を食べる機会も多くなるんだけど、あんなに色々とあったのにも関わらずもう中華料理を直箸で取りに行くのを見て、何かもう笑えた
気にする人は取り箸とか使ってるかもしれないけど、ウチは誰も気にしてませんからね!
あ、気になりますか?
アタシの場合、そういうのはあまり気にしないので取り箸はお願いしませんでしたが、あの経験を経ても変に萎縮するワケでも無く、ある意味めちゃくちゃ逞しいな…と逆にびっくりしてしまった…
一方でコロナのダメージも見える
一方で静安寺地区では、昔良く行っていた「でびっとらーめん」、「ラーメン豚王」、「一粒庵」が無くなっていたのを確認
やはり外資系の飲食チェーン店は耐えられ無くなって撤退し、地元に根を下ろすお店だけが残ったみたい
日本人街として今から15年程前に栄華を極めた古北地区に行って散策していても、沢山のテナントが無くなっていて、古北のショッピングモール「星空広場」なんかは4階より上のテナントが全部無くて、エスカレーターも止まっていたし何か異様な雰囲気だった
日本人向けのスナックとか居酒屋はまだ残っていたが、景気が良いようには見えず…
ただ、コロナの終焉に合わせて2022年末から大阪王将が店舗を出していたりもして未来志向な雰囲気も共存している
人との共存を選んだコロナ
上海の街は人口2630万人と言われています
東京が1396万人で、東京の方が広い範囲で栄えている事を思うと上海都心部の混雑ぶりは想像に易いと思います
そして東京以上の人口がひしめき合う上海では今、半数以上の人がマスクを外し、物を食べながら外を活歩し、取り箸も使わずに中華料理をつつきあっているワケですが、爆発的な感染は終わり(ゼロコロナ終了直後の集団感染はヤバく、人口の8、9割が感染したと言われている)街は平穏を取り戻しています
一体何だったろう…って思うんだけど、やはりウイルスも生存してなんぼだから宿主を生かさず殺さず…みたいな匙加減を憶えたんでしょうか…
取り敢えず中国国内ではコロナは終わったものとして、次に繋がる前向きな感じのエネルギーも感じますが、これは思うに基本的にマスコミ等の情報を疑ってかかる中国人の気質…「嘘かも知れない」という思想がマスコミに煽動され難く、それと市民の連帯感がいいように作用しているように感じます
つくづく国民性って色々な部分に出るんだなぁ…って思う( ˘ω˘