クローバーフィールド・パラドックス、10クローバーフィールド・レーンと続けて観てしまった流れでクローバーフィールドを観るしか無くなってしまったワケですが、図らずも順番を逆行…3→2→1…と観る事になってしまったんだな…と思っているエヂです⎛´・ω・`⎞
このクローバーフィールドという映画が公開されたのは2008年1月なんですけど、何となく覚えてますこれ…
確か凄く低予算なのにヒットした…とかそんなヤツだったと思うんですけど、監督はJ・J・エイブラムス(ミッションインポッシブル3や最近のスター・ウォーズシリーズ)だったりして…ちょっと異質な感じではあります
3人称視点で進むストーリー
この映画はストーリー的なもの…ってのが存在せず、設定だけがあって、後はカメラを持つ人の3人称視点で現在進行形で物語が進行する…みたいな進め方だったりします
アタシは観た事無いんですけど、その昔話題になったブレア・ウィッチ・プロジェクトの手法から始まったヤツじゃないのかなぁ…って思ってます
引用:映画.com | https://eiga.com/movie/53263/
因みに日本でのキャッチコピーは「その時、何が起きたのか?」だったそうで、題名の「/HAKAISHA」という文字列も日本版のみに付いているもののようですが、これ実はJ・Jエイブラムス監督の指示でそうなっているらしく、M・I・Ⅲのプレミアで日本を訪れていた時に見たゴジラのソフビから着想を得た…という経緯からそうなったのだと言われています
まぁ、確かに「クローバーフィールド」っていう題名だけでは何の映画か解りませんからねぇ…⎛´・ω・`⎞
この題名も撮影現場の地名を間違って読んでしまった…というところから来ているらしく、意味らしい意味が無い…という嘘みたいな背景があるようです
ゴジラを作りたかった?
日本でゴジラのソフビを見て、怪獣が当たり前のようにある怪獣文化をアメリカにも持ち込もう…という事で作られたワケですが、実はこの映画が公開されるより前の1998年にアメリカ版「Godzilla」がズッコケており、ただ単に怪獣が出て来て大暴れ!みたいな作品では興行収入は見込めない…という前例があったようです
そんなのもあって、怪獣は出てくるけど怪獣に焦点を合わせるのでは無く、怪獣から逃げ惑う人に焦点を合わせよう…という…そしてこれって未だに使われる手法である事にも気付きます(機動戦士ガンダム閃光のハサウェイのモビルスーツ戦がそう)
で、多分ブレア・ウィッチ・プロジェクトの手法にもインスパイアされて、それらをくっ付けたような感じになっているのだと思われます
こうやって活字で書いちゃうと難しくなってしまいますが、やる事は非常に簡単で、要はサードパーソンビューで進行する怪獣ドキュメンタリー映画なんですよね
主人公は日本への栄転が決まった(ここでも日本が出てくる辺り、かなりゴジラを意識していると思われる)ロブの栄転パーティーから始まります
ここで海外に行ってしまうロブに向けたメッセージを皆で作る…みたいな流れで主要登場人物が出てくるのですが、登場人物が出揃ったらすぐに爆音が響き、ニューヨーク市内が炎に包まれます
引用:映画.com | https://eiga.com/movie/53263/
何が起こっているのか解らない中、カメラを回しながら散策するロブ達の前に巨大な怪獣が現れ…
みたいな…
隣の芝は青く見える
怪獣映画が好きな人にとってはゴジラって凄い存在なんだろうな…って思うのですが、もうあれは1つの文化でありジャンルなのだという事を多分解って無いんだろうな…って思うんですよね
隣の芝はかくも青く見えるのでしょうか…大体ゴジラだって日本ではもう万人受けはしないジャンルなのに…
アメリカにはエイリアンとか、リアルなグレイ系宇宙人とかあるんだからそっちで大作を作った方が受けるのに…というのは正直な意見なのですが、このクローバーフィールドは低予算ながら十分な興行収入を上げる事が出来たようです
引用:映画.com | https://eiga.com/movie/53263/
そしてあの怪獣は一体何処から来たのか?という答えや、クローバーフィールド後の世界?がどうなったのか…?というのも続編である「クローバーフィールド・パラドックス」と「10クローバーフィールド・レーン」で描かれる事になるのですが、皮肉な事に、続編は製作費が膨れ上がる中、興行収入では回収出来ない…という判断でパラマウントが配給を断念…
結局、後に当時飛ぶ鳥を落とす勢いがあったNetflixが配給権を獲得し、Netflix独占になった…という経緯があるそうです
ナルホド…だから1も2もアマゾンプライムビデオにあるのに3だけNetflix独占なんですね
難しい事抜きに観る事が出来るので、ビール飲みながらお菓子食べながら娯楽として緩く楽しめる映画ではあります
しかしながらシリーズの中での面白さとしては最下位…ですかね…ラストは良かったです⎛´・ω・`⎞