コロナ後のイタリアに旅行に行きたい…!と思っている人が今果たしてどの位いるのだろうか…。
旅行ってのは元々不要不急ではありますが、例えば新婚旅行…とかなら「行きたい!!行きたいけどさぁ…。」って人も実は多いんじゃないかな…って思うエヂです。⎛´・ω・`⎞
いきなり総括からかよwって思う人もいるかもですが、後で整理(リライト)すればいいだけなので今は結論から入らせて下さい。
今回は実際にコロナ以後のイタリアに行ってから日本に戻ってから感じる事や、「新婚旅行で行きたい!」という人の参考になればいいな…と思いブログを綴ります。
今、イタリアに行くことはできるのか?
結論 行こうと思えば全然行けるが、今は行かない方がいい。(2022年7月時点)
追記 海外でのPCR検査義務は撤廃されたので、ヨーロッパは全然行けるでしょう!(2022年9月7日~)
理由は日本政府が引き続き求めている「日本入国時72時間以内の陰性証明の提出」です。
行ってみて解った事ですが、現状日本を出て欧米に行くのは簡単なのでですが、実は日本に戻るというのが一番大変だったりします。
日本政府は2022年6月末から観光目的のツアー外国人の入国を認める…としました。
やった!これで外人さんがまた来るぞ!爆買いに期待だ!
こうしちゃ居られないわ!おもてなしの準備よ!準備!
日本ツアーは大人気らしいぞ!来週にも第一陣が到着するかもしれないぞ!
これで観光客が増えるぞッ!!
ぃゃ…残念だけど増えないぞ…。
理由は日本政府が引き続き求めている「日本入国時72時間以内の陰性証明の提出」です。
実はこれが凄く厳しい!
ツアーでの観光客の訪日を認める…ってのは、ただ単に片方の足枷を外しただけに過ぎないんです。
こんなのでは海外からの観光客なんて来ないし、日本から海外に観光で行く人も居ないでしょう。
観光目的での入国が再開ッ!
爆買いに期待よッ!
日本ツアーが大人気ッ!
香港から、タイから観光客の第一陣が到着ッ!
と…。
マスコミが都合のいい事ばっかり書いてミスリードさせるのは今や日本のお家芸です。
日本の水際対策は実はとてもとても厳しく、且つオフィシャルにはあまり説明されていないので、割と場当たり的な対応をさせられたりします。
今、海外に行く事のリスクとは?
例えば、今新婚旅行でイタリアに行こうとした場合。
実はパスポートだけあれば行けたりします。
フランスを経由する場合、デジタルパッセンジャーロケーションフォーム(dPLF)の事前登録が必要ですが、こんなのはネットで5分で出来ますし、近い将来撤廃されるでしょう。(現にイタリアは撤廃済)
ワクチン3回接種の証明書はあった方がいい…というか、これは日本に戻ってからの隔離回避の意味においてです。
ヨーロッパにエントリーするのは簡単なんです。
何故なら欧米はもう人の往来を再開して経済の回復に舵をきっているから。
イタリアでは何でも制限無しに楽しむ事が出来ますし、特に何かの証明書とかも必要ありません。
しかしながら問題は帰国時です。
帰国時には現地のクリニックでPCR検査をしなければならないんです。(2022年9月7日にこのルールは廃止されました!)
そしてこれはイタリア政府は何の関係も無い話であり、何のためにするのかと言うと日本に入るため…です。
つまり、最後の障壁となるのは日本政府が求めている水際対策なんです。
新婚旅行楽しかったぁ!!やっぱイタリア最高だったぜ!
本当!ご飯も美味しかったし、景色も最高!
あぁ…明日は帰国なのね…。
ふぅ…。PCR検査は陰性か…。
しかし何でこんな事しなきゃいけないんだろ…。
あ…。私…陽性って書いてあるんだけど…。
これが最悪パターン。
救急車が彼女を迎えに来て、彼女は州が指定するホテルに隔離(軟禁)されます。
残された彼氏は、自分の延泊と飛行機の手配に追われ、彼女の隔離が解ける1週間を異国で過ごすハメになります。
1週間後、また2人でPCR検査をして2人共が陰性であれば晴れて帰国!
今こんな状態…。⎛´・ω・`⎞
あ…そうそう。
これ、イタリア政府がやっている事じゃありません。日本政府がやっている事です、あしからず…。
こんなのでは誰も旅行なんて行きませんし、海外ツアー客もわざわざPCR検査する必要があり、しかもツアーじゃないと行けないような日本に来るのは余程の日本好きでしょう。
それに入国までのセレモニーめちゃくちゃ長いし…。
逆にこの72時間以内のPCR陰性証明が撤廃されたら、もう迷う事なく行き時だと言えますし、海外から人も来るでしょう。
*2022年9月7日~この忌々しいPCS陰性証明ルールは撤廃されました。つまりもう迷う事無く行き時です!でも、まだ海外から人はこないぞ!(個人旅行者の受け入れをしないから)
コロナ後のイタリアの状況
イタリアではマスクの装着義務が撤廃されたので殆どの人がマスクを外して生活をしています。
日本から行くとちょっとびっくりしてしまいますが、最終着地点はここなので正しく無いとは思いません。
ただ、実際咳をしている人が凄く多く…。⎛´・ω・`⎞
何となく蔓延してるんじゃないかな…とも感じます。
もうコロナでは死なない人だけが残った世界…というか、まぁ…実際にどうなのかは解りませんが咳をする人は本当に多いです。
街を歩いていると、凄く華やかですが一方で駅前とか難民も多いし、アルノ川沿いの公園とかは路地生活者が多かったり…。
近年、イタリアの抱える問題は失業率の高さと難民の受け入れによる治安の悪化があるような気がします。
一方で観光客は非常に多く、未だコロナ後遺症に苛まれている日本とは違いフィレンツェの賑わいは本当に昔のそれと変わりません。
ただ、唯一目立つのは「中国人が殆ど居ない事」です。
かつては石を投げれば中国人に当たるんじゃ無いか?と思うほど沢山居た中国人が一切居ない…。
当たりまえではありますが、日本人も少ないしとにかくアジア人は少ないですね。
まぁ、でもアジア人が居なくてもホテル、レストラン、観光地は埋まるみたいで、フィレンツェに関してはもうEUだけでも何とかなってる印象。
この辺は爆買いを待ち侘びる日本の状況とは違う感じがしますし、海外から見ると日本政府の遅い判断とアクションに国民が苦しめられている感じが良く解ります。
あちらの観光業に携わる人の印象は「日本は鎖国状態」。
だから私がホテルにチェックインした時にフロントの人が「もう日本は出歩いて良くなったのかい?」と聞いてきたワケなんですね。合点がいきました。
それでも今、海外に行くのであれば…。
その場合は、必ず日本の旅行会社を間に入れる事を推奨します。やはり向こうで何か起こった時に現地にある支店等を通じて時差を超えた手助けてをして貰えるのは非常に大きいと思います。
私の場合も今回のイタリアは日本の某旅行会社様を介してホテル、航空券共に手配しました。
いつもだったら航空券はエールフランスのサイトに行って直で購入しますし、ホテルはウィキペディアで購入しますが、今回は全部旅行会社を通じて手配しました。
今だと旅行会社の方でアクティビティとして現地でのPCR検査なんかもされているのでそういうのも活用すればいいと思います。
後、海外旅行保険はコロナ関係がどこまで保障の対象になるのか確認しておく事をお勧めします。
多くの場合、本来必要では無かった分のみですが、帰りの飛行機の追加費用、現地でのPRC検査費用、現地での追加の宿泊費用くらいまでは出ると思います。
早く何も無しでまた海外に行ける世の中が来ればいいなぁ…と思いますね。
先ずは全ての規制を撤廃したヨーロッパが今年の冬を何も規制無しで乗り切れれば1つのベンチマークになります。
ただ、日本もそこまで待っていたら本当、ズタボロの経済が更に…。円安とかもありますからね。⎛´・ω・`⎞